パスポートの有効期限は、5年もしくは10年です。
10年の有効期限のものを選択した場合、18歳の人は28歳まで同じ写真を使います。
その間に学生から社会人になり、髪を染めたりメイクをしたりするでしょう。
すっぴんのときの写真を、ずっと使い続けるのもなんとなく嫌だなぁ…。
一体写真だけの変更はできるのでしょうか。
パスポート写真を変更したいという理由だけでの申請はできません。
ただし申請内容の変更、パスポート切替の時期など、タイミングが合えば、パスポート写真を変更することは可能です。
ここではパスポート写真に後悔しないように、撮影時の注意点もご紹介します。また、撮影にいくらかかるのかもお伝えします。
10年間使い続けられる素敵な写真を撮って、海外旅行を思いっきり楽しみましょう♪
パスポートの写真は変更できる?その方法とは?
近々海外赴任予定。今のパスポート写真は18歳のときに撮ったもの、印象がずいぶん違うわ…。写真だけ変更できるのかしら?
パスポートの写真は、基本的に変更はできません。写真を変えるためだけの目的での作り替えは不可です。
現在パスポートの有効期限は、18歳以上は10年か5年を選択できます。18歳未満は、容貌の変化も激しいため、5年有効のパスポートのみ申請可能です。
その間、申請内容に変更が生じた場合、パスポートの作り替えが必要となり、自ずと写真も切り替わるという流れはあります。
以下のような手続きに伴い、パスポート写真の変更が可能な場合もあります。
- 新規申請
- 切替申請
この2つの場合に限り、写真の変更も可能です!
申請にかかる、旅券申請手数料についてもご紹介しますよ。
パスポートの写真変更ができる新規申請の条件とは?
パスポート写真変更の手段として、パスポートの新規申請があります。新規申請とは、以下のような条件の場合に必要な手続きです。
- 初めてパスポートを申請する方
- パスポートの有効期限が既に切れている方
- パスポートの紛失、盗難、消失により紛消失届を提出して新たにパスポートを申請する方
- 本籍地・戸籍上の氏名・性別に変更がある方(変更前のパスポートと有効期間満了日が同一である残存有効期間同一旅券も同様です)
そのほか、パスポートを傷つけてしまった場合の損傷による申請もあります。
損傷とは、写真や氏名、生年月日などの情報が識別できない程度の状況です。
この損傷したパスポートを返納し、新規申請を行います。
新規申請であれば、パスポート自体新しくなるので、写真も切り替わりますよ。
新規申請の場合の手数料
有効期間 | 10年 | 5年(12歳以上) | 5年(12歳未満) |
手数料 | 16,000円 | 11,000円 | 6,000円 |
写真だけの変更ってよほどのことがないとできないのね。新規申請すると、手数料もバカにならないのね。もっと手軽にできると思っていたわ。
ただパスポートの有効期限次第では「切替申請」時期に該当していた場合、写真の変更も可能です♪次で詳しく見ていきましょう!
パスポートの写真変更ができる切替申請の条件とは?
パスポートの有効期限があと半年で切れるな。今後も海外に行く機会はある。パスポートの期限は残っているけど、新しいパスポートに更新はできるのかな。
パスポート写真変更の手段として、パスポートを更新するための切替申請があります。切替申請とは、以下のような条件の場合に必要な手続きです。
- 残存有効期間が1年未満となった方
- 査証欄に余白がなくなった方
切替申請を行なった場合、パスポート自体新しくなるので、写真も更新されます。
仕事でもプライベートでも、海外に行く機会が多かったな。パスポートの査証欄を増やしてもらったけど、また足りなくなってきた。
海外へ行く機会が多くパスポートの査証欄に余白が少なくなった場合は、切替申請によるパスポートの更新が可能です。
※新規申請と切り替え申請どちらの場合も、手数料は新規申請時と同様です。
パスポートの写真変更ができる申請はほかに何がある?
上記以外にパスポートの写真変更ができる申請方法として、残存有効期間同一旅券があります。
これは有効期間は1年以上残っているものの、記載事項に変更が生じた場合や査証欄が足りなくなった場合に利用できます。
パスポートが新しいものに切り替わるので、その写真も更新されますよ。
新しいパスポートの有効期限は、現在お持ちのパスポートの有効期間満了日になります。
ちなみに手数料は一律で6000円であり、新規発行よりも安い手数料での申請が可能です。
当サイト限定‼
【オンラインヨガ500円 OFF優待!】
固まった身体、お家でサクッとリフレッシュ♪♪
パスポート写真はすっぴんがいい?メイクの影響は?
パスポート写真を撮影するときには、濃すぎるメイクは推奨されません。すっぴんはOKです。
それではほかにパスポート写真撮影時の注意点を見ていきましょう。パスポート写真の規定として、以下の項目は厳守する必要があります。
さらに上記8については、以下のように追記がなされています。
目の周辺(右図の四角枠内側)に、髪の毛、マスク、眼鏡、つけまつげ、まつげエクステ等の一部、或いはその陰が入ってこないようにすること。
引用 外務省ホームページ
パスポートは海外において唯一の身分証明書であり、顔写真は本人確認を行う上で非常に重要です。
申請も厳しいため写真撮影の際には、アイメイクに注意が必要ですね。すっぴんとまでは言いませんが、ベースメイク程度におさえておくといいでしょう。
パスポート写真はカラコンの装着は可能?
パスポート写真撮影の際に、カラコンの装着は推奨されません。
カラコンや瞳を大きく見せるコンタクトなど、パスポート写真に対する影響は一体どうなのでしょうか。外務省のホームページでは、以下のようにきちんと明記されています。
カラーコンタクトや瞳のフチを広げるコンタクトを装着したものやフラッシュなどの影響により瞳が赤く写ったものは不適当です。上記コンタクトを着用の場合、出入国の際、不利益を被る可能性があります。
引用 外務省ホームページ
不適切な写真例として、カラーコンタクトについても掲載されています。
自然な瞳の状態での撮影が推奨されています。
パスポート写真はアクセサリーの装着は可能?
パスポート写真撮影の際には、大ぶりなアクセサリーの装着は控えましょう。
不適切な写真例として、以下のように掲載されています。
装飾品で目・耳・鼻・唇などが隠れているもの
引用 外務省ホームページ
つまり、この条件にかからなければいいです。顔の輪郭が隠れるものも不可となっていますが、大ぶりのアクセサリーでなければ、さほど影響はありません。
パスポート写真撮影時には、自然な状態で撮影に臨むことを意識しましょう。すっぴんとまでは言いませんが、ナチュラルメイクを心がけるといいですね。
パスポート写真はいくらかかる?
5年、10年と使い続けるパスポート写真。その規格も厳しく決められているため、失敗のないように撮影したいですね。
ではパスポート写真の撮影には、一体いくらかかるのでしょうか。主な撮影方法と料金です。
証明写真機 | 写真スタジオ | アプリ |
800円〜 | 2,200円〜 | 200円〜 |
パスポート写真撮影の料金に、ずいぶんと差があるように感じます。どれを選んだらいいか迷ってしまいますね。
次にそれぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう♪
パスポート写真はどこで撮るのがいい?
パスポート写真の撮影方法として、証明写真機と写真スタジオがあります。それぞれのメリット、デメリットをみていきます。
ショッピングモールなどでよく見かける証明写真機。履歴書用の写真など、一度は利用されたことがあるのではないでしょうか。
- 24時間稼働しているため、いつでも好きな時間に撮りに行ける
- 美肌補正などのオプション選択が可能
- その場で撮影から印刷までできる
- 短時間で終わる
- 機械が撮影をするため、撮影の際のアドバイスを受けることができない
- 外に設置してあることが多く、防犯面で安心できない
次に写真スタジオについてみていきます。こちらは大手のカメラのキタムラを例に見ていきましょう。
- お店のスタッフが撮影してくれる
- スタッフのアドバイスで撮り直しがきく
- 美肌補正などのオプションが選べる
- 混んでいなければ、最短10分で仕上がりが可能
- 料金設定が高め
- 混み具合によっては、待ち時間が発生する可能性がある
- 店舗の営業時間に合わせて来店する必要がある
証明写真機と写真スタジオ、それぞれのメリット、デメリットを比較してみました。
証明写真機の最大のメリットは、24時間いつでも好きなときに撮影できることです。
普段利用する機会がないと意識して見ないものですが、近場のスーパーや商業施設に一つは設置されています。
写真スタジオの最大のメリットは、スタッフの方からアドバイスをもらえることです。
パスポート写真は、海外での唯一の身分証明書になります。失敗はしたくありませんよね。
私が学生の頃は、証明写真機を使用しました。学生だったこともあり、あまりお金をかけたくありませんでした。
それぞれのメリット、デメリットを踏まえて、10年使い続けられるパスポート写真を撮影しましょう。
パスポート写真にアプリを使っても大丈夫?
パスポート写真の撮影に、アプリを使っても問題ありません。写真の規格や注意点を守っていればOKです。
手順としては、専用のスマホアプリを使って自分で撮影し、コンビニのコピー機などで印刷するという流れです。この手軽さがウリですね。
私も実際にアプリを使って撮影してみました。印刷まではしていないので出来はわかりませんが、手順としてはとても簡単です。
スマホを使っての写真撮影なので、カメラの性能にもよりますが、写真スタジオほどの出来は期待できません。しかし撮りに行く手間は省けますね。
アプリを使ってのパスポート写真撮影は、好きなときに撮影して、好きなときに印刷に行けることは最大のメリットだと言えますね。
まとめ
- パスポート写真の変更のみを目的とした手続きはできない
- パスポート写真を変更する条件として新規申請と切替申請がある
- パスポート写真を撮るときには、目の周辺もしくは本来の瞳の状態と異なる装飾品は避ける
- パスポート写真を撮るときには、ナチュラルメイク程度なら問題ない
- パスポート写真を撮るときには、目、耳、鼻、口を覆わない程度の装飾品の装着は可能
- パスポート写真を撮る方法として、証明写真機、写真スタジオ、専用アプリがある
- パスポート写真を撮る方法によって、いくらかかるかが変わってくる
国内では身分証明書として、運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどを使用できます。しかし海外では、パスポートが唯一の身分証明書ですよね。
海外で唯一、自分の証明書としてパスポート写真は非常に重要なものです。「パスポート写真を変更したい!」と後悔しなくて済むように、素敵な写真を撮影したいものですね。
そのためには、パスポート写真撮影時の注意点を確認することは大事です。また撮影場所もメリットデメリットを踏まえて、きちんと選んでいきたいですね。
長くて10年使い続けることになるパスポート写真。ナチュラルで素敵な写真を残しましょう♪
コメント