以前は有線イヤホンに使用されていたノイズキャンセリング機能ですが、技術の進歩によりワイヤレスイヤホンでの普及が大幅に増えました。

聞いたことはあるけど、ワイヤレスノイズキャンセリングとはいったいどういう仕組み?
気になった私は今回、ワイヤレスノイズキャンセリングとは一体何なのかを詳しく調べてみることにしました。
すると2022年最新のワイヤレスノイズキャンセリング機能は、これまでのものより進化しているということが分かりました。
それは電車・飛行機・車の騒音をカットしつつ、アナウンスは聞こえるといったような最新機能が付いているのです。
ワイヤレスなのが信じられないほどの機能の数々を、おすすめとともにご紹介します。
これを読めばあなたは明日から、ノイズキャンセリング機能で音楽が聴きたくなること間違いなしですよ。
ワイヤレスノイズキャンセリングとは?

イヤホンで音楽を聴くときにあるのとないのとでは全く違うのが、ノイズキャンセリング機能です。
外部の騒音をカットしてクリアな音質で音楽を聞けるので、騒音のせいで音量を上げて耳に負担をかける心配がありません。
また音楽を聴いていないときにもノイズキャンセリング機能が使用できるので、イヤホンを耳栓として使うこともできますよ。
以前は有線のイヤホンやヘッドホンについていたノイズキャンセリング機能ですが、AppleのAirPods Proを筆頭にワイヤレスイヤホンにも搭載されるようになりました。
では一体ノイズキャンセリング機能とはどのような仕組みでできているのでしょうか。
まずノイズキャンセリングには、パッシブノイズキャンセリングとアクティブノイズキャンセリングの2種類があります。
パッシブノイズキャンセリングとは:耳とイヤホンの密着度を高めるなどで遮音性を高めて、物理的に外部からの騒音を遮断する方法
アクティブノイズキャンセリングとは:イヤホンに搭載されているマイクで外部の騒音を拾い、真逆の音を発生させることにより騒音を相殺するデジタル処理の方法
このアクティブノイズキャンセリング技術の進化により、ワイヤレスイヤホンでも、ノイズキャンセリング機能を搭載することが可能となりました。
最新のワイヤレスイヤホンは、パッシブノイズキャンセリングとアクティブノイズキャンセリングを組み合わせたものが主流です。
これら両方を兼ね備えたことにより、ワイヤレスイヤホンで今までにないほどの静寂を実現させたのです。
では実際ノイズキャンセリング機能のついたワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを購入するときに何を基準にして選べばいいのでしょうか。
ワイヤレスイヤホンの一番のデメリットは、外出先や少しの使用ですぐに充電がなくなることです。そこで見て頂きたいのが連続再生時間です。
そしてノイズキャンセリング機能は音楽を聴くのには適しているのですが、場所によっては切り替えが必要なときもあるので、スムーズに切り替えれるかもポイントです。

夜道や車道など、騒音が全く聞こえないと危険な場所もあるんですよね。
さらに音質を重視するなら、イヤホンよりもヘッドホンの方が高音質で音楽を楽しめます。
ここからは今人気のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンのおすすめをご紹介していきますね。
ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンのおすすめ4選

ワイヤレスイヤホンとは言っても、従来のイヤホンが無線になっただけじゃないの?なんてそんな風に思っていませんか。
まずイヤホンの形にも、カナル型とインナーイヤー型の2種類に分かれています。

カナル型:耳の中に入れ込むタイプなので遮音性と密閉度が高く、ノイズキャンセリングやハイレゾなどより音楽に没頭できる
デメリット:耳が痛くなりやすい方や耳に入れ込むのが苦手という方もいる

インナーイヤホン型:耳の中にイヤホンを引っかけるタイプなので、カナル型の密着感が苦手な方におすすめ
空間の音に広がりが感じられるので、空間音響などをより楽しむことができる
デメリット:密着度が低いので外れやすいことと、音漏れや外部の音が入ってしまうこと
最新のワイヤレスイヤホンはかなり進化していて、驚く機能がたくさんあります。
それぞれの種類のおすすめの機能と特徴を、一緒にご紹介していきます。
Apple AirPods Pro
AppleのAirPods Pro 30,580円(税込)です。

iPhoneユーザーには特におすすめのAirPodsシリーズで、ついにノイズキャンセリング機能が搭載されました。
周囲の音が気になるときには、イヤホンの軸部分を長押しするだけで、外部音取り込みモードが簡単に切り替えられます。
雑音の中での会話に適した音声を強調する機能もあり、それぞれ場面での使い分けができてとても便利です。
siriとの連動やペアリング設定もとても簡単で、充電の残量を常にiPhoneで確認できるので急に充電がなくなりそうということもありません。
イヤホンのサイズが適しているかを調べることができる、イヤーチップ装着状態テストで、同梱の3つのサイズからあなたにピッタリのイヤーチップを装着することができます。

個人的にはやはり操作性が抜群なので、タップがきかないといったストレスが全くなく、スムーズに使用できるのでAirPodsから離れられません。
今までのAirPodsと違うところはイヤホンの形がオープンイヤー型からカナル型になり密閉度が増したところです。
これによりノイズキャンセリング機能もより一層効果的になりました。
イヤホン本体:4.5時間
充電ケース:24時間
SONY LinkBuds S
SONYのLinkBuds S 26400円(税込)です。

SONYのLinkBuds Sの特徴はなんといってもノイズキャンセリングとハイレゾ対応なのに世界最小・最軽量というところです。
世界最小・最軽量ということですが、なんとイヤホンの重さが4.8グラム・ケースの重さが約35グラムなんです。
そして高い装着性を実現したのは、エルゴノミック・サーフェース・デザイン採用によるもので、耳の中とイヤホンが従来よりも密着していて快適に装着し続けることができます。
また専用アプリでの装着状態テストにより、自分に合ったイヤーピースかどうかを調べることができます。
SONYのイヤホンで人気のWF-1000XM4シリーズよりも、40%も小さくなったそうです。
カラーはホワイト・ブラック・エクリュの3色展開
スマホとのペアリングで加速の状況を自動的に停止・歩く・走る・乗り物の4種類を判断し、あらかじめの設定により自動的にノイズキャンセリングの強度を変えてくれます。

移動スピードで移動手段を判別してくれるなんて、どれだけ親切なの…!
またGPS機能との連携を使えば、場所によってもノイズキャンセリング機能の自動化が可能です。
そして従来よりも性能が向上したスピーク・トゥ・チャットも搭載されています。
音楽を聴いている最中に会話を始めたら、自動的に一時停止しイヤホンを外すことなく会話ができるというものです。
ノイズキャンセリングON時:イヤホン6時間ケース充電14時間 最長20時間
ノイズキャンセリングOFF時: イヤホン9時間ケース充電21時間 最長30時間
急速充電対応 5分間の充電で60分再生が可能

Bose QuietComfort® Earbuds
BoseのQuietComfort® Earbuds 33000円(税込)です。
*2022年6月現在キャンペーンで27500円(税込)

スピーカーブランドで有名なBOSEのワイヤレスイヤホンなので、歴代のシリーズも音質は最高峰です。
カラーはトリプルブラック・ソープストーン・ストーンブルー・サンドストーンの4色
ノイズキャンセリングの性能もトップクラスで、限りなく騒音をかき消してくれます。

やっぱり音質にこだわりたいなら、BOSEは外せないですよね。
またイヤーチップが初めからSMLの3サイズ同梱しているので、サイズが合わなかったという心配もありません。
ノイズキャンセリングをキャンセルしたい時は、イヤホンをダブルタップするだけで切り替えることができます。
ノイズキャンセリングでの静けさと最高峰の音質で音楽に没頭するには、もってこいの商品ですね。
イヤホン本体が少し大きめなのですが、イヤーフィンにより外れにくくなっており脱落にも対応しています。
イヤホン本体:6時間連続再生時間
充電ケース:充電2回分(12時間)
急速充電:15分間の充電で2時間再生

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
AnkerのSoundcore Liberty Air 2 Pro 12980円(税込)です。

Ankerの独自技術ウルトラノイズキャンセリングにより、周囲の騒音に合わせてノイズキャンセリングの強度を変えるので、他のメーカーに比べても音楽への没入度が高いです。
アプリ内で公共機関モード・屋内モード・屋外モードを選ぶことで、環境に適したノイズキャンセリングの強度に自動で設定してくれます。
ノイズキャンセリングの技術が内臓マイクにも使用されているので、通話やリモート会議の際にクリアな音声を届けることができます。
カラーはシンプルなブラック・ホワイト・ネイビー・ピンクの4色展開
そしてイヤーチップ装着テストで密着度をテストできるのですが、なんと同梱されているXS~XLの9サイズのイヤーチップの中から選ぶことができるんです。
初めから9種類ものイヤーチップを同梱してくれているので、あなたにピッタリのイヤーチップが必ず見つかることでしょう。
価格が一番手ごろなので初めてワイヤレスイヤホンに挑戦というあなたには、背中を押してくれる値段設定ですね。
イヤホン:7時間連続再生時間
充電ケース:26時間
急速充電:15分の充電で3時間再生

ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンのおすすめ3選

より音質を重視したいあなたにはワイヤレスヘッドホンがおすすめです。
イヤホンよりは高価なものが多いですが、満足のいく音質とノイズキャンセリング技術で、音楽好きのあなたにピッタリのワイヤレスヘッドホンが見つかるでしょう。
ワイヤレスヘッドホンを選ぶポイントとしては、装着感と音質です。
それではおすすめのワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンを、ご紹介していきます。
Apple AirPods Max
AppleのAirPods Max 67980円(税込)です。

アクティブノイズキャンセリングと、外部音取り込みモードを簡単に切り替えられます。
空間オーディオ技術による立体的な音質で、まるであなたの周りを音が包んでいるような最高峰の音楽を楽しむことができますよ。
カラーはスペースグレイ・シルバー・ピンク・グリーン・スカイブルーの5色
外出時には付属のスマートケースにしまっておくことで、超低電力状態になり充電が長持ちします。
あなたがヘッドホンを装着した時の吸着度と密閉度に合わせて周波数を調整する、アダプティブイコライゼーションを搭載しています。

Apple製品は高価な分、精密さ操作性はやはり圧倒的にいいのではないでしょうか。
これにより常にあなたの耳に最適な状態で、音楽を聴くことができます。
20時間連続再生時間
急速充電:5分間の充電で1.5時間の再生
SONY WH-1000XM5
SONYのWH-1000XM5 49500円(税込)です。

こちらはSONY WH-1000XM5シリーズのヘッドホンタイプです。
SONYのノイズキャンセリング性能は業界最高クラスで、体感できる進化した静寂はまさに感動です。
カラーはかっこいい系のブラックとプラチナシルバーの2色展開
これにより音楽への没入や、騒がしい環境でのテレワークにも集中することができます。

世界に入り込みたい、音楽没入タイプの私にはまさしくピッタリです。
進化したAI技術により装着者とそれ以外の騒音を識別してくれるので、ヘッドホンでの通話がとてもクリアなのです。
ソフトフィットレザーのヘッドホンなので長時間使用しても、耳への負担がありません。
そのおかげでゲームや映画鑑賞を長時間続けても、耳が痛いということもないでしょう。
ノイズキャンセリングON:30時間
ノイズキャンセリングOFF:40時間
急速充電:3分間の充電で3時間再生

Bose QuietComfort® 45 headphones
BoseのQuietComfort® 45 headphones 39600円(税込)です。

装着した瞬間に感じる心地いい装着感と世界最高のノイズキャンセリング技術で、自分だけの世界に入り込めます。
強度と耐久性が追及された重厚感のあるディテールに、シンセティックレザーの高級感でBOSE製品のかっこよさが詰め込まれたデザインになっています。
ノイズキャンセリングを極限まで楽しむならQuietモードを、周りの音も取り込みたい場合はAwareモードと切り替えが可能。
カラーはブラックとホワイトスモークの2色展開
見た目と音質に究極までこだわったBOSEのヘッドホンは、おしゃれな音楽好きにはたまりませんよね。
ノイズリジェクティングマイクシステムで外部の騒音をフィルタリングしてくれるので、騒がしい場所や風の強い場所でもクリアに会話ができます。
24時間連続再生時間
急速充電:15分間の充電で3時間再生

まとめ

- ノイズキャンセリングの技術の進化によりワイヤレス化が増えている
- 音楽を聴く時にノイズキャンセリングがあるのとないのでは大違い
- 最新のノイズキャンセリングとは外部の音を遮断し相殺してくれること
- ワイヤレスノイズキャンセリングを選ぶポイントは連続再生時間とモードの切り替えのスムーズさ
- ワイヤレスイヤホンは持ち運びに便利
- 高音質にこだわりたいならワイヤレスヘッドホン
ワイヤレスノイズキャンセリングとは一体どういう仕組み?
気になりこの記事にたどり着いてくださったあなたに、ノイズキャンセリングとは何かをわかっていただけたと思います。
好きな音楽を最高の音響で聞けるのは、音楽好きにはたまりませんよね。
しかしノイズキャンセリングは性能が良くなりすぎて、外出時に必要な音を拾えないこともあると思います。
そんな時のために各メーカーの専用のアプリを使って、場所ごとの設定ができるので安全のために是非ぜひ使用してください。
あなたも進化した最新のイヤホンを手に入れて、快適な通勤・通学時間を過ごしてくださいね。
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