歩けるようになり、元気いっぱいで体力もついてくる1歳児。
天候や体調によっては室内遊びばかりで体力があり余り、夜でもなかなか寝てくれず困ることもありますよね。
室内遊びでもしっかり運動を取り入れて、普段の生活リズムを崩さないようにしてあげたいものです。
しかし、「運動させてあげたいけど、家だとどうやって遊べば良いか分からない。」「一日中テレビを付けっ放しにしてしまった…。」などのお悩みはありませんか?
そこで、家でもできる1歳児向けの運動遊びを調べてみました!
追いかけっこから新聞を使った五感を刺激する簡単な遊びまで、役立つアイデア満載です。
ただ漫然と遊ばせるのではなく、1歳児の成長や発達も考えた室内遊びを紹介していきます。
準備も簡単なものばかりなので、きっと室内でも楽しく過ごせるようになりますよ♪
1歳児との室内遊びに運動を取り入れよう!おすすめ遊び6選
子どもとの室内遊び、楽しく充実した時間を過ごせたら良いですよね。
こちらでは準備不要なものや、身の回りのものでできる遊びをご紹介します。
どの室内遊びも家にいながら体を動かせて、1歳児も大人も一緒に楽しめる内容です。
私の体験談も所々に載せていますので、よろしければ参考にしてくださいね。
追いかけっこ
これは定番中の定番ですよね。追いかけっこを嫌いな子どもはいないのではないでしょうか。
私が実際に行なっている、ちょっとした工夫をご紹介しますね。家の中だと大胆に恥ずかしい動きができるので、おすすめです♪
- クロールをするように腕をバタバタと動かしながら追いかける
- タカアシガニ(もしくは千と千尋の釜爺風)になりきって手足を折り曲げて動きながら追いかける
- 布またはタオルをかぶり手を前に突き出してお化けの真似をしながら追いかける
このように少し動きを加えると、子どもの反応が「きゃっきゃっ」から「ぎゃああ〜!」に変わるでしょう。
大丈夫、盛り上がっている証拠です!!子どもが泣いてしまわないように、程度は加減してくださいね。
また、ひもやタオルの準備がありますが、ビニールひもやタオルを尻尾に見立ててズボンに挟み、しっぽ取りゲームの要領で鬼ごっこをするのも楽しいですよ。
声かけは、大人が追いかけられる側の場合は「このヒラヒラ取れるかな〜?」、子どもを追いかける時は「かわいいしっぽ捕まえちゃうぞ〜!まってまって〜!」などでしょうか。
大人の声かけ次第で楽しさが変わってくるので、ぜひ色々と工夫してみてくださいね。
かくれんぼでいないいないばあ
こちらも子どもが大好きな遊びの代表選手ですよね。いないいないばあは、新生児の頃から行なっていませんでしたか?
手などで顔を覆い「いないいない」と言いながら、手を外し「ばあ」とおどけた表情であやすのが従来のいないいないばあ遊びです。
それを進化させ、少し動きを加えた「かくれんぼでいないいないばあ」も楽しいですよ。
- カーテンの影や椅子の下などに隠れる、もしくはタオルケットを広げ身を隠し壁にペタッとくっつく”忍法隠れ身の術”をして待機
- 隠れたところで「もういいよー!」と声をかけて探しにきてもらう
- 隠れている場所の近くに子どもが来たら「いないいないばあ!」と勢いよく自ら出ていく
1歳児になりたての頃は、歩行がおぼつかなかったり、従来のかくれんぼだと難しすぎて見つけてもらえなかったりする可能性があります。
ですので、この”自ら隠れて自ら見つかる”スタイルは、特におすすめですよ。
ビニール袋で風船遊び
よくスーパーなどでお肉やお魚を入れるあの薄いビニール袋、家にたくさんありませんか。ビニール袋一枚あるだけで、室内遊びがかなり充実しますよ。
ビニール袋の口を開いた状態で左右に振って空気を入れ、そのまま口を縛り風船を作るだけです。
風船を作ったあとの遊び方の例を紹介しますね。自由にやってみてください♪
- 風船を振ってビニールのシャカシャカという音や感触を楽しむ
- 上から風船を落としてゆっくり地面に落ちていく様子を観察する
- 一緒に風船でトス遊びをする
- うちわで落とさないように下からパタパタ仰ぐ
ビニール袋は1歳児が大好きな素材ですよね。私の子どもも、どんな高価なおもちゃよりもビニール袋が好き!という時期がありました。
おすすめは”うちわで風船をパタパタと仰ぎ浮かせ続ける遊び”です。
これは、ぜひチャレンジしてみてください。大人が必死に頑張る姿をみて、子どもはきゃっきゃっと喜んでくれますよ!
大人が楽しそうにしていると、子どもも楽しそうに笑ってくれることは良くありますよね。
笑顔は伝播しますので、子どもと遊ぶときは本気で楽しむ!を大切にしてみてください。
布団で代用OK!マット運動
まだお布団を片付けていなかった、と言う時も実は遊べるチャンスです。
マット運動用のマットを所有している家は少ないと思うので、布団で代用し自由に動いてみましょう。
歩き始めの1歳児の場合、無理せずコロコロと寝転がったり、ハイハイしたりと簡単な動きから始めてみてくださいね。
転がり運動は、子どもの平衡感覚を鍛えるのにも良いですよ。
我が家では和室に布団を敷き詰め、ハイハイで追いかけっこをしています。
疲れたらそのままゴローンと横になりしばらく休憩できるのでおすすめです。
クッションや座布団を二つ折りにしたものを下に入れて、凸凹の障害物を作っても面白いですよ。
大人の真似をして動いちゃおう!ダンスや体操
ダンスや体操は全身を動かす運動です。音楽に合わせて動くので、よちよち歩きの1歳児でも楽しくリズム感覚を育むことが出来ますよ。
何より道具などの準備が不要、身一つでできるのが嬉しいですよね。
例として「おかあさんといっしょ」より、踊って盛り上がれる人気曲をご紹介します♪
- ベイビーシャーク
- からだ☆ダンダン
- およよのダンス
- ブンバ・ボーン
どれもYouTubeで見ることができ、子どもたちから絶大な人気のある曲ですよね。特に「からだ☆ダンダン」は振り付けが激しいので汗だくになりますよ。タオル必須です!
ちなみに我が家でも、ダンスするのにYouTubeが大活躍しています。
エクササイズ動画を見ながら踊っていると、音楽につられて息子が「ママ何してるの?楽しい?」とニコニコしながら寄ってきて、二人で楽しくダンシング!
もちろん子どもには振り付けの再現は難しいですが、音楽に合わせて飛んだり跳ねたりするだけで十分楽しそうです。
動画を見ながらダンスなんて、自分のダイエットにもなるので一石二鳥ですね。
朝一番に身体を動かすときは、ラジオ体操がお勧めです。ゆっくりと筋肉や関節を伸ばしながら気持ちよく体を目覚めさせましょう。
朝の日課にすれば「よーし!今日も家事育児頑張るぞ!」とやる気スイッチが入りますよ。
ゆっくりとした体操の中にジャンプなどの動きも入っているので、子どもも真似しやすく飽きずに楽しめますね。
それなに〜!?真似っこゲーム
こちらもルールはとっても簡単。タイトル通り、何の真似をしているかを当てるゲームです。
一人が動物や身の回りのものなどの真似を披露し、そのほかの人が回答します。
例えば、時計の真似であれば針の動きを手で表しながらボーンボーンと言ってみたり、扇風機であれば、羽の動きを真似ながらビュービューと音を表現したりします。
最初は大人が真似する側を担当するとスムーズです。慣れてきたら真似っこする側を子どもが担当するのも楽しいですよ。
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1歳児との室内遊びでは新聞紙が大活躍⁉︎おすすめ遊び4選
新聞紙は身近な材料なので保育の現場でも良く使われています。
新聞紙があれば室内遊びの幅がグッと広がり、ゲームに工作に運動にと多様な遊び方ができますよね。
新聞紙遊びのねらいとしては以下の3つが挙げられます。
- 身近なものを使って創造力を育てる
- 手や指をたくさん動かす
- 手触りや音などを楽しみ五感を刺激する
【身近なものを使って創造力を育てる】
新聞紙で楽しく遊んだ経験はとても貴重で、他の材料でも「これで〇〇が作れそう!」「こうしたら楽しく遊べそう!」など、想像力や発想力を育てる事ができるそうです。
ゼロから新しいものを生み出す際に必要となる創造力や発想力を、小さいうちから遊びで伸ばしてあげれば、将来きっと役に立つ事でしょう。
【手や指をたくさん動かす】
手先を動かすことは 1歳児にとってとても大切です。
新聞紙遊びには、新聞を破ったり丸めたりと手先を使う動きが多く含まれています。
手先を動かすと脳が刺激を受けるので、遊びを通して脳神経の発達を促す事ができます。
また、手や指を動かすことは思考力や集中力を高める効果があるだけでなく、運動能力の向上も期待できるそうです。
新聞紙遊びにこんなに色々な効果があるだなんて、初めて知り驚きました!まさに良いことずくめと言えますよね。
【手触りや音などを楽しみ五感を刺激する】
新聞紙遊びでは、五感を刺激してくれる要素がたくさん含まれており、さまざまな感覚を養う事ができます。
例えば、新聞が破れる様子(視覚)、ビリビリと破れる音(聴覚)、紙のザラザラした感触や破く際指先に伝わる感覚(触覚)、インクや紙の匂い(嗅覚)など。
人間は生まれながらに五感を持っていますが、赤ちゃん時期の感覚はぼんやりとしており、外からの刺激をたくさん受ける事で発達していくそうですよ。
五感を刺激してくれる新聞紙遊びは、ぜひ室内遊びに取り入れたいですね。
続いて、新聞紙遊びのポイントについてお話ししますね。
まず、子供が「やってみたい!」「楽しそう!」と興味を持ってくれるように遊びに誘ってみましょう。
最初は新聞紙にあまり興味を示さない子どもでも、大人が楽しそうに遊んでいると徐々に好奇心に引かれるものです。
「こうやってビリビリするよ〜♪」と言って実際に破って見せたり、新聞紙を丸める様子を見せたりすると1歳児でもイメージがしやすいですね。
次に、新聞紙遊びにおける注意事項についてのお話です。
新聞紙を広げた状態でその上に乗ると、大変滑りやすいです。
万が一転んだ時を想定して、周りに角が出ているものはないか、硬いものや鋭利なものはないかを確認し、安全に遊べるようにしましょう。
なるべくスペースが広く確保できる場所で行うといいですね。
そして、誤飲には注意してください。遊ぶ前に、新聞紙は口に入れないように説明しておくことが大切です。
0〜1歳児って本当になんでも口に入れて確かめようとしますよね。私の子どももそうでした。
新聞紙は唾液で溶ける性質があるので、大人が気づかぬうちに口に入れ誤飲してしまうリスクがあります。
新聞を口に入れていないか、注意して見守ってあげましょう。なんでも口に入れる癖がある場合、少し落ち着くまでは新聞紙を使った遊びは控えた方が安全ですね。
それでは、これから新聞紙を使った室内遊びをご紹介します。
安全面に気をつけながら、最後のお片づけまで子どもと一緒に楽しみましょう!
夢中でできる!新聞紙ビリビリ遊び
手に入りやすい古新聞(またはチラシ広告)を使った遊びです。
- 新聞紙をビリビリと破く
- 慣れてきたら、なるべく新聞紙が途中で切れないように長くつなげてみる
- 最後に集めた新聞紙で大きな一つのボールを作ってみる
ただ破るだけなので一見すると単純そうに思えますが、1歳児にとっては刺激いっぱいで夢中になること間違い無しの室内遊びです。
我が家でも実際にやってみたところ、あっという間に新聞紙の虜に♪
最初は(こんなことしちゃって大丈夫かな?)と恐る恐るだった子供が、しばらくするとキャッキャッと目を輝かせて新聞をビリビリと楽しんでいました!
紙で手を切ってしまわないようにだけ、十分注意してくださいね。
白熱!新聞紙で玉入れゲーム
手軽に手に入る新聞紙を使った、室内遊びのアイデア第二弾です。
新聞紙を丸めたり玉を掴んで投げる動きは、手先の細かな動きや全身運動になり、遊び方もとても簡単。
- 新聞紙をくしゃくしゃに丸め、テープで止めて玉を作る
- 大人が段ボール(またはカゴ・バケツ・袋など)を持つ
- 段ボールに玉を投げ入れる
我が家では、スマホでアップテンポな曲をかけながら新聞紙玉入れに挑戦してみましたよ。
子どもも私もノリノリで玉入れをしていたら、いつの間にか汗だくでした。
「またやりたい!」とリクエストももらい、大成功でした。
段ボールやカゴを上下左右に動かしたりして、難易度をあげても面白いですね。
ゆらゆら新聞紙バランスゲーム
準備物は先ほど紹介した玉入れゲームと同じですので、そのままこちらにも挑戦してみましょう。
- 新聞紙を丸めてボールを作る
- 頭の上にボールを乗せ、落とさないようにバランスを取る
慣れて来たら、「長く乗せられた方が勝ちだよ〜!」と声かけをして大人と競争しても楽しいですね。
すぐにボールが落ちてしまう場合は、少しボールの下を平らに整えてあげてから乗せてあげましょう。
遊びの最後はお片づけ!お口にご飯をパックんゲーム
楽しい新聞紙遊びの時間が終わると、最後に必ずやらなければならないのがお片づけです。
単に「片付けようね」と声をかけても、なかなか子どもはやってくれませんよね。
ですが大人の声かけや工夫次第では、お片づけも楽しいゲームに大変身!しますので、ぜひ参考にしてください。
- ゴミ袋またはゴミを入れるダンボールなどに目や口を書く
- 「この子にご飯を食べさせてあげてね」などと声をかけ、使い終わった新聞紙を入れてもらう
- 新聞紙が入るタイミングで「パックん!もぐもぐもぐもぐ」など生き物がご飯を食べているイメージで声かけする
片付けが苦手であまり積極的にやってくれない子どもでも、このようにゲーム性を持たせると喜んで片付けてくれますよ。
片付けもゲームの一つだと考えて、楽しみながらできるといいですね。
1歳児との室内遊びのねらいとは?!
1歳を過ぎると、つかまり立ちをしたり一人でヨチヨチ歩きをするようになりますよね。
歩けるようになると、視点が変わり行動範囲も広がるので、さらに好奇心旺盛になります。
色々なものに触ったり叩いたり、舐めて確かめたりする様子が見られるのがその証拠ですよね。
また言葉の発達も著しいのがこの1歳児です。
「パパ」「ママ」「ブーブー」などの一語文に始まり、発する言葉がどんどん増えていき、大人とのコミュニケーションも取れるようになってきます。
感情表現も豊かになり、大人の言うことにイヤイヤと拒否をしたりと、赤ちゃんから子供へと目覚しく成長をするのも1歳児の特徴です。
保育の現場では、1歳児との室内遊びでは以下のねらいがあるそうです。
- 友達や先生とのスキンシップを通して信頼関係を育む
- 友達や先生の真似をしながら取り組む
- 身体を動かし運動することの楽しさを知る
- 自由に身体を動かす楽しすことや手指の細かい動きを覚える
つまり1歳児との室内遊びのねらいは、大人が見本となり沢山話しかけること、一緒に運動を楽しむこと。
子ども達の「楽しそう」「やってみたい」という好奇心をくすぐることにあるのですね。
また、大人が楽しそうに遊ぶ姿を子どもに見せることも大変重要です!
年齢にかかわらず、子どもたちは大人の行動に興味津々、よく観察しているものです。
大人が「こんな遊びしてみない?」と楽しげに提案したり、実際に楽しそうに遊ぶ姿を見せれば、子どももやってみたい!という気持ちになるはずです。
ここまで室内遊びのアイデアをいくつかご紹介してきましたが、遊びのねらいもぜひ参考にしていただき、いろいろな遊びに挑戦してみてくださいね。
まとめ
- 子どもは大人の行動をよく見ているので、大人も楽しそうに遊ぶことが大切
- 子どもへの声かけを工夫すれば、さらに遊びが盛り上がる
- 身の回りあるものを遊びに取り入れて、1歳児のうちから創造力や発想力を伸ばすのが良い
- 室内遊びに新聞紙を取り入れると、手先をたくさん動かすことで感覚が育つ
- 片付けもゲームの一つ!楽しくお片づけできるように工夫すると子どももやる気になる
- 1歳児との運動遊びでは、子供の「やってみたい!」を引き出すのが重要
今回は、家でもできる1歳児の室内遊びに運動を取り入れるアイデアをご紹介しました。
私も今まで雨の日などは、子どもにYouTubeをだらだら見させてしまう事も多かったのですが、この記事執筆をきっかけに、これではいけない!変わらねば!と一念発起。
未だ手探り状態ではありますが、子どもも自分も楽しく室内遊びをするには何をしようか?と考えるまでに成長しました。
今回ご紹介しアイデアを参考に、子どもたちと一緒にどんどん新しい遊びや運動にチャレンジしてみてくださいね。
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