あなたは子どもに鬼から電話が来るよと言って後悔したことはありませんか?
子どもが言う事を聞いてくれなかったり、怖がる姿が愛おしかったりして、ついつい言ってしまいますよね。
ですが、鬼から電話が来ると伝えて泣き出す子どもみて、後悔することも多いでしょう。
でも子どもが私の話を聞かず、動いてくれないんだもん!
よくないと薄々感じながらも使ってしまう鬼から電話ですが、よくないと感じながら使うと親も嫌悪感に悩まされるなど、お互いよくないですよね。
ではどうやって子どもに話を聞いてもらったらいいのでしょうか。鬼から電話を活用する場合は何に注意したらよいのでしょうか。
悩めるお母様、お父様が後悔しないために、保育士の私がお答えしていこうと思います!
鬼から電話をかけるとよくない?後悔しない方法は?
鬼から電話が来るよと子どもに言って、後悔したことはないでしょうか。
実際に言ったことがあるママさんの実録を調べていると、
- 大泣きし続けてしまった
- 頻繁に夜に起きてくるようになった
- 少しのことで怖がるようになった
こういった子どもの反応は見られるようです。私の姉の子供も、「鬼に電話するよ」というだけで、子どもが「ダメー!」と泣き叫んでいました。
そのため、「鬼から電話が来るよ」と言うことで、怖いことに敏感になったり、鬼への過度の恐怖心が付くことはあるようです。
ですが、私の姪っ子甥っ子は、今では「鬼なんかもう怖くないもんねー」とへっちゃらなので、一時のことなのかなとも思います。
とはいえ、実際に怖がりになってしまったり、泣き止まなくなったりした子どもの様子を見て、後悔するママやパパもいるのではないでしょうか。
一度泣く姿をみてよくないと使用するのをやめてみても、子どもが言うことを聞かないとまた使ってしまうこともありますよね。
パパやママも人間ですから、忙しい中何かに頼りたくなる気持ちは当然です。
では、なぜ鬼から電話はよくないのか、その理由がしっかりわかれば、使うとき、使わないときの判断がしやすくなると思いませんか。
その理由は、「鬼から電話が来るよ」と伝えるのは、親が子どもを驚かしている、脅かしの保育にあたるからなのです。
では、脅かしの保育が子どもにどのような影響をもたらすのか見ていきましょう。
脅かしの保育がもたらす子どもへの影響
脅かしの保育とは、子どもが大人の話を聞いてくれない際に使われがちです。
- 「片付けしないと、置いていくよ」
- 「お行儀良く食べないと、デザート食べられないよ」
どうでしょうか。意外と使っていると思いませんか。我々保育者も脅かしの保育はよくないと思っていても、使ってしまう時はあります。
脅かしの保育は、恐怖心を与えて子どもを動かすことです。そのため、子どもが恐怖心を抱えてしまうことがあります。
また脅かしの保育では結局子どもは何がいけなかったのか、何故大人の言う事を聞かなければいけなかったのかという根本的な部分を理解できないままです。
そのため、同じ事をまた繰り返し、子どもだけでなく親も頭を悩ませることになるでしょう。
しかし、鬼から電話が来るよと伝えることは、程度によってはコミュニケーションとも捉えられます。
鬼から電話を使って後悔を生まないためには、自分の子どもがどの程度の脅かしで、どれだけ怖がっているのかをしっかりと見極めてください!
次は、鬼から電話を使って後悔しない子育てについて、見ていきましょう。
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鬼から電話を使わないでいい後悔しない子育てとは?
鬼から電話が来るよと伝える方法は、脅しの保育で、あまり使用すべきでない方法であることが分かりました。
そうはいっても子どもが話を聞いてくれないもん!
では、子どもに言うことを聞いてもらうにはどうしたらいいのでしょか。鬼から電話を使わないでいい後悔しない子育てを、保育士の私なりの方法で伝授いたします!
子どもが話を聞いてくれない時
子どもが話を聞いてくれない時、まずは、子どもがなぜ言うことを聞きたくないのかを考えて、その気持ちに寄り添います。寄り添った声かけをして、子どもに落ち着いてもらいます。
落ち着いたタイミングで、してもらいたい行動を理由と共に説明します。その声かけで動くのが難しそうであれば、時間や選択肢を持たせましょう♪
- 子どもがなぜ、話を聞いてくれないのかを考える
- 子どもが落ち着ける環境(抱っこやハグ等)で、その気持ちに寄り添った声かけをする。(もっと遊びたかったんだね)(今は〇〇したくないんだね)
- 理由と共に、してもらいたい行動の声かけをする。(このままおもちゃが出されていたら、誰かが転んじゃうから、お片付けしてくれる?)(もうすぐ幼稚園の時間だからお洋服着替えてくれる?)
- 難しそうであれば時間や選択肢を持たせる。(長い針が6になったらお片付けしようね)(後で1人でお片付けするか、今から一緒にお片付けするかどっちがいい?)
私は現場で子どもが話を聞いてくれなかったり、泣き続けてしまったりする際は、いつもこの方法で対応しています!大体の子どもは寄り添った声かけをすると落ち着いて、話を聞いてくれることが多いですよ。
ただその子どもと関係性ができていなければ、子どもは泣いたり、暴れたりしてこちらの様子を伺ってくると思います。
その際は、土俵に立って怒らずに、冷静に何度も寄り添いましょう。そして、子どもが落ち着くタイミングを見計らって、理由と共にしてほしい声かけをしましょう。
流されてはいけませんよ(笑)
この方法を使えば、鬼から電話を使わないでいい後悔しない子育てができます。
しかし、この方法でも聞かない時は、鬼から電話を使ってもいいかもしれません。ただし、注意点があります。
鬼から電話を使う時
脅しの保育を使うことはおすすめしませんが、鬼から電話を使うことは必ずダメとは思いません。
大事なのはしっかりと、なぜ鬼から電話が来る事態になったのかを説明して、納得してもらうことです。
- 鬼から電話が来た理由を伝える
- 子どもの様子を見て、止める時は止める
- 乱用しない
鬼から電話が来るよと伝えて、お互いの反応を楽しむことで気持ちが切り替わることもあるかもしれません。
また、時には厳しく怖がらせることもしつけの1つです。寄り添うだけでは伝わらない時もありますからね。
ただ鬼から電話に頼りすぎて、なぜその行動がいけないのかを説明することを怠ってはいけませんよ。
また子どもが本当に怖がっている際は、すぐに鬼から電話が来たよと言うのは止めましょう。あまりに怖がらせすぎると、子どもが過度に怖わいものfffffに敏感になってしまいます。
また親に対しても、守ってくれないという親への不信感にもつながり、今後の関係性にもよくないです。
鬼から電話が来る方法を一度使ってしまうと、親にとっても簡単で楽な方法なため、ハマってしまいそうになります。
簡単に使う癖がついてしまうと、親としても成長しないため、乱用はしないようにしましょう。
一番いいのは上記で紹介した、鬼から電話を使わなくていい後悔しない子育て方法で子どもを説得することです。
根気強く子どものリズムを待ちながら、関わっていけたらいいですね。
鬼から電話の後悔しないアプリの使い方
使い方によっては、鬼から電話は活用できることが分かりました。現代では便利なことに、鬼から電話が来るアプリ「鬼から電話」もあるようです。
鬼から電話を使って後悔しないアプリの使い方を伝授する前に、アプリの内容をご紹介します!
「鬼から電話」という名称のアプリで、こちらのアプリはアンドロイドとiphoneのどちらでもインストール可能です。
優しめな青鬼から電話が来て、今すぐ話を聞かないと、怖い赤鬼が来ちゃうぞと言う内容です。
青鬼は少し優しめに作られていて、セリフは優しく、友達のように話してくれます。
しかし所々怖がらせてくるため、初めて聞くお子さんは怖がってしまいそうです。また見た目に驚いてしまうかもしれません。
それでも、一緒に慣れていくと楽しむようになると思います。それくらいコミカルな感じで作られていました。
大人が見ても面白いため、一度聞いてみてもらいたいです!
他にもアプリ「鬼から電話」では、ヒカキン鬼やサンタさん、人気子ども向け番組ラブパトリーナの戦士の一人一人からも電話が来ます。
どれも親の子育てを手伝ってくれるような内容で、脅すというよりも説得するという内容でした。
こちらのコンテンツの方が、怖さがなく使いやすそうなアプリの内容ですね!鬼から電話が来て脅かすよりも、後悔することが少なそうです。
鬼のコンテンツでは、赤鬼や緑鬼、黒鬼と様々ありました。それぞれ怖い度も示してくれていますが、青鬼以外は結構怖い鬼でした。
声優さんがお上手なのと、見た目が変化するところが大人でも驚きます。
ファンタジーを理解できる年齢には使っても良さそうですが、まだ理解できない3歳以下の子どもたちには少し怖いかも知れません。
鬼から電話を使って後悔しないアプリの使い方は、一度親が、自分の子どもが耐えられるかどうか、過度に恐怖を与える怖さではないかどうかを確認することです。
怖い鬼を使用する場合は、きちんと本当に鬼は来ないことや、なぜ鬼から電話がかかってきたのかの説明は必須ですよ!
「鬼から電話」のアプリは、鬼以外にも可愛いキャラクターからの電話やコンテンツが多くありましたね。
そのため、使い方次第では脅さずに、子どもに話を聞いてもらえそうです!
また、いつも育児で大変なママやパパを助けようというアプリであることは間違いありません。
自分のお子さんに合わせて使い分けるといいですね。
まとめ
- 鬼から電話が来ると子どもが過度に怖がる危険性はある
- 鬼から電話をかけて親が後悔することがある
- 鬼から電話をかける方法は恐怖心を与えて子どもを動かす脅かしの保育となる
- 鬼から電話をかける前に子どもに寄り添いつつ、してほしい行動とその理由を説明する
- 鬼から電話が来た際は電話が来た理由を説明する
- 鬼から電話に頼りすぎると親としても成長しない
- 鬼から電話のアプリはiphoneとAndroidどちらにも対応している
- アプリは鬼だけでなく、サンタやアニメキャラクターからの電話もある
- ファンタジーが理解できない3歳以下は鬼を怖がり過ぎる可能性がある
- 子どもが本当に恐怖を感じていないかどうか、様子を見ながら使用すること
鬼から電話をかけると、子どもは簡単に動いてくれるため、親にとっては助かる方法です。
しかし鬼から電話をかけることは脅しの保育であって、親も後悔し、子どもにも恐怖心を与える可能性があることが分かりました。
そのため鬼から電話をかける際は必ず、子どもが本当に恐怖を抱いているか様子を注意深く見ておくことと、なぜ電話が来たのかを説明することが大切です。
しかし一番良いのは鬼から電話を使わない保育です。子どもに話を聞いてほしい時には寄り添いつつ、納得して子どもが自発的に動けるように声かけをしましょう。
子どものペースに合わせることは根気が必要ですが、鬼から電話をかけて、後悔してからでは遅いです。
恐怖心に駆られて動く経験より、自分で考えて、納得して動いた経験を多く作ってあげたいですね。
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