スマホやPCを使うのはいまや日常、子供たちもモニターにかぶり付きの毎日で、姿勢がだんだんと悪くなっている気がしませんか?
ふと見てみると変な格好で座っていたりして、姿勢の悪さが心配になります。
このままでは良くないという思いから、姿勢が良くなると評判のバランスチェアを買ってみることにしました。
実際に買ってみると、バランスチェアにはデメリットとメリット両方あり、また、座り方にコツもあることもわかりました。
正しい座り方を知る前は私や子供たちも上手く座れず、買ったことを後悔したときがありました。ですが、コツを知ってからはその後悔もなくなりましたよ。
買ってから後悔しないように、私が感じたメリットとデメリットや使い方をお伝えしますね。
また、子供と大人、それぞれにおすすめのバランスチェアもお伝えします。
正しい座り方も知って、子供も大人も姿勢を改善していきましょう。
バランスチェアで後悔した理由とは?
バランスチェアは、座ると姿勢が良くなって集中力が上がるといわれている、評判の高い”チェア”です。
「なぜ姿勢が良くなるのか」など学術的に説明がされているために、ユーザーからの信用も高い商品です。
しかしながら、少数の意見ではありますが、買って後悔したという人もいました。
また、私の場合は正しい座り方を理解していなかったため、上手く座れずに買ったことを後悔していたときがありました。
そこで、実際のユーザーがどんなところに後悔やデメリットを感じているのかをみてみましょう。
バランスチェアのデメリットは?
バランスチェアは、姿勢が良くなる集中力が上がるなどのメリットの方が多くあります。
しかしながら、デメリットに感じられる部分もあるようです。
- 長時間座っているのが大変
- 自分で意識しないと姿勢がよくならない
- 子どもが変な座り方をしてしまうことがある
- 机とサイズが合わないと姿勢がよくならない
- 値段が高い
デメリットを調べていくとバランスチェアの使用感だけでなく、背もたれがないことや、値段や大きさのことも入っていました。
バランスチェアのデメリットや後悔したことを詳しくみてみましょう。
長時間座っているのが大変
バランスチェアはゆったり座るイスではないので、だらっと座ることはできません。
休憩を挟まず、長時間ずっと集中して勉強や作業するという使い方は向いていないかもしれません。
「楽に座りながら姿勢を改善できる」という商品ではないことを知っておきましょう。
ただ、長時間座るからこそ姿勢が悪くなり、体のコリつながりますよね。そこはむしろバランスチェアで筋力を鍛え、正しい姿勢に整えたいところかもしれません。
座っただけで自然に姿勢が良くなるわけではない
私も座っただけで、姿勢が良くなって治るのだと思ってました。
しかし、バランスチェアは自然に姿勢が良くなるのではなく、正しい姿勢をキープできる構造になっているというだけです。
そのため、姿勢を維持するための筋力は、バランスチェアを使うなかで自分で鍛えていく必要があります。
くつろぎながら姿勢矯正をしたい場合は、違う椅子の方がいいのかもしれません。
値段が高い
お値段ですが、他の椅子に比べて安いとは言えない価格です。
ですが、イスの構造的に安いものは安全性が不確かなため、ある程度は高いものの方が安心です。
その代わりメーカー保証が10年ついているものがあったりと長く使えるものなので、良い姿勢への先行投資だと思えば、いいかもしれませんね。
普通の椅子より大きくて、重い
スツールタイプにするか、膝マットがあるタイプかで大きさがだいぶ違います。バランスチェアの重さは、約５kg〜7kgの間です。
しかしながら座面が斜めと特殊なため、ある程度の重さは安定感のために必要だと思いました。
反り腰の人は注意が必要
腰痛にいいという話もあるバランスチェアですが、使い方を間違えると悪化させることにもなるようです。
バランスチェアは背もたれがなく、自分の筋力で体を起こしておきます。
そのとき正しく筋肉を使えないと、体がそってしまい、反り腰を悪化させる危険性があるのです。
骨盤を正しい位置におき、腹筋と背筋を強制的に使えるバランスチェアは腰痛改善には最適です。
ですが、筋力がまたない初期のころは、特に正しい姿勢を意識して使った方がよさそうですね。
ここまでデメリットを紹介してきましたが、もちろんバランスチェアはメリットもたくさんあります。
デメリットと感じていたことの解決策もあるかもしれません。メリットも見ていきましょう。
バランスチェアのメリットとは
バランスチェアの一番のメリットは、強制的に良い姿勢を維持することができるので、目の前にあることに集中できることです。
- 意識して姿勢を良くすることで、集中力がアップする。
- 長時間座っていることが難しいため、こまめにストレッチをするようになる。
- 姿勢が良くなることで、机と目の距離が離れ視力の低下防止になる。
- 小さい子でも足がブラブラしないので、学習に集中できる
- 姿勢が正しくなることで、内臓の負担がへり、呼吸も楽になる
みなさん、姿勢が良くなると集中できるという意見が多いですね。
こまめにストレッチをするという意見の方は「バランスチェアに座って30分くらい経つと、膝と腰が疲れてきて、それが体サインだと気づける」とありました。
その疲れを感じたら、3分ほどストレッチをして体全体の血流を良くすることで、集中力が上がって作業が捗ったそうです。
立っているときの姿勢を保ちながら、休憩を入れるような使い方をしていけばいいのですね。
バランスチェアは1時間くらい楽に座っていられるのかと思っていましたが、休憩をはさむことで細かく集中することができる。良い情報が手に入りました。
バランスチェアの発明者ハンス・クリスチャン・メンショール氏がインタビューで話していて、納得した言葉があります。
「乗馬のときや歩いているときには、背もたれのない状態で人はバランスを取っている」
引用：バランスラボ公式youtube
バランスチェアは、乗馬のように背もたれがないことで、立っているときと同じ姿勢を保つことができるということだったのですね。
長時間座っていると辛いのも、身体にとっては同じ姿勢でいることがあまり良いことではないからなのかもしれません。
正しい姿勢で座ると、長時間座り続けられないということですが正しい姿勢とはどんな姿勢なのでしょうか。子供にも続けられる姿勢なのか調べてみました。
正しく使うためのポイント
バランスチェアは、正しく使用すれば、構造上強制的にきれいな姿勢がキープされる作りです。
座る時は机に肘を置いて、お腹と太ももの角度が120度の位置が正しい姿勢です。
- 机の上に肘をおいて、肘の角度が90度から100度間で快適になる位置にあわせてお尻を置く。
- お尻の位置が決まったら、お腹と太ももの角度が120度になる位置に膝を置く。
猫背で座ろうとすると、膝を置いている部分に角度があるので滑り落ちてしまいます。
私は座っているうちにだんだんと楽な姿勢に体がなってきて、膝に重心をかけるように座ってしまうことがありました。
私のように座ると膝に負担がかかり痛くなってきますので、気をつけてください。
正しい姿勢をキープするためには膝ではなく、おしりの方に体重をかけるように座るのが正しい座り方です。
確かにこの座り方だと滑り落ちることもなく、腰も立っています。意識して座っていると、まるで筋トレをしているように感じますね。
正しい座り方とはどんな姿勢なのか
私がバランスチェアを使い始めたばかりの頃は、斜めの座面がとても心もとなく、服の素材によっては滑ってしまい、初めは上手く座ることができませんでした。
普通のイスのつもりで座ると上手く座れずストレスを感じ、後悔したこともあったのです。
ですが、足ではなく膝をつくことがわかるとすっと背筋が伸びて座れました。
バランスチェアは、座ったときの姿勢がひざまづくような格好になることがポイントだったのです。
ひざまづく格好の良いところは、このように言われています。
座ったときに股関節が（通常の椅子に座ったとき、90度に曲げるのではなく）約60～70度の角度で曲げた状態になり、背筋が伸び、腰椎の自然なカーブを保ち、無理の無いS時姿勢になることにより、姿勢を矯正して脊髄や内臓への圧迫を除去できる。
引用：Wikipedia
さらに股関節を開いて座ると自然と血流が良くなり、呼吸も楽になるそうですよ。
そのため、成長期の子供からテレワークをする大人の方にも人気なんですね。
慣れない時は滑り落ちていた私や子供たちも、意識して良い姿勢をキープしていれば、楽に座ることができました!
↓子どもに使おうか迷っているあなたへ
バランスチェアで子供向け人気商品はコレ!
バランスチェアには、子どもが使えるものも販売されています。机に座る習慣をつけ始める時期にこそ、正しい姿勢を覚えてもらいたいですよね。
子供が成長期からバランスチェアを使うといい理由は、こちらです。
- 最適な視距離を保つことができて、視力の低下を防ぐから
- 背骨の成長期にある子供のうちに姿勢づくりをすることが肝心だから
- 正しい姿勢による呼吸や血流がよくなることで、自然と集中しやすくなるから
- 骨盤や骨格への圧迫が少なくなり、内臓への負担も減るから
バランスチェアには、持ち運びや収納に便利な折り畳み機能やサイズ調整ができるものなど、さまざまな商品があります。
子供におすすめのバランスチェアは、高さが調節できて、膝部分のマットの素材がいいものです。
高さに関しては、おすすめのバランスチェアはどれも調整できるタイプのものです。使う場所の机の高さに合わせて、選んでくださいね。
- 子供の成長に合わせて高さ調節ができること
- 膝当てが適度な大きさとクッション性のあるものであること
- 替えカバーがついていること（汚れてもカバーだけ外して洗えるので意外と重要）
- 色やデザインが選べるもの（お部屋の雰囲気に合わせられる）
替えのカバーを付けられるとも大事なポイントです。
ご飯食べてて汚れることはよくあることですから、洗えると便利ですよね。
その辺も考えた、子供におすすめのバランスチェアをご紹介します。
宮武製作所 プロポーションチェア キッズ
こちらの宮武製作所が作っているプロポーションチェアは、Amazonにて¥12,928（税込）です。
その大きさは、【幅49.5cmで、奥行61〜68cm、高さ43〜64cm】です。
- 無段階調整で、子供から大人まで使える
- 6種類のカラーバリエーション
- 専用カバーで洗い替え可能
- クッションが柔らかいウレタン製
横ブレが少なく、安定感があるイスです。さらに、付属の補助クッションで膝の高さを調節ができ、子供も大人も一緒に使えます。
高さは、本体の後部ネジを回せば、簡単に調節が可能です。無段階式のため、好みの高さに微調整できます。
カラーバリエーションが6種類と多く、さまざまな部屋の雰囲気に合わせられるバランスチェアです。
専用のカバー（別売り）があれば、さらにバリエーションも増え、お洗濯も簡単なので、子どもにはうってつけですね。
脚部の素材はオーストラリア産かニュージーランド産の天然木を使っていて、あたたかみのある外観です。
脚部のフレーム部分はフチに面取りを施しているため、安心して使えます。
座面と膝当てのクッションには、柔らかさに優れたウレタンが使用されています。座り心地がよく、デスクワークにおすすめです。
ポチップ
バランスラボ(旧サカモトハウス) バランスチェア イージー
こちらのバランスラボが作っているバランスチェア イージーは、Amazonにて\45,590（税込）です。
大きさは、【幅53cmで、高さ54cm、奥行62～72cm】です。
- 110cm以上の子供から大人まで使える
- 座ったときの角度が120度になる設計
- 職人の手作りで、高品質
- 安心の10年保証
こちらも子供から大人まで使える、万能なバランスチェアです。
膝当ての高さを7段階まで調節が可能なので、身長110cmから180cmまでに対応しています。
また、座ったときの角度が120°になることで、体への負担が少ないのもポイントです。
クッション部分の生地には「アムンゼン生地」を採用していて、上品な風合いとさらりとした手触りを求める方におすすめです。
フレームには木材を使用し、あたたかみのある外観は職人の手作業によるものです。優れた木工技術のある「飛騨高山」の町で作られたバランスチェアは、品質に優れています。
別売りのカバーもあるので、カバーをつければ座面が汚れてもお洗濯が簡単ですよ。
ポチップ子どもの姿勢は、成長期だからこそ気を付けたいですよね。正しい姿勢は、見た目の印象もグンとアップします。
バランスチェアは内臓への負担や、呼吸を快適にできることから集中力もアップします。お子様の学習習慣の手助けとして、エールを込めてプレゼントするのもいいですね。
バランスチェアのおすすめはコレ!大人の方必見♪
前の章で紹介したバランスチェアは、重厚な造りでしっかりしていて良いのですが大きいです。
ちょっとした作業の時や台所などで大人用のスッキリしたものも紹介したいと思います。
バランスチェアを実際に置くスペースなどとあわせて、考えてみてくださいね。どのタイプもおすすめのバランスチェアです。
ニトリ バランスチェア H-1721FX
こちらのニトリが作っているバランスチェア(H-1721FX BL)は、Yahooショッピングにて\8,789（税込）です。
こちらの大きさは、【幅42で奥行39、高さは57.5〜72cm】です。
こちらの商品は膝当てがなく、座ったときに椅子が傾くタイプで、置くスペースがないと悩んでいる人にはこのタイプもいいと思います。
イスが真っ直ぐではなく、少し傾きのある状態になっていることで、正しい姿勢をキープしやすくなります。
シンプルな形のため、立った状態からでもスムーズに腰かけたい忙しい人にもおすすめです。
座面の裏には昇降用のレバーが搭載されており、イスの高さの調整が可能です。
お値段も1万円以内と他のバランスチェアに比べてお手頃です。
ポチップバランスラボ(旧サカモトハウス) バランス シナジー ラウンド 腰痛椅子 腰痛対策 バランスチェア
こちらのバランスラボが作っているバランス シナジー ラウンドは、Amazonにて\45,590（税込）です。
こちらの大きさは、【幅33cmで、奥行35.8cm、座面高48.5～66.5cm】です。
手軽に持ち運び可能な大きさでゆりかごのように前後にゆらゆら揺れる構造のバランスチェアです。
本体はスツール型の形状で、軽量設計されています。
バランスラボ(旧サカモトハウス)の商品は、人間がバランスを取ろうとする性質により、自然と背筋が伸びるのをサポートするバランスチェアです。
正しい姿勢をとることで、体の負担が軽減されるといわれています。腰痛が気になってる方にもおすすめです。
北欧生まれのデザインで、さまざまなインテリアにもあうこと間違いなしです。色も豊富で、好みのデザインから選びやすいのがメリットです。
ポチップ國新産業 バランススタディチェア
こちらの國新産業が作っているバランススタディチェアは、Amazonにて\27,280（税込）です。
こちらの大きさは、【幅48cmで、奥行58cm、高さ48cm】です。
脚が他と違うタイプですが、カバーの取り外しに対応したバランスチェアです。
汚れてしまってもカバーを洗濯できるので、衛生的に使いたい方におすすめの商品です。
クッションは反発力が高く、体が適度に沈み込むため、長時間の作業でも疲れにくい仕様です。
また、クッションは耐久性にも優れており、劣化しにくいのもポイントです。
前の2つに比べると少し大きいですが、長時間の作業でも疲れないのは助かりますね。
ポチップまとめ
- バランスチェアのデメリットは、長時間座っていると疲れること
- バランスチェアは、自分で姿勢をキープする意識が必要
- 正しい座り方を知らないと、上手く座れず後悔を感じてしまうこともある
- バランスチェアを子供が使うメリットは、強制的に良い姿勢を維持することができるので、目の前にあることに集中できる
- バランスチェアは、座ったときの姿勢がひざまづくような格好だと座りやすい
- バランスチェアの正しい座り方は、机に肘を置いて、お腹と太ももの角度が120度の位置の姿勢がよい
- バランスチェアは、高さが調節できて、膝部分のマットの素材がいいものを選ぶといい
今回バランスチェアを改めて調べ直してみて、後悔していたことがそうではなく感じられました♪
ただ座るだけではなく、正しい姿勢で座る意識をもっていることも大事だったのですね。我が家のバランスチェアもしっかりと使ってあげられそうです。
使い方や、選ぶ時のポイントを押さえておくと、買ってから後悔することも減りますよね。
立った姿勢のまま疲れず集中力も上がるバランスチェアは、勉強や作業に向いているイスでした。
みなさんも体にあったバランスチェアが見つけられますように。
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