オムツサイズアップの目安は耳にしますが、タイミングの見極めは本当に難しいですよね!
オムツのサイズ表記は同じでも、メーカー別で比較すると、伸縮性や大きさに違いがあります。
調べた結果、4か月(テープ)には「パンパース」が、2歳半(パンツ)には「マミーポコ」が、太ももが太い赤ちゃんには向いているでしょう。
サイズアップのタイミングを逃すと、漏れやおむつかぶれ、股関節脱臼を起こす恐れがあります。
本記事では、メーカー別オムツのサイズ比較から、太ももが太い赤ちゃんのためのサイズアップ目安や選び方、トラブルの防ぎ方まで紹介しています。
何種類かオムツを比較し、体型に合ったものを見つけてトラブル回避しょうね♪
同じサイズのオムツでも、メーカーが違えばオムツの大きさが違っています。
太ももが太い子に合ったベストなオムツを、4か月の赤ちゃんと2歳半の子どもさんを例に調査してみました!
- 4か月(Sサイズ・テープタイプ)の子:P&Gのパンパースさらさらケア
足まわりのサイズ調整がテープ位置で可能なため、おすすめです。
- 2歳半(Lサイズ・パンツタイプ)の子:ユニ・チャームのマミーポコパンツ
足まわりのゴムの伸びが一番いいので、こちらがおすすめです。
同じサイズのオムツであれば、腰回りのゴムの強さや柔らかさ、足まわりの伸び方、全体の大きさなどじっくり見ることで違いが見えてきます!
一方、パンツタイプはゴムの伸びがどのくらいかがサイズの決め手になるので、サイズアップはテープタイプよりもわかりやすいでしょう。
ハイハイや歩き出してからの方がオムツ生活は長いから、パンツタイプの方が長く利用してる!できるだけ長く使える裏ワザはないの?!
一般的には、オムツのメーカーを替えてみることが、”太ももが太い子のキツさ問題”を手っ取り早く解決する一番の方法です。
どのメーカーだと大きめなのかを調べるために、テープタイプSとパンツタイプLの足まわりなどのデータをメーカー別に表にして比較しました。
【テープ編】Sサイズでの商品比較
ここでは、「エリエールのグーンプラス」「P&Gのパンパースさらさらケア」「花王のメリーズすっと肌さらエアスルー」「ユニ・チャームのムーニー(テープ)」の4つの商品で比較しました。
対象サイズはテープタイプSサイズで、目安体重、足まわりの大きさ、ゴムの伸びた長さ、見た目の特徴を表にまとめました。
足まわりの大きさは、テープを「1」と「3」に止めた時に伸ばした大きさです。
パンパースは、「1」に止めた時に4つの中で一番小さいですが、ゴムの伸びた長さは最も長いことがわかりました。
商品名 | 目安体重(kg) | 足まわり(cm)1/3 | 伸びた長さ(cm) | 見た目の特徴 |
グーンプラス | 4~8 | 21/28 | 7 | 4つの中でも小さめ |
パンパースさらさらケア | 4~8 | 21/31 | 10 | 4つの中で1番薄い |
メリーズすっと肌さらエアスルー | 4~8 | 24.5/30.5 | 6 | ギャザーが薄くて横漏れが心配 |
ムーニー(テープ) | 4~8 | 21/26 | 5 | ゴムはぎゅっとしていて、良く伸びそう |
この結果から、体重目安はすべてのメーカーで同じでも、足まわりの大きさや伸びた長さに差があることが分かります。
足まわりの大きさだけで、比較すると以下のような順になります。
テープタイプ4商品の足まわりの大きさ比較
パンパースが一番伸びが良かったです!ただ、ゴムがサイドのテープ部分にしかないため、背中漏れの可能性が高まるかもしれません。
パンパースの背中漏れに関する口コミを探したところ、以下のような話が多く確認出来ました。
生後3ヶ月の息子は、高確率でうんちの時背中漏れします!他のオムツだとほとんどなかったのに…?
このようにパンパースには背中漏れの弱点があるので、太ももの太さのみが気になるなら、パンパースにするのもありですが、背中漏れしていないかこまめに確認するようにしましょう。
太ももの太さと背中漏れもきになるなら、思い切ってサイズアップしてみることをおすすめします。
次に、それぞれのオムツの足まわりにあるゴムの伸びた長さを比較してみます。
オムツの足まわりにあるゴムの伸びた長さは、圧倒的にパンパースが大きいです!そのため、太ももが細めの赤ちゃんから太めの赤ちゃんまで幅広い体形にフィットするオムツであることが言えます。
もし、パンパース以外のオムツを使っていて、太ももがきつそうだと感じたら、パンパースを一度試してみてるのもよいでしょう。
次に、Lサイズのパンツタイプでの商品比較を解説していきます。
【パンツ編】Lサイズでの商品比較
次に、パンツタイプのオムツである、「P&Gのパンパースさらさらケア」「花王のメリーズすっと肌さらエアスルー」「ネピアのGenki!」「ユニ・チャームのマミーポコパンツ」の4つの商品での比較です。
目安体重、太もも周りの長さ、広げた時の伸びをまとめています。
パンツタイプの足まわりは、畳んだ状態と広げた状態の測定値です。
マミーポコが他3つと比べて、大き目サイズでゴムの伸びが大きいことがわかります。
商品名 | 目安体重(kg) | 足まわり(cm) | 伸びた長さ(cm) | 見た目の特徴 |
パンパースさらさらケア | 9~14 | 19/34 | 15 | 1番薄くて長い |
メリーズすっと肌さらエアスルー | 9~14 | 20/34.5 | 14.5 | ギャザーが外側に出ている |
ネピアGenki! | 9~14 | 20/35 | 15 | ゴムが柔らかくて伸びが良さそう |
マミーポコパンツ | 9~15 | 22/40 | 18 | 薄くてすらっとしている |
足まわりの大きさは最小サイズはどのオムツでも大きな違いがないので、ゴムの伸びが太めの太ももと合うかを検討してみるといいでしょう。
パンツタイプ4商品の足まわりの大きさ比較
足まわりの大きさだけで、比較すると以下のような順になりました。
マミーポコは畳んだ状態でも少し大きめの設計になっていて、公式サイトによると、「大きめだから長~く使える」というコンセプトになっているとのこと。
太ももが太めの体型の子どもには、長く使えそうでとてもありがたいですね!
次に、それぞれのオムツで足まわりの伸びた長さを比較してみます。
こちらも、大きさ同様、マミーポコが一番大きい結果となりました。
マミーポコの伸びには驚きですね!パッと見ただけでも大きいとわかるので、成長につれて太ももが太くなったという子には、長くフィットするオムツと言えるでしょう。
Mサイズからのサイズアップは、まずはパンパース、メリーズ、Genki!を試してみるといいでしょう。
そして、最終的には成長に合わせて、マミーポコという選択肢も考えられますね!
>>オムツのお試しパックはどこに売ってる?取扱店舗やamazonを徹底調査!!値段やサイズも紹介
ちなみに、体重やサイズ以外にもオムツの選び方は違うとこともあるので、以下も参考にしてみてくださいね。
サイズ以外の違いについて
オムツは、サイズ以外にも機能や肌ざわりなどの違いからも選ぶことが考えられます。
それぞれのメーカーで研究開発されてきたオムツは、吸収力や通気性などの特徴を備えていますが、その機能にはメーカー別に大きな差はないとも言われています。
他には、肌に触れる面の素材や加工の違いで、おむつかぶれが出る子や出ない子に分かれます。
どのメーカーの素材なら大丈夫!という万人受けのオムツはないので、比較して使用してみてくださいね。
もしおむつかぶれが出てしまった場合には、オムツのメーカーを替えてみることが解決策のひとつです。
子供の成長に欠かせないオムツですが、サイズアップするタイミングやおむつの種類は、何を選べばいいかわからなくなることもあるでしょう。
そんなときのために、サイズアップの目安や選び方のポイントを解説します。
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オムツのサイズアップの目安や選び方のポイントを解説!
赤ちゃんの太ももが太いと感じたときのオムツのサイズを選ぶ目安は、足回りにゆとりがあるかどうかです。
ゆとりを感じない場合には、サイズアップもしくはメーカー変更を検討してみてくださいね。
うちの子は、Sサイズのテープオムツは足の付け根が窮屈そう…!もしかして、サイズアップ?!
オムツがキツイと股関節に負担がかかってしまいます。したがって、太ももが太い赤ちゃんにおすすめなのは、足まわりがゆるく赤ちゃんが自由に足を動かせるようなオムツです。
オムツサイズの選択は、テープタイプでもパンツタイプでも、以下のことを見て選びます。
- オムツの目安体重
- おむつかぶれがない
- お腹や股関節が赤くならない
- おへそが隠れる
- おしっこやうんちの漏れがない
これらを総合的に見て、オムツのサイズを選ぶことが多いのではないでしょうか?
しかし、オムツの目安体重は近いサイズで被っていることがあります。
被っている体重だと、どちらのサイズを使う方がいいのか迷ってしまいますよね。
その状況になると、その他の4つの選択肢を重視して選びます。
太ももが太い、お腹が出ているなどそれぞれの体型を比較すると、重要視するポイントが違います。
足まわりのギャザーがどのくらい伸びるかや、ゴムの柔らかさなどを比較すると判断しやすくなりますよ。
例として、Sサイズのテープタイプ、Lサイズのパンツタイプのサイズアップするときの選び方を紹介します。
【テープ編】SからMへの移行
SからMへサイズアップする場合、おへそがおむつで隠れなくなったことや、股関節周りにゆとりがなくなってきたことで、サイズアップを検討する場合が多いでしょう。
Sサイズは、新生児が終わるころから3か月頃までが多く使用される期間です。
新生児サイズとSテープの1パックに入っている枚数は、そこまで大きくは変わりません。
しかし、MテープはSと比べて10~15枚減った枚数になるため、1枚当たりの単価が少しずつ上がってきます。
そのため、「長くSサイズを使いたい!」と思う気持ちもわかりますが、赤ちゃんの成長は待ってはくれません。
体重が増えてくると、足が太くなってきたり、身長が伸びたりと急激に成長しています。
お腹のテープ番号はまだ「1」なのに、サイズアップしなきゃダメ?
実際のところ、テープを止める腰回りの部分は最後まで細いままのことが多いです。
腰回りの少し上、ちょうどおへそまわりは体重増加につれて大きくなっていきます。
テープを止める位置が「1」のままサイズアップする、ということも少なくはありません。
おへそ丸見えで、もうパツパツ。早くMサイズにしてあげればよかった~
このような状況になったらなるべく早く、サイズアップしてあげてくださいね。
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【パンツ編】LからXL(ビッグ)への移行
LからXL(ビッグ)へ移行するときには、太ももやお腹周りのきつさがサイズアップの目安になるでしょう。
XLサイズの表記サイズは、「BIG」「ビッグサイズ」もしくは「XL」「LL」などメーカーによってさまざまです。
1パックの枚数は、LサイズからXL(ビッグ)サイズになると、だいたい6枚減って1枚当たりの単価がさらに上がります。
コスパを良くしなきゃ、他のサイズみたいにポンポン使えないよ~!
XLサイズの体重目安は、12〜21kg程度とかなり幅広い体型に対応していることがわかりますね。
個人の成長には差がありますが、ビッグサイズへ移行の目安になるでしょう。
月齢が進み、ハイハイやたっち、歩行のへステップが進んでいる時期でのオムツこそ、こまめなおむつ替えをしてあげることをおすすめします。
なぜなら、2足歩行が完全でない時期に、オムツの重みで股関節に負担がかかってしまうからですね。
成長速度によってサイズアップのタイミングは、普段からおへその隠れ具合やおむつを履かせたときのサイズ感を見ていると、いつオムツをサイズアップするかがわかるでしょう。
もし、「きつくなってきたかも?」と思ったときには、いきなりサイズアップするのではなく大きめサイズのオムツを使ってみるのもアリですよ!
というわけで、太ももが太い子は、Sサイズテープタイプに「パンパース」を、Lサイズパンツタイプには「マミーポコ」をおすすめします。
オムツサイズが体型に合わないとトラブルになる?
オムツサイズが体型に合っていない状態が続いてしまうと、以下のようなことが起こる恐れがあります。
- おしっこやうんちの漏れ
- おむつかぶれ
- 股関節脱臼
これらが起こってしまうと、洗濯が大変なだけでなく、赤ちゃんの健やかな成長にも支障をきたし、最後には病院に頼らないといけなくなることも。
親子で大変な思いをしなくていいように、赤ちゃんの体型にあったオムツのサイズを選ぶよういしましょう。
次に、体型に合わないサイズを使ったときに起こる、さまざまなトラブルの対処方法を解説していきます。
おしっこやうんちの漏れを防ぐには?
おしっこやうんちの漏れが起こりやすいのは、オムツが小さすぎる場合と逆に大きすぎる場合に起こりやすいです。
オムツサイズが合っていないと、足まわりに隙間ができたり、内側のギャザーがずれたり、折れたりすることで、漏れを生じてしまうからですね。
小さく感じていなくても、よく漏れるということがあれば、サイズアップしたオムツを試しに使ってみると良いでしょう。
チャイルドシートに乗ると必ず漏れてたのに、サイズアップしたら頻度が減ったよ!
逆に、大きなオムツを使うと見た目はフィットしていても、動いた拍子に隙間が生じやすく、漏れを引き起こしてしまいます。
大きい場合には、同じサイズでも小さめのオムツにすることで、トラブルを起こさないことができそうですよ。
他には、ゆるうんちストッパーやポケットがついている「ムーニー」のおむつを使ってもいいかもしれません。
ゆるうんちストッパーとポケットは、それぞれテープとパンツのSサイズまでに備えられているものです。
おしっこやうんち漏れが発生すると、赤ちゃん自身の衣服の汚れが、ママやパパにもついてしまうこともあります。
外で漏れが発生すると着替えが足りなくなったり、遊びに行った場所にも汚れがついてしまうこともあるでしょう。
体型にあったオムツを使うことで、漏れトラブルの多くは回避できますので、オムツサイズをしっかりと検討してみてくださいね。
オムツかぶれを防ぐには?
オムツかぶれになる理由は、皮膚の薄い粘膜部分にうんちやおしっこの刺激で炎症が起こってしまうことです。
赤ちゃんの肌質とオムツの素材が合うまで、いくつか試してみることをおすすめします。
太ももが太いからサイズアップしたいけど、コスパのために同サイズでも大きめのもの(違う銘柄)を使うときには注意が必要です。
普段パンパースだった息子が、一時的にグーンを使っていたらおしりが真っ赤になってしまって慌てて戻したよ。
太ももの太さを気にしたおむつ選びも必要ですが、子どもの肌に合う合わない素材があるかもしれない、ということを念頭に入れて選んでみましょう。
CMで肌に優しい、といわれていても実際には合わないこともよくありますので、注意が必要です。
股関節脱臼を防ぐには?
股関節脱臼とは、「乳児股関節脱臼」という、足の付け根の関節が外れる病気です。
脱臼を引き起こしても痛みはあまりないとされていますが、放置してしまうと歩行に支障が出たり、成長してから腰や足に痛みが出ることもあります。
正しい扱い方をすると、未然に防ぐことができますので、覚えておくといいでしょう。
オムツに関しては、太ももがきついとM字型が維持できず伸びてしまい、股関節の向きが変わってしまうことで脱臼につながる恐れがあります。
キツいオムツを使い続けて、足まわりを固めてしまわないよう気をつけましょう。
もし、脚が伸びている様子を見かけたら、オムツを足まわりのゆったりしたものに変えてあげてくださいね。
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まとめ
- 太ももが太い4か月(Sサイズ・テープタイプ)の子:P&Gのパンパースさらさらケアが、向いている
- 太ももが太い2歳半(Lサイズ・パンツタイプ)の子:ユニ・チャームのマミーポコパンツが、向いている
- Sテープタイプのオムツで比較すると、ムーニー<メリーズ<グーン<パンパースの順で足まわりが大きい
- Lパンツタイプのオムツで比較すると、メリーズ<パンパース<Genki!<マミーポコの順で足まわりが大きい
- オムツサイズは、目安体重のみだけでなく体型も見て選ぶことが大切
- 太ももが太い体型の赤ちゃんは、足周りに跡がついていないか、M字の脚に動かしているかを確認する
- 跡が残っている、M字の脚になっていない場合には、比較的足まわりの大きなオムツ、もしくはサイズアップを検討する
- オムツサイズが合っていないと、漏れやオムツかぶれ、股関節脱臼などを引き起こす可能性がある
- 特に股関節脱臼は歩行にも支障が出る恐れがあるため、足まわりがきつすぎないよう注意する
太ももが太い体型だと、お腹周りは細いのにオムツをサイズアップするのは少し抵抗があるかもしれません。
しかし、そのままにしておくと漏れや病気につながる可能性があるので、他のオムツにするかサイズアップを試すことをおすすめします。
サイズアップするとコスパは落ちますが、同じサイズでも太ももの太いことがカバーできるオムツもあるので是非検討してみてくださいね。
赤ちゃんひとりひとりの体型は違うので、オムツの商品情報を調べながら合うものを見つけて、健やかな成長を見守っていきましょう!
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