大人気のヤクルト1000は入手困難すぎて、もはや幻とも言われていますよね。
やっと買えても「おひとり様2点まで」と制限があったりして、毎日継続できない…。
そこで、ヨーグルトメーカーを使い、自宅でヤクルト1000を培養できないか?調べてみました。
その結果、ヤクルト1000をヨーグルトメーカーで培養することは、可能であることが分かりましたよ〜!
牛乳に入れて適切な温度で管理すれば、ヤクルト1000に含まれる乳酸菌シロタ株を増やすことができるのです。これは興味深いですよね。
ただし、ヤクルト1000は高密度でシロタ株が入っていることが特徴なため、培養液、またはヨーグルトでヤクルト1000と同じ効果がえらるかどうかはわかりません。
ですが、私自身は効果を感じたので、ヤクルト1000の培養法の他に、ヨーグルトメーカーを使用したヤクルト1000の再現レシピや、ヤクルトヨーグルトの作り方もご紹介します!
読んでいただければ、あなたの腸活ライフがさらに楽しく充実したものとなるはずです♪
ヤクルト1000はヨーグルトメーカーで培養できるのか?
先ほどもお伝えした通り、ヨーグルトメーカーを使用してヤクルト1000に含まれる乳酸菌シロタ株を培養することは可能です。
本当にできるの?根拠はあるの?というあなたのために、乳酸菌に関する興味深い実験動画をご紹介します。
【乳酸菌飲料を牛乳で増やす実験】
元食品メーカーの研究者であるヒロタ氏の実験によると、牛乳とヤクルトを10:1の割合で混ぜ、室温30度で12時間放置したところ乳酸菌が増えたそうです。
乳酸菌シロタ株は牛乳を固める性質を持たないため、ヤクルト入りの牛乳は固まりませんでしたが、少しとろみのある質感に変化しました。
そして12時間後のPHを測定したところ、PHが酸性に傾いており、乳酸菌が増えたことが証明されたのです。
※PHはその液体が酸性なのか、アルカリ性なのかを示す尺度です。牛乳のPHが酸性に傾いた=乳酸菌が増えたことで、乳酸という酸性の物質が増えたことを示します。
この実験結果より、同じく乳酸菌シロタ株が含まれるヤクルト1000を使った場合でも、培養は十分可能であると考えられますよね。
ところで、ネット上では「ヤクルト1000を牛乳に入れたけど味が変わらない!失敗した」という声が聞かれました。
しかしこれは、乳酸菌は増えていたけれど味は牛乳のまま変化がなかったため、気がつかなかった可能性もありますね。
自宅でPHを測ることは難しいですし、味と見た目の変化でしか判断できないため、無理もありません。
ちなみに、私もこの動画を参考にして、牛乳にヤクルトを混ぜヨーグルトメーカーで30度・12時間発酵させてみましたよ。
ヒロタ氏の解説通り、味も見た目もあまり変化はなく、飲んだ感想は「ただの牛乳」でした。これでは楽しくないですし、毎日飲むのはツライ…。
ということで、せっかくヤクルト1000をヨーグルトメーカーで培養するならヨーグルトにするのがおすすめです。
記事後半でお伝えする、ヤクルトヨーグルトの作り方をぜひ試してみてくださいね♪
※ヤクルト1000は高密度でシロタ株が入っていることが特徴なため、培養液、またはヨーグルトでヤクルト1000と同じ効果がえらるかどうかはわかりません。
ヤクルト1000をヨーグルトメーカーで作るときの温度は?
レシピの紹介前に、ヤクルト1000を作る時に気を付けたい「温度」について解説させてください。
ヤクルト1000に含まれる、乳酸菌シロタ株の至適温度は37℃と言われています。そのため、ヨーグルトメーカーも37℃前後に合わせたほうが良いですね。
乳酸菌の種類によって至適温度は変わりますが、多くのものは25℃〜40℃の温度帯に長時間置かれると活性が高まり、酸味も増していきます。
加熱しすぎると分離が起こり、風味が損なわれるだけでなく、60℃を超えると乳酸菌が死滅してしまいます。
ホットヨーグルトが好き、という方は温めの際注意してくださいね。
ちなみに、ヤクルトは冷蔵保存が推奨されていますが、実は飲むときは常温に戻した方が、胃腸への負担も少なく乳酸菌の働きも活発になるそうです。
冷蔵庫から出した冷たいヤクルトをグビッといきたい!のが本音ですが、お腹の弱い方などは常温にした方が安全に飲めそうですね。
すみません、少し話が脱線しましたが、次はいよいよ「ヤクルト1000再現レシピ」をご紹介します♪
ヤクルト1000は高密度でシロタ株が入っていることが特徴なため、このヨーグルトでヤクルト1000と同じ効果がえらるかどうかはわかりませんが、私は少し効果を感じました。
ヤクルト1000を自宅で作ってみよう
自宅でも、スキムミルクを使えばヤクルト1000を再現できるというレシピを見付けました。
手作りのため、その味や効果はどうなのか…。信じるか信じないかは、あなた次第でお願いします♪
ヤクルトの原材料に使われているのは牛乳でなくスキムミルク(脱脂粉乳)です!ここは間違えないようにしましょう。
ヤクルト1000を手に入れても、スキムミルクとブドウ糖という新たなハードルが!では作り方を見てみましょう。
なるほど、これはなかなか面倒ですね!家に余った粉ミルクが使えるかも?と思いましたが、粉ミルクには脂肪が含まれているため、仕上がりが変わりそうで断念しました。
もし「作ったよ」「もっとこういう風にするといいよ」というご意見がありましたら、コメントをいただけると嬉しいです。
>>ヨーグルトメーカーでR1効果なし?温度と時間やゆるい原因を調査!
ヤクルトヨーグルトを作ってみた
ヤクルト1000を探し求め、ドラッグストア、スーパー、ドン・キホーテなど回ってみましたが、どこにもありませんでした。
やむなく普通のヤクルトを使用して、ヨーグルト作りにチャレンジです!
結果としては、とても爽やかで美味しいヨーグルトが出来上がり、大満足でした。
ヤクルト1000をゲットできた幸運あなたは、ぜひヤクルト1000を使用して作ってみてくださいね♪
我が家のヨーグルトメーカーは、IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)のものです。
自動メニューがたくさんあり、細かな設定をしなくても良いのが楽で気に入っています♪
ヤクルトヨーグルトの作り方の手順はこちらです。混ぜるだけで簡単にできますよ♪
ポイントとしては、使う器具を消毒しておくことでしょうか。
雑菌が入ると、うまく固まらなかったり、腐る原因になるので消毒は必須ですね。
【ヤクルトヨーグルト出来上り】
さて、うまく固まっているでしょうか。ヤクルトヨーグルトの出来栄えはこちらです!
おお〜!いい感じに固まりました。かなりトロッとしており、私好みです♪
写真映えせず申し訳ないのですが、容器に移すとこのような感じでした。見た目は普通のヨーグルトとなんら変わりませんね。
【ヤクルトヨーグルトを実食】
さて気になる味の方はどうなのでしょうか、いざ実食です!
かなり酸味は強いですが、ヤクルトの風味も残っており美味しいです。後味がスッキリと爽やかで、いくらでも食べられます。
混ぜて放置しただけで、こんなに美味しいヨーグルトができるなんてすごい、と感動しました。
そしてヤクルト味のヨーグルトに、テンションも上がりました!これは楽しい〜♪
【ヤクルトヨーグルトの効果はあったのか?】
食べて1時間ほどで、腸がグルグルと動く感じがありお通じがありました!
一緒に食べた母も、同じタイミングでお通じがあったとのこと。
普段はR-1ヨーグルトのみを種にヨーグルトを作っているのですが、今回はヤクルトの乳酸菌シロタ株が加わったことで、より効果の高いものができたのかもしれません。
楽しく美味しく、しかもお通じまであったため大成功でした!
ネットで検索するといろいろなヨーグルトのレシピがあったため、今後も挑戦して行きたいです。
↓ヤクルトを飲みながらダイエット
ヤクルト1000はヨーグルトメーカーと豆乳で作れるの?
豆乳とヤクルト1000を混ぜてヨーグルトメーカーにかけると、完全に豆乳が固まり、立派な豆乳ヨーグルトが出来上がりますよ!
混ぜてヨーグルトメーカーに入れて放置しておけば完成するので、失敗なく作れます♪
なぜ牛乳×ヤクルトでは固まらなかったのに、豆乳の場合は固まるのだろう?
おっしゃる通り、私もなぜ豆乳は固まるんだ?と疑問に思いました。
それは、豆乳のタンパク質は酸性に傾くと固まる性質があるからなのです。
ヤクルトの乳酸菌シロタ株は豆乳の中でどんどん増えていき、乳酸という酸性の物質を作り出し、その乳酸が豆乳のタンパク質と反応することで固まるという仕組みです。
牛乳にもタンパク質は含まれるよね!タンパク質と乳酸があれば固まるはずではないの?
鋭い質問ですね!「乳酸菌」と「発酵」については奥が深く複雑なのですが、なんとか分かりやすく解説して行きますよ〜!
まず、乳酸菌には「植物性乳酸菌」と「動物性乳酸菌」の2種類が存在します。
植物性乳酸菌は味噌や漬物などの植物由来の食品に、動物性乳酸菌はチーズやヨーグルトなどの動物由来の食品に、それぞれ生息していますよ。
とりわけ動物性乳酸菌はとても繊細で、種類によって培養する際の至適温度が異なり、他の菌とも共生できません。
温度などの条件を整えても、雑菌が少し混ざっただけでうまく増えてくれないことも。ヨーグルトを作りの際、器具を消毒!としつこく言われるのはこのためですね。
そもそも牛乳との相性が良くない動物性乳酸菌の場合は、発酵条件を整えても固まらない場合もあるのです。(ヤクルトの乳酸菌シロタ株がまさにそうですよね)
こうした取り扱いの難しい動物性乳酸菌に比べ、豆乳などの植物性乳酸菌は過酷な条件でも育ちます。そして酸にも強いので腸まで届きやすい、まさに腸活にもってこいの菌なのです。
なるほどね。ある程度アバウトでも、豆乳ヨーグルトなら作れそうだ!
ヨーグルトメーカーがあれば、温度条件はクリアできます。豆乳で作る際も、消毒はしっかり行いましょうね。
ちなみに、豆乳ヨーグルトは、乳製品のヨーグルトと比べ低糖質で低カロリー。食物繊維やイソフラボンが多く含まれており、便秘解消や美肌にも効果的ですよ。
ということで次章では、ヤクルト1000入り豆乳ヨーグルトを自宅で手作りする方法をお伝えします♪
ヤクルト豆乳ヨーグルトを自宅で作ってみた
さて、今度はヤクルト1000入り豆乳ヨーグルトに挑戦です。
やはりヤクルト1000は手に入らなかったため、普通のヤクルトで作ってみましたよ!
結果は、酸味の強い豆腐のようなヨーグルトが出来上がりました。健康には良さそうな味です。
それでは、必要な材料や作り方をご紹介しますね。
材料はこれだけ?と不安になりますが、人気レシピなので信用していただいて大丈夫です♪
ちなみに、調整豆乳を使うとうまく固まらず、味も美味しくないとのことですので、ヨーグルトを作る際は無調整の豆乳をおすすめします。
私はパックのままヨーグルトメーカーに入れたかったので、「スジャータめいらくの無調整有機豆乳」を使用しました!
作り方はこちらです。ヤクルトを入れて、混ぜるだけなので簡単ですね♪
レシピ通りに作ったのですが、なぜか豆乳が固まらずシャバシャバのまま…。
豆乳1Lに対して普通のヤクルト1本では、乳酸菌の数が足りないのかも?と考え、ヤクルトをもう一本追加しさらに40℃で8時間寝かせました!
【ヤクルト豆乳ヨーグルト出来上り】
なんとか完成しました!かなり硬めの質感でまるで本物の豆腐のようです。見た目も香りも豆腐そのもの。
【ヤクルト豆乳ヨーグルトを実食】
さて、問題の味はどうなのでしょうか。緊張の実食タイムです。
食べてみたところ、「ものすごく酸味の強い豆腐」という味でした!不味くはないのですが、香りも味も豆腐なのに酸っぱいというのがどうも気になります。
そこで、はちみつときな粉を追加したところ、大分酸味が和らぎ食べやすくなりました。
最初は抵抗があったものの、食べ進めるうちに慣れてきましたよ。人間の体は不思議ですね!
【ヤクルト豆乳ヨーグルトの効果はあったのか?】
牛乳を使ったヤクルトヨーグルトのように即効性はありませんでしたが、食べ始めてからはお通じも快調です!
低カロリーなので、ダイエット中も罪悪感なく食べられるのが良いですよね。
味はかなりクセがあるので慣れが必要ですが、健康にも美容にも良いとのことですので、まずは2週間続けて行きたい思います♪
↓健康思考のママににおすすめ
まとめ
- ヤクルト1000は、ヨーグルトメーカーを使い牛乳や豆乳で培養することは可能である
- ヤクルト1000に含まれる、乳酸菌シロタ株の至適温度は37℃であるため、加熱しすぎや冷やしすぎに注意が必要である
- ヤクルト1000とスキムミルクをヨーグルトメーカーで培養すると、ヤクルト1000に近い味を再現することができる
- ヤクルトとR-1ヨーグルトを種にすれば美味しいヤクルトヨーグルトができ、食べた後にお通じがあった
- 豆乳にヤクルトを入れると固まるのは、乳酸菌により産生された乳酸とタンパク質が反応したためである
- ヤクルト豆乳ヨーグルトは「酸味が強い豆腐」味でクセがあるが、食べるとお腹の調子が良くなった
以上、乳酸菌のお話や、ヨーグルトメーカーでヤクルトを培養する方法をご紹介しました。
ヤクルト1000の培養法を調べるうちに、乳酸菌がだんだん可愛く思えてきました!
ヤクルトと牛乳・豆乳があれば様々なヨーグルトを作れることが分かり、ワクワクしていますよ!
最近の研究では「100歳以上でも病気知らずという元気なお年寄りには、腸内環境が良好な人が多い」という結果も報告されています。
「腸の健康は長寿のカギ」ですので、私も楽しみながら腸活を続け、いろいろなヨーグルト作りに挑戦していこうと思います。
あなたもぜひ、ヤクルトを使ったレシピにチャレンジしてみてくださいね♪
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