おもちゃで遊び始めてもすぐに飽きて遊ばない
園や学校から帰ってくるとテレビ!とよく言われる
こんな経験ありませんか?我が子がおもちゃで遊ばないでテレビばかり見る姿は、心配になりますよね。この記事ではこんな疑問を解決します。
悩んで買ったおもちゃで、子どもが夢中になって遊んでくれたら嬉しいですよね。
今回はどうしたら子どもがテレビのみならず、おもちゃでも遊べるようになるのか現保育士の視点も踏まえて解決していきたいと思います!
おもちゃで遊ばない理由と対策、年齢に合ったおもちゃの選び方も紹介していますので、参考にしてみてくださいね!
我が子に合ったおもちゃが見つけられたら、子どもの笑顔とコミュニケーションが増え、心豊かな子に成長しますよ。
おもちゃで遊ばないでテレビばかり見ることは悪いこと?
子どもは必ずしもおもちゃが好きではありません。おもちゃ以外の遊びを好む子もいます。ですから、おもちゃで遊ばないことが悪いこととは言えません。
またテレビから学ぶこともあるため、テレビを見ることも決して悪いこととは言い切れないのです。
しかし我が子がおもちゃで遊ばないでテレビに夢中だと、不安にもなりますよね。
おもちゃで遊ばないことについて、同じ悩みを抱えたママさんは沢山います。
今回はママさん達の体験談をもとに、テレビやYouTubeのメリットやデメリットをまとめてみました。
テレビやYouTubeのメリット
テレビやYouTubeにももちろん良さ、メリットがたくさんありますのでご紹介しますね。
- 新たな発見や興味が広がる
- リズム感が身に付く
- 感性が豊かになる
- おもちゃで遊ぶ動画から遊び方のヒントを得る
Eテレなどの教育番組は、特に上記のポイントが多く含まれているためおすすめです。
体験談の中でも、テレビはEテレをメインに見せているとの声が多くありました。
ただしテレビを見せるだけではなく、大人が一緒に見ながらリアクションをしてあげるとよりメリットが明らかになります。
例えば、テレビに映った星を子どもが指差ししたとしますね。
それに大人が反応しなければテレビからの反応はもちろんなく、そのままことは過ぎていきます。
しかし「ほしだね」「キラキラだね」と反応することで、子どもとのコミュニケーションに繋がるのです。
そして子どもも「あれは、星なんだ」と覚えていきます。
つまり、テレビの活用の仕方次第では子どもの成長に繋がるため、テレビを見ることは決して悪いことではありませんよ。
テレビやYouTubeのデメリット
- 視力の低下
- テレビを消すと駄々をこねる、泣き叫ぶなどの癇癪を起こす
- 言葉遣いが変わる
- 暴力的になる
上記のポイントが、体験談より多く見られたテレビやYouTubeのデメリットになります。
特に気になるのは、言葉遣いが変わることと暴力的になるということ。
テレビやYouTubeでは、過激な映像や内容のものもあり、子どもにはとても刺激が強く影響を受けやすいのです。
言葉が暴力的になったり、テレビの真似っことして行動に移してしまうことがあり心配しているママさんが多くいました。
YouTubeなどのメディアは、関連動画として沢山の動画が表示されます。
子どもでも簡単に次から次へと動画を見ることができるようになっているため、注意が必要です。
これらテレビやYouTubeのデメリットとメリットを含め、テレビの見過ぎを防ぐ具体的な対策をご紹介します!
テレビやYouTubeとの付き合い方を考えよう
メリットとデメリットをお伝えしましたが、いかがでしたか。テレビには多くのデメリットが存在することが分かり不安にもなりますよね。
暴力的になるなんて、テレビは見せない方がいいの?
テレビやYouTubeにデメリットを感じる一方で、すでに対策を考えている方も多いです。
お子さんの状態や、その家庭の生活スタイルに合わせて約束事を決めているようでした。
テレビやYouTubeは見てはいけないものではないため、忙しい家事の合間など上手く活用できるよう使い方を工夫してみると良いかもしれません。
しかし、おもちゃで遊ばない我が子の姿は心配になりますよね。おもちゃで遊ぶと一体どんな効果があるのでしょうか。
おもちゃで遊ぶと発達にどんな効果がある?
子ども、特に乳幼児期は「遊ぶ」=「成長」と言われるくらい遊ぶことが大切です。
なぜならおもちゃで遊ぶ経験は、創造力や集中力、思考力など様々な能力を高めます。
さらに進んで物と関わる力を身につけ、自発的な子に成長することが期待できるからです。
しかしおもちゃで遊ばないでテレビばかりの子は、常に与えられる情報を見ているだけで受け身の状態といえます。
おもちゃで遊ぶ子に比べ、能力面の成長に差がでる結果になってしまうのではないでしょうか。
おもちゃで遊んで欲しいと思いますよね。ではなぜおもちゃで遊ばないのか理由をご紹介します。
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おもちゃで遊ばない理由5選!
「おもちゃで遊ばない」には、必ず理由があります!一体どんな理由があるのでしょうか。
ここからは、おもちゃで遊ばない理由に迫っていきたいと思います。
気になる内容ばかりですね。1つずつ詳しく紹介していきます。
おもちゃに興味がない
全ての子どもがおもちゃ好きではありません。おもちゃを使った遊びに興味がない場合もあるのです。
子どもによっては、おもちゃでなく手遊びや追いかけっこなど、人と接する遊びが好きな子もいます。また、外遊びが好きな子どももいます。
子どもは必ずしもおもちゃが好きではないということも覚えておくと、少しは気持ちが楽になるかもしれません。
そんな子どもには、一人で遊ぶものではなく誰かと一緒に遊べるおもちゃを用意してあげると楽しく遊べることもあります。
おもちゃの対象年齢と子どもの発達段階が合っていない
用意されているおもちゃが子どもの年齢と合っていないことも、子どもがおもちゃで遊ばない要因の一つです。
特に成長が著しい時期は、子どもの発達段階に合ったおもちゃを選ぶことが大切になってきます。
例えば、まだ指先が上手く使えない時期の男の子にブロックをプレゼントしたとします。
最初はカラフルなブロックに興味を持ちますが、くっつけたりイメージして何かを作ることが難しいため、やる気を失い遊ぶことをやめてしまいます。
逆に年長さんが赤ちゃん組のお部屋で遊ぶことになった時、音が鳴るおもちゃが沢山あり初めは興味津々で遊びます。
しかし一通り遊ぶと、変化のないおもちゃに物足りなさを感じ飽きてしまいます。
つまり簡単過ぎたり、難し過ぎたりするおもちゃは興味を失うのが早いといえます。そこで重要となるのが、おもちゃの対象年齢です。
おもちゃを購入する際は、おもちゃの対象年齢表記を参考に、子どもの年齢や発達段階を踏まえて考えるといいかもしれません。
あくまでも目安として、我が子をじっくり観察することを大切にしましょう。
おもちゃの遊び方が分からない
幼い子どもは、自ら考えて何かをするということがまだ難しいです。
例えば「新しいおもちゃだよ」と渡され喜んでいたはずの子どもが、気づいたら新しいおもちゃではなく、元々あるおもちゃで遊んでいる。
なんて光景はありませんか?子どもは真新しいものに興味を惹かれますが、その興味は一瞬です。
ウキウキしながら袋を開けたものの、いざ遊ぶとなるとどう遊んだらいいか分からないため見て終わってしまうこともしばしば。
その点、テレビは考えずとも次から次へと情報が流れていくため、考えることが苦手な子どもにとっては楽なものと言えるでしょう。
そんな時は、大人が遊び方を教えてあげるのがいいでしょう。
最近はおもちゃで遊んでいる様子を配信している動画も多いため、遊び方のヒントとして見せてあげるのも一つの手段です。
おもちゃの数が多すぎる
子どものためと思って買った結果、部屋がおもちゃで溢れていはいませんか?おもちゃは多ければいいではありません。
子どもは好奇心旺盛です。そのためおもちゃが部屋にたくさんあると、次から次へと興味が移り一つの遊びに集中できなくなってしまいます。
ごちゃ混ぜになったおもちゃから遊びたいおもちゃを探したいとき、すぐに見つけることができないと結局めんどくさくなり、諦めてしまいます。
子どもが遊び込むという経験をするためにも、おもちゃは与え過ぎず今興味のないおもちゃは片付けておくなど配慮することが大切ですね。
子どもの興味があるものと一致していない
皆さんは子どもの好きなおもちゃを把握できていますか。子どもにも好みや趣味があります。
私たちも、好みではないもののプレゼントを貰ったとしたら、反応に困ってしまいますよね。有り難く受け取りつつも使えず、眠っているなんてことも。
子どもも同じです。そのため、発達段階に合ったおもちゃでも好みに合っていなければ子どもも楽しくは遊べないでしょう。
日常生活の中に子どもの好きなもののヒントは沢山隠れています。今は何に興味があるのかをしっかり観察しましょう。
おもちゃで遊ばない時の対策!
おもちゃで遊ばない理由を整理してみると、さまざまな理由があることが分かりましたね。理由と同時に対策も少しお伝えしました。
おもちゃで遊ばない理由で共通したものといえば、「子どもを観察すること」でしたね。このポイントをしっかり抑えていないと「大人が遊ばせたいおもちゃ」になってしまうのです。
ここでは、それらの理由を考慮した上でも尚、おもちゃで遊ばない時の対策を紹介します。
テレビやタブレットの使用時間を減らす
まず、1つ目の対策としてテレビやタブレットの使用は減らすべきだと考えられます。
先程の理由でもあった通り動画を見ることで、受け身で楽しむことに慣れていきます。
受け身での姿勢が癖付いてしまうと、自ら楽しみを見つけて遊ぶおもちゃでは遊び込むことが難しくなるでしょう。
子どもが主体的に遊べるようになるためにも、テレビやタブレットの使用はやはり減らしていく必要がありそうですね。
大人も一緒に楽しむ
そして2つ目の対策は、親も一緒に楽しむということです。
子どもがおもちゃで遊んでくれない時や興味を持ってくれないとき、実はこの一緒に遊ぶということが大切なんです。
前章でもあったように、おもちゃで遊ばない子どもの多くは遊び方が分からないのです。例えば、積み木をプレゼントされたとしましょう。
子どもは、積み重ねるということが分からないかもしれない。このおもちゃの面白ポイントが見つけられないかもしれない。
そんな時、お母さんが黙々と高く積み上げ「わー高ーい!すごいでしょう」「倒れちゃった〜」とリアクションしながら遊んでいるとしたらどうでしょう。
楽しそうだな、何しているんだろう?
子どもはついついお母さんが何をしているのか気になってしまうのです。このシチュエーションは保育園や幼稚園でもあるあるです。
保育士が大袈裟に遊んでいるとおもちゃで遊ばない子も自然と保育士が遊んでいるおもちゃに魅力を持ち始め、手を伸ばすのです。
こうなったら大人の勝ちです。そっと見守ってあげましょう。
そうすると、自然と子どもの興味や発達段階に合ったおもちゃが見えてくるかもしれません。
おもちゃで遊ばないを解消するおもちゃの選び方
おもちゃで遊ばないことを解決するには、子どもに与えるおもちゃにも要因があります。
選び方のポイントとして、年齢や発達にあったおもちゃで遊ぶことが大切なのです。
ここからは、実際の子どもの年齢や発達に合ったおもちゃの選び方を紹介します。
ですが子どもの発達スピードには個人差があります。そのため必ずその枠に当てはまるとは限りません。
しかし発達のポイントえたおもちゃの選び方をすることで、おもちゃで遊ばない子どもがおもちゃに興味を持ち始めることがあります。
これは保育園や幼稚園でも同様です。似たおもちゃはあっても学年毎に用意されているおもちゃは少しずつ違っています。
我が子の様子と見比べながら、おもちゃを選ぶ時の参考にしていただければと思います。
0〜1歳
五感を刺激するおもちゃを選ぼう!0歳児の赤ちゃんは日々めまぐるしいスピードで成長し、段階を経て動きが盛んになっていく時期です。
この時期は、「触れる」「舐める」「見る」「音を聞く」など、五感を刺激するおもちゃを選ぶことで赤ちゃんの探究心を満たしてあげることができます。
また、この時期は特に口の中の感覚が敏感です。なんでもまずは口に入れたり、舐めたりすることでどういったものなのか学ぼうとします。
そのため、口に入れても大丈夫なものなのかどうか、飲み込む危険性はないかなど安全面に配慮したものを選びましょう。
1歳
1歳になるとできることが増え、指先を使う遊びを好むようになります。好奇心もより旺盛になるため複数の遊び方を楽しめるおもちゃがおすすめです。
例えば、同じ五感を刺激するおもちゃでも仕掛けが沢山詰まっているものを選ぶと飽きずに遊ぶことができそうです。
叩くと光るなど、子どもが起こした行動に対して反応を示すおもちゃは特に興味を持ちます。
そして指先が使えるようになり、ティッシュを撒き散らしてママを困らせるのもこの時期になってきます。
こういった楽しみがおもちゃで代替えできるものを選ぶこともポイントです。
積む、崩す、叩く、転がす、投げるといった動作を取り入れて遊べるおもちゃを選ぶと良いでしょう。
2歳
2歳になると、自我が芽生え好みもはっきりしてきます。そのため、子どもにおもちゃを選ばせると好きなものだけに偏ってしまうことがあります。
それでは、バランスよく能力を高めることができなくなるため好きなものだけ与えることは控える必要がありそうです。
また、出来事をイメージして遊ぶこともできるようになるため、遊び方が決まったおもちゃではなく、想像のままに遊べる自由度の高いブロックなどのおもちゃを選ぶことがポイントです。
そしてなんでも「自分でやりたい」という気持ちが強くなる時期です。
難易度に幅があり、できた!という達成感を味わえる要素のあるパズルなどもおすすめです。難しすぎるものは、遊ばない原因にもなるので要注意です。
3〜4歳
この時期になると、周りの人や環境にグッと興味関心が湧く時期になります。
そして、自分で見聞きしたことを自分なりに再現ができるようになるため「ごっこ遊び」を好むようになります。
おままごとセットやお人形、ぬいぐるみなどがおすすめです。思い描いたものを形にできるブロックや粘土、工作遊びも良いでしょう。
また簡単なルールも理解できるため、ボードゲームなどでも遊べるようになります。
さらにおもちゃの中には、力加減が難しいものや、回す、ひねるなどの動作を促すものがあります。
遊んでいくうちに生活で必要な動作を身につけられるおもちゃを選ぶこともおすすめです。
5〜6歳
この年齢になると遊びの難易度が上がり、高度な遊びができるようになります。
勝ち負けにこだわるようになるため、ボードゲームやカードゲームなど勝った喜びや負けた悔しさを感じられるおもちゃがおすすめです。
友達と遊べるおもちゃはもちろん、一人でやり遂げたい気持ちも出始める時期でもあります。試行錯誤しながら完成させるレゴやビーズなどもおすすめです。思考力や集中力が養えますよ。
また、小学校入学を控える時期に入ると、文字や数字に興味を持ち始める子もいるでしょう。
しかし、急に難しいことに挑戦することは、自信を失うことにも繋がってしまいます。まずは、楽しく文字や数字に触れられるカルタやトランプなどがおすすめです。
以上、発達も踏まえたおもちゃの選び方を紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。
一番は子どもの興味です。好きなものを踏まえた上で、プレゼント選びなどの参考にしてみてくださいね。
まとめ
- おもちゃで遊ばないこともテレビを見ることも悪いことではない
- テレビの過度な視聴は、悪影響がある
- テレビの活用次第では、子どもの成長にも繋がる
- テレビを見ているときは、反応をしてあげましょう
- 大人も一緒におもちゃで遊ぶことを楽しもう
- 子どもの発達、成長に合ったおもちゃ選びをしよう
- 我が子をよく観察し、好きなものを見つけよう
これらのことから、おもちゃで遊ばないでテレビばかり見ることは悪いこととは一概に言えません。
子育てと家事を両立することは大変です。テレビに頼ることもあるでしょう。
しかし、おもちゃで遊ばない我が子を見てこのままでいいのかと悩んだお母さん、お父さん素敵です!
是非、まずは自分たちがお家にあるおもちゃで全力で遊んでみてください。きっと、その姿に子どもが答えてくれます。
時にはテレビに頼りながらも、時間があるときは子どもと一緒に遊ぶと、よりお家での笑顔も増えますよ!
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