資源のリサイクルや環境について考えたことはありますか?
私は熱心にリサイクル活動に参加しているわけではありませんが、定期的に行っていることがあります。
それはペットボトルやそのキャップ、食品トレイなどをスーパーにある資源物の回収箱に持っていく事です。
以前は郵便局に持っていっていたのですが、最近では郵便局での回収は行われなくなってしまいました。
しかし、近頃コンビニにもどんどん回収箱が設置されているのをご存知でしょうか?
コンビニ大手のセブンイレブンとローソンでは、ペットボトルやキャップの専用回収機を設置し、利用者にポイントを付与するサービスを開始しました。
お買い物ついでに持っていくだけでポイントが貯められるなんてお得ですよね♪
このように、コンビニなどで行われているペットボトルやキャップの回収について解説していくので、参考にしてみてくださいね。
ペットボトルキャップの回収場所はどこ?郵便局は?
まず、ペットボトルキャップの回収場所がどこにあるのかについてお話ししようと思います。
どこに持って行けばいいの!?
ペットボトルキャップの回収場所で一番身近なのは、スーパーです。
店舗にもよりますが、多くのスーパーでは食品トレイやペットボトルといった資源物の回収ボックスを設置しています。
そこにキャップの回収箱も一緒に設置されていることが多いですよ。買い物のついでに資源物をまとめて持っていけるから便利ですよね♪
回収されたペットボトルキャップは、基本的に国内でリサイクルされて、新たになプラスチック素材として生まれ変わるのです。
例えば、イトーヨーカドーとヨークマートでは、2012年からペットボトル回収機が設置されており、キャップの回収も行っています。
この回収機は、後述するセブンイレブンのペットボトル回収機と基本的な使い方やポイント付与サービスは同じです。
そのため、ペットボトルを入れるとnanacoポイントを貯めることができるのですが、ペットボトルキャップは対象外となっています。
ちなみに、セブンイレブンとイトーヨーカドーの回収機では、もらえるポイントはどちらも同じです。
スーパー以外には回収場所はどこ?郵便局にもあるって聞いたことがあるけど…?
スーパー以外でペットボトルキャップの回収が行われているところは、各自治体や学校、企業のイベントなどです。
現在、郵便局ではペットボトルキャップの回収は行っていません。
以前は山梨県や神奈川県の一部地域の郵便局において、ペットボトルキャップを回収していた事がありますが、現在は終了しています。
郵便局でも、先ほどお話ししたエコキャップ運動のためにキャップの回収が行われていました。
しかし、主にキャップの買取価格がどんどん下落していった事で回収を終了することになったようです。
キャップの買取価格よりも、回収にかかる人件費やガソリン代といった諸経費の方が高くかかってしまうからです。
エコキャップ運動へ郵便局を通しての参加はできなくなりましたが、個人での活動であれば、今後も続けることができますよ。
キャップを回収しているNPOなどに直接送付するといった方法で、社会貢献することもできます。
公式ホームページなどに詳細が書かれているので、こういった活動に興味があるならば、一度確認してみてはいかがでしょうか?
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ペットボトルやキャップの回収箱があるコンビニはどこ?
多くのコンビニでは店先や店内にゴミ箱が設置されていますが、それとは別にペットボトルの回収機を設置しているところがあります。
コンビニに専用の回収ボックスがあるとは驚きですね!
セブンイレブンとローソンでは、ペットボトルやキャップの回収ボックスを設置し、利用する度にポイントが貯まるサービスを行っています。
しかしながら、この2社でポイント対象となっているのは、ペットボトル本体の回収のみです。
ペットボトルキャップの回収も行っていますが、ポイントサービスには関係はありません!
これから、このコンビニ2社のペットボトル回収ボックスについて、使い方なども含めてお話ししていきますね。
ポイントサービスに関心がある場合は、参考にしてみてください♪
セブンイレブン
セブンイレブンでは、ペットボトル回収機の設置を進めています。ゴミ箱とはまた別で、ペットボトルやキャップの回収を目的としています。
ただし、まだ全ての店舗に設置されているわけではありません。
セブンイレブンの公式サイトでは、ペットボトル回収機の設置店舗を調べることができます。お近くの店舗にあるかは確認してみてくださいね。
2022年2月15日時点で、設置店舗は全国13都県で1,571店舗となっています。
このペットボトル回収機は循環型リサイクルを目的としており、その活動は「ボトルtoボトル」と呼ばれています。
ペットボトルを、ゴミではなく資源としてもう一度活用することで、ペットボトルへと再生される仕組みです。
日常生活や地域に根付いたコンビニがリサイクルの拠点となり、店舗や地域のみんなで取り組める活動として参加しやすいですよね。
そして、この活動を効率よく世間に普及させるために、ポイント付与サービスがあるのです!
では、セブンイレブンのペットボトル回収機の使い方とnanacoポイントの貯め方を簡単に説明しますね。
たったこれだけです。画面をタッチしてペットボトルを入れるだけなので、とても簡単ですよね。
ちなみに、nanacoを持っていなくてもペットボトル回収機は使用可能です。
しかし、当たり前ですが、nanacoがなければポイントはたまりません。忘れないように気を付けましょう。
nanacoポイントは、ペットボトル5本につき1nanacoポイントがたまります。ですので、ペットボトル250本で50nanacoポイントということですね。
投入した本数が5本に満たない場合は、次回に繰り越してカウントされます。そのため、5本ずつにこだわる必要はありませんよ。
正直なところ、この還元率がお得かどうか微妙に感じることがあるかもしれません。
けれど、あくまでこのサービスはリサイクルに対してのポイント還元です。いただけるだけありがたいですよね♪
nanacoを持っていないけど、これを機に作ってみるのもいいかも!モバイルでも良さそうね♪
また、事前準備など注意が必要なこともあるので続いて説明していきますよ。
ペットボトル回収機は、リサイクルのための回収ボックスでありゴミ箱ではありません。
そのため、飲み残しがあるのはもちろん禁止ですが、中も軽く水洗いをしてから回収機に入れる必要があります。
もちろん、ペットボトル以外の容器を入れるのは言語道断です!
ラベルやキャップも外すのを忘れないようにします。キャップに関しては、同じ回収機にキャップ専用の投入口がありますよ。
また、ペットボトルをつぶしてはいけません。回収機の中で圧縮する工程があるので、そのままの形でOKのようです。
回収機に入れられるのは透明のペットボトルのみです。色がついたペットボトルは回収していません。
回収機に入れられるペットボトルのサイズは2Lまでです。市販されているペットボトルのドリンクであれば、基本的に大丈夫だと思います!
回収の対象外のものは、スーパーや自治体などの回収に出しましょう!
- ペットボトル回収機へは、2L以下の無色透明のペットボトルをつぶさずに入れる!
- ペットボトル5本=1nanacoポイント
ローソン
ローソンでも、2021年7月よりキリングループと協力して、回収機を利用したペットボトル回収の実証実験が始まりました。
しかしながら、ローソン横浜新子安店をはじめとする横浜市内の数店舗のみでの設置となり、全国的にはまだ馴染みがありません。
2022年内には、実証実験で得られた結果に基づいて取り組みを拡大していくことを目標としているようです。
まだまだ始まったばかりのプロジェクトなんですね!
ローソンでもペットボトルの回収に対して、ポイントの付与サービスを行っています。ローソンでのポイントはPontaポイントですね!
ペットボトル5本につき、1Pontaポイントとなります。セブンイレブンのポイント還元率と同じです。
また、ローソンのペットボトル回収機も基本的な操作や注意事項はセブンイレブンのものと変わりはなさそうです。
Pontaカードやアプリのバーコードを回収機のリーダーで読み取り、ペットボトルを投入するだけです。
しかし、ペットボトルキャップ用の投入口はありません。キャップはあらかじめ外してから持っていくようにしてくださいね。
また、Pontaポイントを受け取るかどうかは選択可能となっています。
もし受け取らない場合は、「ローソン緑の募金」として国土緑化推進機構へ、ペットボトル5本につき1円を寄付することになります。
- ペットボトル回収機へは、2L以下の無色透明のペットボトルをつぶさずに入れる!
- キャップの投入口は無い
- ペットボトル5本=1Pontaポイントor「ローソン緑の募金」へ1円の寄付
ペットボトルやキャップを回収するのはなぜ?
ペットボトルやキャップを回収するのは、一体なぜなのでしょうか?
環境のため、リサイクルのため、といった漠然とした答えはすぐ思いつくかもしれません。しかし、その先の詳しいことはあまり知られていません。
確かに、どうリサイクルされているのか、とはあまり考えたことなかったです…。
そこで、なぜペットボトルやキャップを回収するのかについてお話ししていこうと思います。
ペットボトルを回収する主な理由
コンビニを運営する企業がペットボトルを回収するのは、先ほどお話しした「ボトルtoボトル」と呼ばれる循環型のリサイクルなどを行うためです。
簡単に言えば、使用済みのペットボトルを再びペットボトルへと再生させ、自社商品に使用して販売することです。
例えば、セブンイレブンを運営するセブン&アイグループでは、2020年度、店頭に設置したペットボトル回収機で約3億3,000万本回収しました。
その回収したペットボトルは、新しいペットボトルや肌着などに再生されています。
ペットボトルが衣類に生まれ変わるとは、驚きですね!
また、セブン&アイグループは2019年6月から日本コカ•コーラと共に、「一(はじめ)緑茶 一日一本」という共同企画商品の販売を開始しました。
この商品は、ペットボトル回収機で回収されたペットボトルをリサイクルして作られた、完全循環型ペットボトルを使用しています。
さらに2020年には、このシリーズは3商品にまで拡大展開しました。
これは、当時の流通業界における世界初の取り組みとして注目を集めました。
特定の流通グループの店舗で回収したペットボトルからできたリサイクルペットボトルを、再び同一の流通グループにおいて商品として販売したからです。
まさに、完全な循環型リサイクルの体現となったわけですね!
このように、完全循環を目指すための取り組みとして、コンビニではペットボトルが回収されているのです。
ペットボトルキャップを回収する主な理由
続いて、なぜペットボトルキャップを回収するのか、についてお話ししていきますね。
ペットボトルに比べて、キャップは可燃ゴミとして捨ててしまうことが多くありませんか?私も細々しているのが嫌で捨ててしまいがちです。
けれど、ペットボトル同様にしっかりとリサイクルできるので、参考にしてみてくださいね。
ペットボトルのキャップを可燃ゴミとして収集し焼却処分すると、100個で約730gのCO2が発生すると言われています。
そのため、環境や資源への観点から焼却処分せずに済むように個別回収し、回収されたキャップはプラスチック製品の生産資源とされています。
例えば、スーパーなどを展開する企業によっては、買い物かごのプラスチック素材や買い物袋などにリサイクルしている事もありますよ。
また、医療支援やワクチン支援、障がい者支援、そして子どもたちへの環境教育等にあてられる事もあります。
これは、回収したキャップを業者に引き渡すことで得られる収益の一部が、寄付金となるのです。
また、ワクチン支援として、「エコキャップ運動」と呼ばれる活動があります。
15年ほど前に、環境への配慮とキャップが捨てられていて「もったいない」と思う観点から始められたキャップを回収する活動のことです。
回収したキャップを業者に渡して得られる収益の一部を、発展途上国のワクチン代として寄付することで全国的に広まっていきました。
現在も活動を継続しているNPO法人が全国にあります。有名なのは「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」です。
もし、こういった活動に興味があるなら、たくさん集めてみるのもいいかもしれませんね。
コンビニのペットボトル回収機のように、自分に還元されるポイントなどはありませんが、社会貢献となりますよ。
まとめ
- 現在、郵便局ではペットボトルキャップの回収は行っていない
- ペットボトルキャップの主な回収場所は、スーパーや自治体となっている
- ペットボトル回収機が設置されているコンビニは、セブンイレブンとローソン
- セブンイレブンやイトーヨーカドーに設置されたペットボトル回収機を利用すると、nanacoポイントが付与される
- 現在、ペットボトル回収機が設置されているローソンは、横浜市内の数店舗のみ
- ローソンに設置されたペットボトル回収機を利用すると、Pontaポイントが付与される
- ペットボトルを回収する理由は、循環型のリサイクルを行うため
- ペットボトルキャップを回収する理由は、環境への配慮と社会貢献活動のため
コンビニでもペットボトル回収が行われているとは驚きましたね。まだまだ展開中のプロジェクトですが、全国に広がるのが楽しみです♪
コンビニに行くついでにリサイクルとしてペットボトルの処分もできて、さらにポイントまで貯められるなんて一石二鳥どころか一石三鳥(笑)
これを機に、環境問題やリサイクルについて考える良い機会にもなるのではないでしょうか?
限りある資源を大切に、無駄使いしないような取り組みを応援しつつ、自分でも気をつけながら生活していきたいですね!
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