中学生になったときに、勉強方法やテスト対策を自力で行うことに限界を感じて、塾に通いたい!と親にお願いした経験がある2児のママです。
塾に通う前に、「集団塾か個別塾のどちらが向いている?」「週何回通う必要がある?」「塾代はどのくらいかかる?」これらのリサーチ不足で、3回も塾を転々とした苦い記憶があります…。
調べた結果、令和3年度の中学生の塾へ通う回数は、週に1~2回が多いです。
この記事では、中学生は週何回で塾に通うのが妥当なのかをご紹介しています。
また集団塾と個別塾の違いやおすすめ、そして塾費用についても深掘りしてみました。
中学生のお子さんが週何回で塾に通うべきか悩んでいるあなたに向け、お子さんが塾へ前向きに通っていけるよう情報を提供します!
中学生は塾に週何回通ってる?!
塾へ通う多くの中学生は、1回の授業が1〜2時間、週1〜2日の割合で塾へ通っています。
文部科学省の資料(2009年)では、塾に通う中学生は、全体の約4割。その内、週に1〜2回塾に通っている中学生が約7割います。
つまり、調査した中学生の全体の約3割が週に1〜2日塾へ通っている事になります。
ベネッセ教育総合研究所の調査結果(2015年)でも「塾や予備校へ、週何日通っていますか」という質問では、週2. 2日という結果になっています。
塾へ通う中学生の多くは、週1~2日塾へ行くことが分かりますね。
塾に週何回通うことで、上記の理由が解決できるか調べた結果、「勉強習慣が身についている場合は週に2回以上、そうでない場合は週に5回以上は通うべき」という結論を出す塾もありました。
勉強習慣の有無だけでなく現在の中学生の塾通いは週何回が多いのか?子どもの状況と入塾する学年による違い、週何回なら塾費用の負担が可能かなども検討事項に入れて話し合ってみるとよいでしょう。
いつから通う?
文部科学省で令和3年に調査した結果から、以下に中学生の学年別の通塾率を算出しました。
私立中学校 | 公立中学校 | |
中学1年生 | 51.6% | 57.8% |
中学2年生 | 53.4% | 69.2% |
中学3年生 | 56.7% | 84.0% |
この通塾率は、1年間で学習塾費の支出項目がある家庭の割合です。
この結果から、学年が上がるにつれて通塾率が上がっていることがわかります。
勉強の難しさが学年とともに上がることや、高校受験を見据えていることが塾を利用している主な理由かもしれませんね。
いつから塾へ通えばいいの?塾へ通うタイミングを学年ごとでシミュレーションしてみましょう。
中学1年生
他の上級学年と比べると、通塾率はそこまで高くありません。
中学1年生から塾へ通うメリットは、勉強習慣をつけ高校受験に向かっていくという流れを長い目で見ることができる点です。
小学校から比べると、中学校の勉強は格段に難しくなっていると思います。
最初につまずいてしまうと後々大変なことになってしまうことも…。
早いうちに、勉強習慣を身につけ授業に対応できる力を養えるようにしたいですね。
また、内申点を良くする要因のひとつである、定期テストの点数をとることも塾で対策できます。
定期テストは、通知表や高校受験で必要になる内申書の点数にも関わってくる大切なテストです。難関校を目指すのであれば、気にしておくべき項目ですよ。
中学2年生
中学校生活も1年以上となり、部活や勉強に慣れてきたところではありますが、このタイミングで塾へ通うことで勉強内容を理解し、定着させておくことが今後の受験対策に有利になるでしょう。
中学3年生になると、高校受験対策が主な理由で塾へ通う人が増えます。
それまでに通っておくことでライバルに差をつけることができます。
また、苦手科目がある子どもは早めに克服するために手を打つことも大切です。
部活がさらに忙しくなる時期でもあるので、苦手科目を放っておくと今後受験を意識したときにあしを引っ張りかねません。
中学3年生
高校受験に向けて、対策を行うために塾へ通う場合が多いでしょう。
塾で受験予定テスト対策ができたり、得意科目を強化したりと学校の授業だけでは補いきれない部分もカバーできる見込みがあります。
この時期に塾へ通っている子どもの多くは、受講科目を増やしたりや受験対策講座を追加することがあるため通塾率も高めになっているようです。
また、最近は自習できる塾が多いため、授業がない日でも自分の勉強をするためにも塾の自習スペースが使用できます。
家ではダラダラして、勉強に集中できない!という子どもにとっては良い環境が手に入ります。
しかし、入塾が受験直前すぎると学力向上のタイミングがずれてしまうことも考えられるので、早め早めの行動をするといいでしょう。
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中学生の塾におすすめは個別?それとも集団?
中学生の塾におすすめタイプは個別塾でしょうか?集団塾でしょうか?勉強習慣の有無や目的によってもおすすめの塾が変わってきます。
ここでは、中学生がよく通っている個別塾と集団塾の違いやメリットデメリットをそれぞれ調べました。
是非、どちらを選ぶか迷っているなら参考にしてみてください。
講師1人に対して | 授業カリキュラム | 授業時間 | |
個別塾 | 1~3名の生徒 | 内容は個人に合わせられる | 60~90分 |
集団塾 | 5名以上の生徒 | 内容は決まっている | 60分程度 |
個別塾のメリットデメリット
個別塾といえば、マンツーマン授業が可能なところをイメージしますね。
どんなメリットデメリットがあるか見てみましょう。
自分に合った進め方で指導してもらえるので安心できますね。中学生は勉強や部活、習い事など忙しいので自分で授業時間を決められるところもメリットでしょう。
自分の苦手部分の克服や、定期テスト対策など、目先の目標ばかり対応してしまうと入塾したときの目標から外れてしまうことも考えられるので特に注意したい点です。
講師も大学生のアルバイトが多く授業を行うか、社会人の講師なのかは塾によるので下調べをしましょう。
アルバイトの場合すぐにやめてしまう可能性があることもデメリットのひとつです。
自分のペースでしっかり一歩ずつ勉強を進めたい子どもにおすすめできるでしょう。
集団塾のメリットデメリット
集団塾のイメージと言えば、みんなで一斉に勉強をする授業スタイルを取っているということです。
どんなメリットデメリットがあるのでしょうか。
みんなで同じことをやるので、周りの友達と一緒に向上し合えるのが、集団塾のいいところですよね。
つまずいてしまっても、自分のために授業が止まることなく進んでしまうのは、大きなデメリットと言えそうです。
友だちと会うことが目的になってしまう場合もあるので、本人のやる気もかなり必要だと感じます。
学力ごとでクラスがわかれている塾もあるので、競争心をもって悔しさをバネにできるような子どもにおすすめのスタイルです。
中学生の塾費用負担はどのくらい?
中学生が通う塾の代表的な2つのスタイルがあるかわかったところで、それぞれの塾費用の相場がどのくらいか調べてみました。
塾の規模や講師の数、地域によっても塾費用は違うので一概には言えませんが、以下を目安にしてみてください。
1ヶ月の塾費用 | |
集団塾 | 20,000~50,000円 |
個別塾 | 20,000~60,000円 |
月額塾費用のほかに、入塾代、テキスト代、特別講習代、諸経費などがかかります。
中学生は学年が上がるごとに、費用も上がる傾向にあり、文部科学省で令和3年に調査した結果をみても最終学年で費用は増える傾向にあります。
また、学校から塾が遠い場合には、交通費や送り迎えが発生することも考えられます。
見学や体験もなく入塾をきめてしまうと、過去の私のように3回も塾を変えてしまったり…。なんてこともあります。
そうなると、中学生の子どもにも、親にも精神的に焦りが出てしまったり、金銭面の負担が大きくなってしまったりとデメリットだらけです。
体験が可能な塾が多いので、塾へ通う目的を明確にして体験を受けて、そのあとに塾の指導方針も確認した上で入塾を決めると安心ですね。
まとめ
- 中学生は平均的に週1~2日塾へ通っている
- 中学生全体の約3割が週に1〜2日塾へ通っている
- 公立中学生は約7割、私立中学生は約5割が塾へ通っている
- 集団塾は、カリキュラムが決まっており切磋琢磨できるが、授業中には質問しにくい
- 個別塾は、自分のペースで勉強できるが、モチベーションを保ちにくい
- 塾代は、塾の形態や規模、地域差などにもよるが、個別塾が集団塾より費用負担が大きい傾向にある
- 塾の体験を行い、目的を明確にしてから入塾を決める
中学生が塾へ通うことは、子どもにとっても親にとっても大きな決断をしなくてはなりません。
塾へ通うことを意識し始めると、週何回通うの?どのスタイルの塾が子どもに合うの?
週何回も通うことが過剰な物理的や精神的、費用負担にならない?と不安に思うことがあるでしょう。
そのため塾へ通うと、決めた後には、体験や相談ができる実際の塾へ複数の候補を挙げて、訪問することをおススメします。
外からは見えない、教室の様子を確認することができるので雰囲気を掴むことができるでしょう。
家や学校から近いから、友だちも通っているから…。と塾の下調べをしないで決めてしまうと、失敗のリスクが高まってしまいます。
子どもの学習目標や日常生活のバランス、費用負担の状況に合わせて塾へ週何回通うかを選び、家族で協力して塾での勉強が有意義になることを願っています!
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