直売所で儲かる野菜や果物は何!?農業を始める前に知っておきたいこと

直売所で儲かる野菜や果物は何!?農業を始める前に知っておきたいこと

暮らし

道の駅やJA(農業協同組合)などの直売所に行ったことはありますか?新鮮な農作物や地域の特産品などが販売されて面白いですよね♪

そんな直売所で自分が生産した野菜や果物を販売してみたい!農業で稼いでみたい!と思ったことはありませんか?

農業の収益は、生産する野菜や果物の種類によって大きく異なります。収益を上げるには、いわゆる「儲かる野菜」を育てていることが重要になります。

そもそも儲かる野菜なんてあるの!?

直売所で儲かる野菜や果物はキャベツ、レタス、トマト、柿、梨で特に初心者でも生産しやすいのはキャベツ、レタス、柿の3つです。

この3つは、時給換算した場合に高値がつくだけでなく、比較的手間をかけずに育てられるオーソドックスな野菜だからです。

このように、儲かる野菜をうまく生産することで、利益率が向上する可能性がありますよ♪

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直売所で儲かる野菜や果物とは!?

野菜を販売する上で、直売所は稼ぎやすい、儲かる!などと耳にしたことはありませんか?

そしてその直売所で儲かる野菜は、キャベツ、レタス、トマトで、果物では柿、梨と言われています。

農林水産省では、2007年まで農業経営統計調査を行っており、ホームページ上に品種別の収支や労働時間がまとめられています。

この農業経営統計調査から判断すると、上記の野菜や果物になりますね。

データとしては少し古くはなってしまいますが、現在でも上位はそれほど変わりはありません!

しかし、トマトは環境を整えることが必要であったり、梨は栽培に手間がかかったりして初心者にはやや難しい印象があります。

ですので、経験値の少ない初心者が儲かる野菜を育てるなら、キャベツ、トマト、柿がおすすめです。

農業では何をもって「儲かる」とするのかがとても難しいのですが、多くの場合は、次のように時給に換算して考えます。

野菜・果物の時給=(販売価格ー諸経費)÷労働時間

*収益化できるまでの栽培期間や設備費なども加味して考えられこともあります

農業においては、まず何を育ててどう販売するのかがポイントで、育てる作物を選ぶことは最も重要だと言えます。

そしてお金を稼いで成功するためには、ビジネスにおいてのテクニックも必要です。どこで販売するかもそのひとつ。

直売所で販売すれば儲かると聞きますが、これは実際のところ正しいと言えます。なぜなら、販売するのにかかる手数料が最小限で済むからです。

一般的に、消費者に作物が届くまでには卸売業者やスーパーなどの小売業者を介することになります。

そのため、その度に手数料がかかってしまいますし、販売価格も手数料分などを上乗せされてしまうことが多いです。

それに比べ、直売所では卸売業者など介する必要がないので、生産者は最小限の手数料で済みますよね。

その結果、小売店に比べて安めの値段設定も可能となり、販売数を伸ばしやすいのです。

消費者が購入しやすい価格に設定し、多く販売することができれば、生産者はより多くの利益を得られ、最終的な収益も大きく向上する可能性があります!


では、直売所で儲かる野菜について、具体的に解説していきますね。

1.キャベツ

キャベツは、大規模な畑の一面でズラーッと大量に育てられている「キャベツ畑」のイメージが強くありませんか?

実際は、お庭の畑やプランターでも育てられるので初心者にも手が出しやすい野菜なんですよ!

私の祖母も趣味として庭の畑で野菜を育てていましたが、キャベツは定番でした!

さらに、キャベツは総労働時間が短い上に手間もそれほどかからないので、時給に換算すると、割の良い儲かる野菜と言えます。

キャベツは栽培地域や品種によって栽培時期が異なりますが、種まきから収穫までの栽培期間はおよそ110日~140日です。

その間は、基本的な作業は水やり程度なのでさほど重労働ではありません。

さらに収穫後は、そのまま箱に詰めるだけなど、出荷に関しての手間があまりかからないのも魅力です。

定番の野菜だからこそ、育てる時に特別難しい技術は必要ありませんし、収穫から箱詰めまでを流れで一気に行えるのも嬉しいポイントですね。

キャベツが敷居が低い農作物だと言えるのは間違いありません!

2.レタス

レタスもお庭の畑やプランターでも育てることができるので、初心者にとって敷居の低い野菜の一つとなっています。

特別な技術も必要ありませんし、収穫から箱詰めまでを一気に行えるので、総労働時間も短く手間もさほどかかりません。

栽培地域や品種によって異なりますが、種まきから収穫までの栽培期間は、およそ60日~70日です。

レタスは大きく分けると、丸く結球する玉レタスと、結球しないリーフレタスの2タイプに分けられます。

結球しないタイプのリーフレタスの方が、比較的暑さや寒さに強く、短期間で育つので初心者には育てやすくおすすめです!

また、レタスにはキク科特有の香りがあるため、アブラナ科の農作物についてしまう害虫を防ぐ効果があります。

そのため、アブラナ科の中でも生育環境が似たキャベツは、混植するのにピッタリですよ。

儲かる野菜同士、一緒に育ててみるのも良いのかもしれませんね♪

3.柿

柿は、日本の国果であることをご存知ですか?

実は、柿は昔から愛されてきた定番の家庭果樹でもあり、栽培や管理にあまり手間がかかりません。

収穫までに4~5年と時間はかかりますが、他の作物を育てながらも管理ができるほどで、難しい作業はありません。

ですので、経験値の少ない初心者が新たに栽培する果物としてはとてもおすすめです。

さらに柿などの果物は、ジャムやドライフルーツなどの加工品を作りやすいのも魅力的です♪

アイデア次第ではいくらでも商品を産み出せるので、ビジネスとしても幅が広がりやすいですよ。

ちなみに、柿は柿でも干し柿には適した品種があるので、干し柿を作りたい場合は品種選びに注意してくださいね!

直売所で儲かる野菜を作るために農業について知ろう!

儲かる野菜についてお話してきましたが、そもそも直売所とはどういった場所なのでしょうか?

また、農業を始めるにあたってメリットやデメリットなど知っておきたいことをお話していきますね♪

直売所で野菜を販売する方法

最初に、直売所とは農産物直売所のことで、農産物だけでなく地域の特産品などを販売するところです。

道の駅や、JA(農業共同組合)などの団体や企業が運営しているものが有名ですが、個人が運営する直売所もあります。

いろいろな種類の野菜が、新鮮な状態で売られているので、スーパーとはまた違った雰囲気でワクワクしますよね♪

そんな直売所で野菜を販売するには、店舗の利用料や販売価格の一部を手数料として運営側に支払う必要があります。

しかし、手数料を支払ったとしても、直売所を利用するメリットはあります。

直売所を利用するメリット
  • 小売店などに比べて手数料が最低限で済む
  • 少量から販売しやすい
  • 相場に応じて価格を変動できる
  • 消費者の反応をダイレクトに聞くことができる

手数料が他と比べてあまりかからない、というのは先ほどお話しした通りです。

しかし、手数料は野菜が売れなくても支払う必要があるので、野菜が売れなければ利益が発生しないだけでなくマイナスになる可能性もあります。

そして直売所によって違うのかもしれませんが、最低納品数が少なめのところが多いようです。

販売スペースもそれほど大きいわけではないので、小規模で農業を行う生産者にぴったりですね。

逆に、大規模な農園を経営する生産者であれば、直売所の販売スペースは小さすぎて、作物を捌き切れずに余ってしまう為に向いていません。

そんな直売所は、相場に応じて価格を変動できるという大きなメリットがあります!

例えば、全体的にその作物が不作などで希少な場合に、普段よりも価格を上げて設定します。

逆に、豊作でたくさん在庫があって売れ残りそうな場合には、売り切れるように価格を下げて設定できるのです。

自分で価格を変えられることは、売り上げに直結するとても大切なことですね!

また、基本的に直売所への納品や店頭への品出しは自らが行うので、消費者と面と向かって話す機会も多くなります。

ダイレクトに消費者の反応をみられるので、今後の活動の参考にもなりますね。

面と向かって「おいしい」と言われたら作りがいもありますよね♪

農業のメリット

  • 自給自足に近い生活が可能になる
  • ビジネスとして拡大する可能性がある

農業は自分で育てる作物を自由に選べるので、自給自足の生活も夢ではありません!

実際に、自給自足の生活に憧れて都市圏から田舎に移住する人もいるほどです。

また、採れた農作物に加工を施して販売することで、儲かる野菜をそのまま販売するだけでなく、新たなビジネスとして展開できます。

加工品の定番は、採れた野菜で自家製の漬物を作ったり、果物であればドライフルーツやジャムを作ったりして販売することですね。

また、一度軌道に乗せられれば、更なる投資として新しく農地を手に入れることもでき、収穫量が増えていくことも望めますよ。

農業のデメリット

  • 農地や農機具が必要
  • 天候や環境によって不作になることがある
  • 種植えや収穫の時期が決まっているものもある
  • 定期的に作業する時間が必要

農業といえば、まずは作物を育てる農地が必要です。

プランターでの栽培が可能なものはありますが、農地はあるに越したことはないですし、農業を続けていくのであれば、いずれは必要になるでしょう。

さらに、農機具は高価で、トラクターなどは1台で100万円以上かかります。

副業として初めて農業に携わるのであれば、お庭の畑やレンタル菜園などの共同農場から始めてみてはいかがでしょうか?そこを踏み台として知識や経験を積むのもいいですね♪

また、小規模な畑であればトラクターなどがなくても農作業は可能ですし、レンタル菜園であれば農機具の貸し出しが可能な場合もありますよ。

それなら費用もぐっと抑えられるので助かりますよね♪

そして、天候や環境に左右されやすく、不作になることがあります。こればっかりは仕方がありません。

例えば、台風や長雨、猛暑が続いて作物がうまく育たずに枯れてしまうことがあります。

他にも、害虫や害獣に作物が食べられてしまって、販売できなくなる可能性があるのです。

少しでも被害を抑えるたえに、天気予報で先の天候を確認したり、害獣などの情報を事前に集めるなど前もって対策をしておくことが大切です!

毎年のように野菜が高騰することがありますが、そのほとんどは天候による不作が原因です。

さらに、作物によっては種植えや収穫の時期が決まっているものがあります。

すぐに作りたいと思う作物があっても、場合によっては育つまでが長く、収穫まで時間がかかってしまうのです。

特に果物は、収穫までに3〜5年程度かかるものがあるので注意が必要です!出荷して作物が売れないことには売り上げが立たないので、利益がなく即金性はありません。

そのため、短期間で稼ぎたいのであれば、残念ながら農業はあまり向いていないと言えます。

そして、定期的に作業をする時間が必要となります。

定期的に畑に出向いて、雑草が生えていないか、水は十分足りているか、害虫はいないか、など状況を確認しなければならないのです。

また、収穫時期をしっかり見極めるのも大切な仕事になります。

作物が育ちすぎてしまうと、いくら儲かる野菜であっても売り物にならない場合もあるのです。

このように、農業にはメリットだけでなくデメリットもありますが、それはどの職業にも言えることです。

農業ならではの魅力ややりがいがたくさんあるので、やってみたいとっているあなたは一度チャレンジしてみてくださいね♪

直売所で儲かる野菜はネット通販でも儲かる!?

直売所での販売についてお話ししてきましたが、最近、野菜の販売方法で人気なのがネット通販です。

ネット販売は直売所同様、自分で価格を設定でき、消費者へ直接販売することができます。

中でも、特に注目されているのが、フリマアプリの「メルカリ」やネットショップ「BASE(ベイス)」です。

例えば、直売所などで販売する場合、サイズや形などの見た目が重視されますよね。消費者のニーズが、基本的に見た目の良いものにあるからです。

農業では規格内のものばかりが収穫できるとは限らず、規格外のいわゆるB級品が多く採れることもあります。

儲かる野菜を育てていても、規格外であればB級品となってしまう可能があるのです…。

直売所で販売できないB級品が多くなってしまうと、最終的に廃棄しなければいけない場合も出てきてしまいますよね。

しかし販路がネット通販に変われば、たとえB級品だとしてもしっかりと売ることができます。

ネット通販であれば、販売する野菜の規格は自分で決められますし、B級品として安めの価格設定で販売することも可能なのです。

通販サイトで「訳あり品」や「B級品」と書かれた野菜を見かけることも多くなりましたよね。

すなわち、直売所で儲かる野菜は、ネット通販に場所が変わってもしっかり儲かるということですね♪

さらに、いろいろな種類の野菜を詰め合わせたセット売りにするなど、工夫次第で販売方法の幅が広がります。

農産物に付加価値を付けるとするなら、加工品が考えられます。しかし、加工するには手間や費用がどうしてもかかってしまいますよね。

ですので、付加価値で収益を上げようと考えるならば、加工品よりセット売りをするのが有効な手段ではないでしょうか。

ネット通販ではセット売りはもちろん、価格は自由に設定できるので、自分の好きなタイミングで価格を変更することも可能です!

特にメルカリでは購入者によっては値引きを交渉される場合もあるので、状況に応じて変更できるのはとても便利ですよね。

また手数料については、メルカリもBASEも登録料や利用料は基本的に必要なく、商品が売れた場合に手数料が自動的に差し引かれる形です。

そのため、最低限の費用で済むので手軽に始めやすくなっています!

このようにネット通販は、農家の方はもちろんですが、副業で野菜を育てている人にとって最適な販路になりうるのではないでしょうか。

まとめ

  • 直売所で儲かる野菜や果物は、レタス、キャベツ、柿
  • 直売所での販売は小規模農園の生産者でも収益を上げやすい
  • 農業を始める時は、何が儲かる野菜かを知っておくことが大切である
  • 農業のメリットは、将来的にビジネス展開が期待できることと、自給自足の生活に近づけること
  • 農業は天候などの環境的要因に左右されやすいので、事前の対策が大切である
  • 農業は結果が出るまでに時間がかかるので、短期間で稼ぎたい場合には不向きである
  • 直売所だけでなく、メルカリやBASEといったネット通販を利用して農作物を販売する人が増えている

儲かる野菜が、オーソドックスな野菜であるキャベツやレタスというのは意外でしたね。

どちらも初心者が比較的育てやすい野菜なので、副業や趣味として興味があるならぜひ育ててみてください。

まずは趣味として始めてみて、うまく育てば販売してみましょう!

直売所だけでなく、ネット通販といった新しい販路もあるので、農業で成功する可能性はまだまだありますよ♪

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