【保育士談】モンテッソーリ教育は後悔する!?デメリットやメリット紹介

【保育士談】モンテッソーリ教育は後悔する!?デメリットや対策も紹介

育児

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私は保育士なので、ママ友からも、育児や通っている園についての相談を受けることがあります。

相談の中であったのが、モンテッソーリ教育について。他にもモンテッソーリ教育について、悩んでいるママがいるか調べてみることにしました。

調べていく中で、「後悔した」という意見がありました。

後悔したと感じる原因の中で多かったのは、「子どもに無理をさせているようでかわいそう」ということでした。

そこで、モンテッソーリ教育で後悔と感じた原因やデメリット・メリットや対策を、保育士の経験から得た知識と合わせて紹介していきます。

モンテッソーリ教育は決して悪いわけではないので、子どもさんもママも無理なく、日常生活に取り入れていきたいですね。

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モンテッソーリ教育で後悔と感じた理由は?

モンテッソーリ教育は良くないの?

モンテッソーリ教育は人気があり、良いコメントが多いと思っていましたが、中には「後悔した」というコメントがありました。

どうして後悔したと感じたのか、理由をみていくと「子どもに無理をさせているようでかわいそう」ということでした。

まずは、後悔したと感じる理由について、詳しく探っていきますね。

子どもが無理をしているようでかわいそう

子どもが、モンテッソーリ教育を受けていると、楽しそうにしていないときがあることも。

その子どもの姿を見て、保護者は無理させてしまっているのかもしれないと、不安に感じてしまうのですね。

モンテッソーリ教育では、子どもたちの「活動」のことを「お仕事」と言います。

「お仕事」というのも、大人が生活をする上で仕事をするように、子どもも成長・発達するためにお仕事をするということです。

子どもたちは、自分のしたい「活動=お仕事」を選んで取り組みます。

ですので、「お仕事」という言い方をしますが、モンテッソーリ教育は子どもに無理強いをする教育方針ではありません。

あくまでも、子ども自身の意思を尊重しつつ、「お仕事=活動」に取り組めるよう促していきます。

子どもが、楽しそうにしていない原因としては、気分が乗らなかったり、お腹が空いて機嫌が悪かったりなど、いろいろと考えられますね。

園の方針や、保育者のやり方によって違いはあるようですが、モンテッソーリ教育は子どもを締め付ける教育ではないですよ。

モンテッソーリ教育は、日本の教育現場ではまだまだ浸透していないようですね。

モンテッソーリ教育をうたっていても、教育方針はさまざまなので、あなたの教育方針と同じ園を選ぶことをおすすめします。

モンテッソーリ教育の方針がさまざま

多くのママが、保育園や幼稚園を選ぶときに、モンテッソーリ教育について悩まれているようですね。

まず、モンテッソーリ教育をしている保育園や幼稚園は、日本ではまだまだ少ないです。

モンテッソーリ教育には資格がありますが、資格を持っている保育者も少ないと感じます。

園によっては、部分的に取り入れていることもありますが、モンテッソーリ教育をうたっていても教育方針はバラバラなことがあるのです。

そこで、ママ達はどこの保育園や幼稚園がいいのか、悩んでしまいます。たくさんある園の中から、子どもにあった園を探すことは、なかなか難しいですよね。

私が働いてる保育園でも、入園はしてみたが、子どもには教育方針が合わないと思われたようで、途中退所されたご家庭もありました。

園を選ぶときに何を最優先にするのか決めることが大切だと思います。教育方針を第一に考えるのであれば、園見学も1つの方法です。

実際に見学し、説明を受けることでわかることもありますし、中には体験入園をしている園もありますよ。

そこで、あなたの教育方針と似ている園が、子どもさんやあなたにとって安心して通えると思います。

家での子どもの接し方に悩む

週末や長期休みなど子どもと長い時間一緒に過ごすとき、家でどのように接したらいいのか、悩まれる保護者も多いようです。

あまり難しく考えず、子どもが遊ぶおもちゃが子どもの手が届く範囲にあるだけでも十分だと思います。

モンテッソーリ教育には、専用の教具が販売されていますが、必ずしも教具を買う必要はありませんよ。

教具を調べてみましたが、私が保育園の子どもたちに遊んでもらおうと思い作ったおもちゃと、同じような教具がいくつかありました。

  • シール貼りの玩具
    シールが貼れるようにイラストを丸で書き、シールはダイソーの丸シールで代用できますよ。
  • 糸通しの玩具
    段ボールや厚めの紙を好きな形に切り、糸が通せるように穴を開けます。毛糸や手芸用の紐を代用して使うと完成です。

モンテッソーリの教具を手作りするには、どういう発達のために必要なのか知識がないと、なかなか難しいかもしれませんが、いたって簡単に作れますよ。

また、園にある環境と同じように自宅でも環境を整えることは、難易度が高いですね。

子ども自身で、おもちゃを出したり片づけたりできるように、おもちゃで遊ぶ部屋や遊ぶスペースを作ってあげることも、モンテッソーリ教育の1つだと思います。

完璧を求めると、ママも疲れてしまいますよね。

家では、「こうしなきゃ!」など難しく考えず、子どもと一緒に楽しんだり、見守ってあげるとママも子どもさんもストレスなく過ごせるでしょう。

活発な子どもにはストレス

モンテッソーリ教育は外遊びをしないので、活発な子どもや外遊びが好きな子どもには、ストレスになると考えているママも多いようです。

日常生活の練習を目的としているので、行事や外遊びは少ない傾向にあります。しかしモンテッソーリ教育は、外遊びを制限するような方針ではありません。

1日中「お仕事」をしているわけではなく、外遊びをする時間を設けている園が多いですよ。

しかし、立地によっては園庭が狭かったり、近所迷惑などを理由に外遊びを控えている園もあります。

本来であれば、自然と触れ合いながら遊んだり、作物を育てたりすることが理想ですが、都会ではなかなか難しいです。

どうしても外遊びが物足りなく感じてしまう場合は、休みの日に公園に出かけて思いっきり遊ぶと、子どもも喜ぶことでしょう。

子育ては、「これが正解」ということはないと思うので、ママも子どももストレスなく過ごせることを大切にしていきたいですね。

モンテッソーリ教育とはどのようなもの?

モンテッソーリ教育とはマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育方針で、当初は障がい児のために用いられたものでした。

次第に障がい児だけではなく、多くの子どもたちにも適応する教育へと移行していきました。今では全世界で取り入れられている教育方針となっています。

教育目的としては、子どもが成長・発達していく力を大人が教えるのではなく、発達に見合った環境を整えることで、子ども自身で成長していく力を育てていくということです。

普段の活動のことを「お仕事」と呼んでいますが、成長していくために必要な活動なのでそう呼ばれています。

大人が、「これをしなさい」と指示するのではなく、あくまでも子ども自身の自主性を尊重し、自発的に選ばせます。

なぜなら、子どもには生まれながらに、成長・発達するために子ども自身で成長するための力が備わっているという概念を前提に作られているからです。

モンテッソーリ教育に関する本はたくさん販売されています。

中には難しい本もありますが、漫画でわかりやすく説明してあるものもあるので、参考に読んでみてはいかかでしょう。

おすすめは、田中昌子さんが書いている「マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育」です。

私も読んでみましたが、漫画はとてもわかりやすく「このような場面よくある!」と、共感しながら読むことができましたよ。

モンテッソーリ教育を受けることで後悔するデメリットはある?

これから、モンテッソーリ教育を子どもに受けさせようか考えているあなたは、デメリットやメリットが気になりますよね。

モンテッソーリ教育を受けることで後悔するデメリットはあります。

しかし、大人の対応ひとつでデメリットではなくなる可能性があります。

デメリットの内容やどのように対応していくといいか、詳しくみていきましょう。

デメリット

モンテッソーリ教育のデメリットは大きく3つあります。どのようなデメリットをママ達が心配しているかと、対応を紹介していきます。

1.質がバラバラ

モンテッソーリ教育には資格があります。試験や実習・研修を受ける必要がありますが、保育園や幼稚園の先生に資格を持っている人は多くはありません。

園の先生が全員資格を持っていなくても、モンテッソーリ教育をうたっている園はあります。さらに、園の教育方針によっても違いがでてきます。

保育園や幼稚園以外の習い事でも、カリキュラムに沿って教えるわけではないので、ばらつきがでてくるようです。

モンテッソーリ教育に限らず、日本教育においても先生によって保育のやり方や教え方にばらつきがでることはありますよね。

ですので、モンテッソーリ教育だから、先生によって質がバラバラとは言えないように感じます。

ベテランの先生だから、経験の浅い先生だからではなく、子どもやママと合う先生に教育してもらうことが、後悔と感じることも少ないと思いますよ。

2.時間の区切りが苦手になる

モンテッソーリ教育では、子どものやりたいお仕事を、自由にさせてあげるというのが基本姿勢です。

しかし、何でも好きなようにしていいわけではありません。保育園や幼稚園でも、ある程度の時間の区切りは決めてあるのですよ。

無理にこの時間はこれをしなければいけないと、嫌がる子どもにさせることはありませんが、子どもが次の活動に移行できるよう声をかけることはあります。

ですので、全く時間に区切りがつけられなくなることはなく、大人の促し方が大事なポイントになると感じます。

小学校にあがると、時間割りがあり時間で決まったことをしなければいけなくなりますよね。ですので、ママは小学生になってから大丈夫か心配になってしまうようですね。

しかし、子どもは大人が思う以上に順応に対応していきますので、最初は戸惑うこともあると思いますが、ママがしっかりとサポートしてあげると大丈夫だと思います。

3.協調性がなくなる

モンテッソーリ教育では、お仕事を個々で楽しむことが多いです。しかし、1日中個々で過ごすわけではありません。

特に、保育園や幼稚園ではお仕事以外にも友達と遊ぶ時間はあります。ですので、全く協調性が育たないということはないように感じます。

さらに、モンテッソーリ教育を取り入れている園では縦割り保育といって、3歳から6歳までの子どもたちを混ぜて活動する園が多いです。

ですので、年齢の関係なく、コミュニケーション能力は高くなると考えられます。

保育園や幼稚園、習い事以外にも家で、家族と過ごす時間はありますので、他社と過ごす時間をとることで、協調性は自然と育まれていくと思いますよ。


デメリットを紹介してきましたが、大人の関わり方によってはデメリットではなくなるように感じました。

モンテッソーリ教育はデメリットよりも、メリットがたくさんあります。次はメリットを紹介していきますね。

メリット

・自主性が高まる
・集中力が養われる
・意欲的に取り組めるようになる
・情緒が安定する
・個性や独創性を磨ける

モンテッソーリ教育の1番のメリットは、子ども1人1人の成長に合わせた「お仕事」を、子ども自身で選ぶことができるので、個性を伸ばしやす点です。

また、大人が「これをしよう」と活動を決めるわけではないので、意欲的にさまざまなことに取り組めるるようになることも、大きなメリットですね。

さらに、1つの「お仕事」を黙々と取り組むことが多いので、集中力がアップするとともに、満足するまでできることで、情緒も安定してきます。


デメリットがあるから、モンテッソーリ教育を受けないと決めるのではなく、どのようにするとデメリットではなくなるか、対応を考えていくことも大切だと思いますよ。

日本ではまだまだ、馴染みのないモンテッソーリ教育ですが、子どもにとってはとてもいい教育だと感じました。

しかし、園や先生たちのカリキュラムが決まっているわけではないので、園や先生によって質がバラバラという問題点はすぐには解決できないかな…。

ですので、園や習い事のスクールを選ぶときに、見学や体験をしてみて、子どもにあっているか大人が見極めることが、後悔しないために重要になってきますね。

1回の見学や体験で見極めることは難しいですが、全く知らずに選ぶよりは参考になると思いますよ。

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モンテッソーリ教育で後悔しないための対策は?

モンテッソーリ教育は子どもにいい影響をもたらすことが多いのに、モンテッソーリ教育を子どもに受けさせたことを後悔と感じることも少なくはありません。

後悔しないための対策としては、見学をすることが大切です。見学をすることで、後悔することは少なくなるでしょう。

子どものために、モンテッソーリ教育を受けさせたのに「後悔した」とは、思いたくないですよね。

後悔しないための対策
  • 見学・体験などの下調べをする
  • モンテッソーリ教育を理解する
  • モンテッソーリ教育を意識しすぎて無理をしない

見学・体験などの下調べをする

ママ達が一番悩んでいるのは保育園や幼稚園を選ぶとき、教育方針や先生の質がバラバラで、どう選んだらいいかということでした。

「こうしなければいけない」という決まりがあるわけではないので、園によって教育方針が違うことがあります。

対策としては、園を見学に行くことです。実際に子どもたちが過ごしている様子を見ることで、入園させるか選ぶ基準になると思います。

先生たちのが子どものにどのように対応しているかも、少しではあると思いますが、見ることができると思いますよ。

しかし、先生がベテランや経験が浅いというポイントで選ぶことは注意してくださいね。必ずしも経験豊富だから、いいということではないです。

子どもにあっているか、家庭の教育方針と合っているかが大切で、後悔することもないかと思います。

私も子どもを保育園に通わせていますが、ベテランの先生よりも自分と歳の近い先生のほうが話しやすかったり、気持ちを理解してくれることがあります。

ベテランの先生は、子育ての先輩として的確なアドバイスをしてくれたりと、どちらも安心できるポイントがありますよ。

まずは、見学や体験に行ってみるといいですね。安心して通わせることができるか、園を決める参考になるでしょう。

モンテッソーリ教育を理解する

モンテッソーリ教育とはどのようなものなのか、保護者もしっかりと理解する必要がありますね。

上記で紹介したような本を読んだり、インターネットを使って調べたり、モンテッソーリ教育の園に通っているママに話を聞いたりと、どのような教育なのか理解を深めていきましょう。

そうすることで、家では子どもに対してどのように接したらいいか、日本教育のとの違いを家庭でどのように補うのか、考えることができますよ。

モンテッソーリ教育を受ける前に知っていることで、戸惑いも少なくなりますね。

モンテッソーリ教育を意識しすぎて無理をしない

子育てをし始めて、モンテッソーリ教育を初めて知ったという人も多いかと思います。ママは子どものためと思うと、つい頑張り過ぎてしまうことも。

一生懸命になることは悪いことではありませんが、あまりにもモンテッソーリ教育意識しすぎると、無理をしてしまうことがあります。

無理をしてしまうとストレスが溜まってイライラしてしまったり、思ったようにできないと落ち込んでしまったりしますよね。

ママのイライラや不安は、子どもにも伝わります。ですので、子どももイライラしたり、不安になったりしてしまうこともあるのですよ。

すると、ママも子どもも悪循環になってしまいますので、できる範囲で取り組むほうがいいです。無理をし過ぎずに、笑顔で過ごせるようにしていきたいですね。

あまり難しく考えることはなく、できることを無理しない程度にしていくといいですよ。

私は仕事の休みが少ないので、なかなか遊びに連れて行くことはできませんが、お菓子作りをしたり、家の周りを散歩したりと、子どもと一緒に楽しめるようにしています。

短い時間でも、子どもと一緒に何かをすることを大切にしていきたいですね。

まとめ

  • モンテッソーリ教育で後悔したと感じた理由の多くは、「子どもが無理をしているようでかわいそう」ということ
  • モンテッソーリ教育を取り入れている園は日本ではまだ少なく、教育方針がバラバラ
  • モンテッソーリ教育にはデメリットもあるが、大人の対応でデメリットではなくなることも
  • メリットが多く、子どもにいい影響を与えてくれることもたくさんある
  • 後悔しないためには、見学や体験に行くなど下調べをすることが大切

モンテッソーリ教育は個々の自由を尊重することを大切にしていますが、あくまでも教育なので、合う合わないがあります。

評判がいいからといって、必ずしも全員に合う教育ではありませんし、園によっての方針もさまざまです。

ですので、子ども1人1人に合った園を選んであげることが大切ですね。

また、保護者の考え方もそれぞれですので、家庭の教育方針に合っているかも重要です。

しかし、「こうしなければ…!」と難しく考えずに、子どももママ達も無理なく楽しく過ごせることが1番ですよ。

私は保育士ですが、我が子の発達の遅れやイヤイヤ期には悩むことや後悔することがありました。

悩みすぎると、子どもにも不安が伝わってしまい悪循環になることも…。ですので、あなたに合った教育を選んでいくといいですね。

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