一人っ子ママは楽そうだし賢いよね…。こういう嫉妬もやめたいなぁ。
児童養護施設の職員の私も昔、人数が少ないホームをうらやましいと思っていました。しかし上司に「どこの家にもつらさは同じくらいある」と教えられました。
私は自分の幸せを見つめず、隣の芝生が青く見えていました。そこで、身の回りの小さな幸せを一つ一つ大切にし始めると、自然と他人をうらやましいと感じることが少なくなりました。
今苦しんでいるあなたにも、自分の幸せに気づき、他人をうらやましいとばかり思わない生活を過ごしてほしいです。
ただ、持っていないものをうらやましいと感じることは当たり前なため、自分を責める必要はありませんよ♪
本記事では、賢く見える一人っ子ママの子育てが楽でない理由を、保育士の経験を踏まえて説明しています。
また、一人っ子ママを賢いな、うらやましいなと感じてしまう考え方を変えるには、どうしたら良いかについても、話しているため、ぜひ覗いてみてください♪
一人っ子ママが賢く見えてうらやましいと感じる気持ちは当たり前。
子育てって大変ですよね。特に子どもの人数が多ければ多いほど、やることも多く、バタバタする毎日だと感じるでしょう。
さらに子どもの人数分、お金を使う機会も増え、ママの余裕はなくなっていきます。そのため子どもが3人や4人もいると、どうしても「一人っ子ママ」をうらやましく感じます。
子どもが一人だから、手がかからなそうでゆとりがあっていいなぁ。
お金も時間も浮いて、その分自分に費やせていてうらやましい!
一人っ子にするとを選択したママを、賢いとさえ思えてきます。
実際に「一人っ子 ママ うらやましい」で検索をかけても、同じ悩みを抱えているママ達が多くいました。
「一人っ子の方が、一人に愛情もお金もかけてあげられる上に、ママ自身の余裕も生まれる」との声や、「私も一人っ子にしておけば良かった」との声が多数、上がっていました。
二人以上の子育てに奮闘していると、一人っ子ママが賢くみえ、うらやましいと思うことは、感じたくなくても感じてしまう、当たり前の気持ちなのですね。
あなたがそれだけ子どものことを思って、一生懸命に動いているからこそ、感じられる気持ちなのだと思います。
ただ、賢くみえる一人っ子ママは本当にゆとりがあるのでしょうか。一人っ子ママは一人っ子ママのつらさや、やりにくさがあるのかもしれません。
その点に注目して、一人っ子ママの気持ちも調べてみました。
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一人っ子ママも必死!
一人っ子の子育ては、人数が少なくて、手はかからないと思われがちです。
しかし、保育者として多くの子どもと時間を過ごしてきた私から言わせてもらうと、実は数は関係ありません。一人っ子ママも必死なのです。
子育てのやりづらさは人数だけでなく、子どもの生まれ持った素質によって変わってきます。
新しい人や場所にとても緊張してしまい、抱っこから降りられない子どもがいる一方で、初対面の人や初めて行く場所でも楽しそうに遊べる子どももいます。
また落ち着きがなく、どうしても一人で過ごせない子どもがいる一方、大人しくて一人で過ごすことが上手にできる子どももいます。
このように、子どもがどれくらい緊張するのかや、どれくらい神経質なのかは、育つ環境にも左右されますが、基本は生まれもった素質で決まっているのです。
そのため、子育てにどれだけ手がかかるかは人数ではなく、子どもの素質によって大きく変わってきます。
また、一人っ子ママも、選んで一人っ子ママなのか、結果的に一人っ子ママなのかで気持ちが大きく違ってくるでしょう。
一人っ子は「兄弟が欲しい」と散々言ったり、一人でうまく遊べないから、ずっとママを後追いしていたりと大変なことがたくさんあって、一人っ子ママも必死なのよ…。
一人っ子ママAさん、かなり疲れているようですね…。兄弟がいたら、そのような言葉は出てこないだろうし、ママにべったりでなく、兄弟同士で遊んでくれます。
ママは一緒に遊ばなくても、近くで座って見守りながらゆっくりできます。一人っ子だとそうはいかないですよね。
また、対大人でも、一対一の関係になると、煮詰まることがありますよね。一人っ子の子育ても、ママと子どもの一対一で過ごす時間が多いため、同じことが起こります。
兄弟がいることで、子ども一人に対して募っていたイライラや、子どもも親に対して募っていたイライラがほぐれる時があります。
このように一人っ子ママも一人っ子ママで、大変なことが多くあって必死なのです。
一人っ子ママに嫉妬しないためには!?
一人っ子ママのつらさは分かったけど、どうしても一人っ子ママが美人で賢い、ゆとりがあるように思えてしまって、嫉妬してしまうよ〜
そうですよね。一人っ子ママのつらさを分かっていても、人は無い物ねだりをしてしまったり、隣の芝生が青く見えたりして、人をうらやんだり嫉妬したりする生き物です。
ですが、無い物ねだりをしたり、隣の芝生が青く見えたりすることは、今のあなたの状態が十分幸せで満たされているからこそ、起こる現象なのですよ。
今、あなたにも持っているものがあるから、無いものねだりが生まれるのです。そもそも子供を授かれなければ、嫉妬することはできません。
ここで大事なのは今ある小さな幸せを一つ一つ噛み締めて大切にすることです。
「うらやましいな」という気持ちになった時は、「私は今、十分に幸せなんだな」と自分の幸せを思い直してみてください。
忙しい時は自分の幸せを振り返る余裕がなく、よその家を見てばかりかもしれませんが、一呼吸ついて自分の持っているものや幸せを振り返ってみましょう。
私も保育現場でイライラした時は、手にイライラしたきっかけを書いて飲み込んだり、7秒数えて気持ちを落ち着かせたりする方法をとっています。
7秒経つと不思議と人間は気持ちが変わるみたいですよ。ぜひ真似してみてください!
子育てって大変ですけど、いやいやと言って親を困らせたり、ママを求めて後追いして泣いたりする日常も1年もすれば変わっていきます。
長い目で見過ぎかもしれませんが、10年も経つと思春期が来ます。この時期の言動は、子どもによってさまざまです。親にとってはとても恐ろしい時期ですよ。
日中のほとんどを友達と過ごし、夕食を摂った後はすぐ部屋に行ってずっと携帯を見て、親とほとんど口を聞いてくれない時期が来ます。
児童養護施設の職員としても、この時期は悲しいし、寂しさを感じます。
そう考えると、1〜3歳の子育てが辛い時期、子どものイヤイヤ期は愛おしく感じませんか?
親がいないと生きるのが難しく、常に親を求めているこの時期は、とっても大変ですが、二度と戻らない大切な時間です。
今、多くの子どもを生んだことに後悔をしていたり、一人っ子ママをうらやましいと感じていたりして、子育てに奮闘しているあなた、いつも子育てお疲れさまです。
子育ては、時間やお金も吸い取られて、本当に大変だと思いますが、その分子どもからもらう幸せやエネルギーも多いはずですよ。
親戚や友人、近所の人など周りの人とも協力しながら、一人で抱え込まない程度に、子どもとの貴重な時間を過ごしてほしいなと思います。
地域のママ友コミュニティに参加したり、育児施設や施策を頼ったり、積極的に子ども以外の人と関わる時間を作ることをおすすめします♪
1人で考えていると、どうしても煮詰まることが多いと思います。
周りに仲間を見つけて、お互いの気持ちを吐き合ったり、助言し合ったりしながら楽しく子育てをしてくださればいいなと思います。
(↓私が読んで楽になった本です♪具体例が多くすぐに試して効果を実感できました!)
まとめ
- 一人っ子ママをうらやましいと思うことは、当たり前なこと
- 子育てのやりづらさは人数でなく、子どもの素質によって変わる
- 一人っ子の子どもは一人で遊べる子どもとそうでない子どもがいる
- 一人っ子の子どもはママにべったりになることが多い
- 他人をうらやましいと思うのは、今が満たされているから感じる
- 他人をうらやましいと思う前に、大事にしたいのは今の小さな幸せを大切にすること
- 子どものイヤイヤ期は大変だが、二度と戻らない貴重な時間
- 子育ては大変だがその分、子どもからもらう幸せやエネルギーは多い
長文をここまで読んでくださり、ありがとうございました。一人っ子ママのつらさも伝わったでしょうか。
兄弟を育てているママが大変なのはもちろんです。しかし、一人っ子ママも兄弟がいるママと同じくらいの悩みやつらさを抱えながら、子育てに奮闘しています。
さらに兄弟がいるママは、子どもがいる分、子ども達からもらえるエネルギーが増え、ママにとって「頑張ろう」という原動力は大きくなります。
この部分は、一人っ子ママも兄弟を育てているママをうらやましいと感じる一面だと思います。
このようにお互いがお互いのことをうらやましく思っていては、自分達それぞれの幸せに気づけないままです。
それはすごくもったいないことなため、「うらやましいな」という気持ちになった時は、「私は今、十分に幸せなんだな」と自分の幸せを思い直してみてください。
そうすると、自然と他人をうらやましいと感じることは少なくなっていくでしょう♪
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