ティックトックとは、短い動画を投稿して楽しむSNSツールです。
最近では、企業の広告用としても放っておけない一大プラットフォームとなりました。
ユーザーとしては、ティックトックをすることで収入を得ることができるのか?が気になりますよね。
企業マーケティング担当の私も、ティックトックを広告ツールとして利用し、収入がアップできるのか気になるところです。
結論としては、ティックトックを通じて収入を得ることは可能です。
インスタグラムやYouTubeと比べると、歴史も浅く、まだまだ謎の多いティックトック。
ティックトック独特の用語もあり、〇〇とはなんでしょう?という質問も多くあります。
初心者にもわかるように、よく使われる用語の説明もしながら、ティックトックから収入を得る方法をご紹介します。
ティックトックとは収入を得られるSNSなの?

中高生の間で、大人気のティックトック。2018年頃から、全世界の5億人が利用する大人気アプリとなり、現在は約10億人が利用しています。
これまでは「若者の使うSNS」という扱いでしたが、最近は日本でも、企業の広告用としても見逃せないツールです。
2021年には「ティックトック売れ」という言葉が出るくらい、ティックトックが重要な宣伝ツールとなりました。
最近では、ユーチューバーならぬ、ティックトッカーと呼ばれるインフルエンサーが登場しています。
有名なティックトッカーたちは、企業の広告塔と動画を配信したり、ライブ機能で投げ銭をもらって収入を得たりしています。
ずばり、ティックトックとは、収入を得ることができるSNSなのです。
マーケティング担当の私も、従来のメディアリサーチから、インターネットやSNSを通じて情報を得ることが多くなりました。
流行やトレンドを調べるなら、まずはティックトックをチェックせよ!というような風潮はこれからますます増えていくのではないでしょうか?
また、影響力のあるティックトッカーを利用して、商品やサービスを宣伝しようという企業も増加しています。
それでは、ティックトックとはそもそもどのようなSNSなのか、また、その特徴と収入を得る仕組みとは何なのかをご紹介します。
ティックトックで収入を得る仕組みとは?

それでは具体的に、ティックトックを活用して収入を得ることができるのかどうか、その仕組みを検証していきます。
ティックトックでユーザーが収入を得る方法は、主に3種類あります。
- 企業案件
- アフィリエイト
- ティックトックLIVEでの投げ銭(ギフト)
企業案件とLIVEでの投げ銭では、ティックトックユーザーが直接収入を得ることができます。
アフィリエイトに関しては、企業を通じて、広告塔になった対価として収入を得ることができます。
なお、アフィリエイトに関しては企業からのオファーが必要なく、他のSNSと同じようにASPを使って始めることができます。
このように、収入の発生方法が異なるので、あなたにあったレベルで収入確保に挑戦してください。
企業案件
1000人以上のフォロワーがいて、ユーザーから支持が厚いティックトッカーの場合、企業から直接仕事依頼を受けることがあります。
世界的に有名なティックトッカーの収入は、主にここから得ています。
2021年に投げ銭ができる前は、こちらが主な収益を得る仕組みとなっていました。
企業案件の場合、企業との直接契約となるため、ティックトック側に手数料を払う必要がない、というメリットがあります。
ただし、これはあくまで、インフルエンサーとしてティックトックで活躍するようになった場合の手段です。
1000人フォロワーがいる=企業案件を受注できる、わけではありません。
企業側がティックトッカーを起用するメリットとしては、自社製品やサービスを動画で紹介してもらうことで、宣伝をすることができます。
そのため、企業は影響力がある人を起用する傾向にあります。
さらに世界的に有名なティックトッカーは、出演するだけではなく、自己プロデュース力がある人たちです。
企業としては、出演料を払うのであれば、ティックトッカーでなくてもすでに有名な俳優やモデルを使えばいいわけです。
あえて、ティックトッカーを起用するのは、演出もお願いすることができる、という理由があります。
そのため、このような案件を受注できるティックトッカーは、他のプラットフォームでも活躍している人が多いようです。
個人が企業案件を受注できるようになるのは、ただフォロワー数を増やすだけでは難しいようです。
ティックトックで収入を得るためには、数字だけに着目するのではなく、投稿の中身や演出力を磨きましょう。
よりいい動画撮影したい場合は、こんな器具を使って撮るのもいいですね。肌質をキレイに見せたり、目の中に輪っかを作ったり、より魅力的な動画がつくれますよ。

アフィリエイト
アフィリエイトとは、成果報酬型、と呼ばれる広告宣伝手法です。
動画で商品を紹介し、その商品やサービスが購入されると、報酬が支払われます。
こちらも背後に企業がいて、ユーザーが収入を得る仕組みのパターンです。
ティックトックでアフィリエイトは禁止されていませんので、利用可能です。また仕組みも、他のSNSツールと一緒です。
方法としては、ティックトック上の動画でASPを使う、もしくはティックトックから外部のツールへ誘導する、という方法もできます。
たとえば、ティックトックからYouTubeのチャンネルへやブログへ誘導する、というものです。
動画で紹介をしなくても、自分のティックトックアカウントのプロフィールページでリンクを紹介する方法もあります。
ティックトックのみでは限られた操作しかできない、というデメリットもあるので、他のSNSを利用することで、相乗効果を生むことができます。
ただし、他のサイトへの誘導に関しては、ティックトック利用規約違反になる可能性もあるので、やりすぎには注意しましょう。
最悪の場合、アカウントが凍結される場合もあります。
ティックトックの利用目的はあくまで、SNSツールとして動画を楽しむことです。
あくまで、その目的の中で一つの収入獲得手段として、ティックトックのアフィリエイトを利用しましょう。
マーケティング担当者としても、明らかに収入確保目的のユーザーはすぐにわかります。
純粋に動画投稿を楽しんでいる人気ユーザーのほうが魅力的にうつりますよ♪
Liveでの投げ銭(ギフト)
ライブを配信するSNSでは主流の投げ銭。ギフティングとも呼ばれています。
こちらの機能が、ティックトックでも2021年から使えるようになりました。
ユーザーがティックトックを通じて、直接収入を得る手段は実はこの投げ銭がメインになるのではないかと思います。
昔の日本で、演者に対して「おひねり」を渡していたようなことを、ティックトックでもできるわけです。
こちらは背後に企業がつくことなく、自分のパフォーマンスを通じて直接自分が収入を得ることがでます。
ただし、このギフティングは、ティックトックで「ライブ配信」を利用した場合のみ使える機能になっています。
そのため、この投げ銭システムの正式名称は「ティックトックライブギフティング」と呼ばれています。
ティックトックライブ、とは、YouTubeのスーパーチャットのような機能になります。
なお、ティクトックライブは、できるようになるまでに条件があるので注意しましょう!
そのため、多くの視聴者に見てもらえたら大きな収入源になります。
受け取ったお金は、PayPalアカウントと連携すると、PayPal経由で銀行口座に振り込まれます。
なお、ティックトックでこのギフティングを利用できるのは、もらう側もあげる側も20歳以上というルールがあることも覚えておきましょう。
インフルエンサーとなるまでにはかなりの時間と努力が必要です。
しかしこのギフティングであれば、ライブ条件さえクリアすれば自分の腕一つで収入を得ることができます。
ファンが増えればフォロワーも増え、継続することでより有名なティックトッカーとなることができます。
路上ライブでシンガーソングライターが有名になったように、ティックトックから、影響力のアーティストが生まれるかもしれませんね。
以上、ティックトックでは主に3種類の収入獲得方法があることがわかりました。
ちなみに、年齢による制限があるなど、ティックトックにはコミュニティガイドライン、と呼ばれるルールがあります。
そのため、このルールに従って運用する必要があります。
コミュニティガイドラインはユーザーが気持ちよく利用できるように定めた規定のため、ユーザーに不利な条件を課す、ということはありません。
収入源としてティックトックを使う際も、このガイドラインをしっかりと守って運用を行いましょう。
ティックトックの企業案件例~広告について~

こちらでは主に企業案件例の中の広告についてのご紹介をします。
なぜ広告が、ティックトックで収入を得る方法につながるか、というと、企業案件とこの広告が深く関係しているからです。
企業の広告で起用されることがあれば、ティックトッカーとして収入を得ることができます!
企業側も、ただ有名人を利用するのではなく、ティックトックの広告は、ティックトックのインフルエンサーを起用したいと思っています。
これらの広告に出演する!というのを目標にするのも夢あるチャレンジですよ。
ティックトックでは公表されている限りで、3種類の広告があります。
- 起動時画面広告
- ハッシュタグチャレンジ
- インフィード広告
起動時画面広告
起動時画面広告とは、ティックトックのアプリを起動した際に、最初に表示される広告のことです。
自動的に表示されるので、多くの人に見てもらうことができます。
企業としては、起動時広告掲載に出資するので、インパクトのある動画を投稿できるユーザーを起用したいと考えます。
起用される側は、この広告に自分のサイトリンクを載せることで、自分のサイトへユーザーを誘導することができるメリットもあります。
ハッシュタグチャレンジ
ハッシュタグチャレンジとは、ハッシュタグを使って、企業側の指定したキーワードを動画で投稿する、というものです。
ハッシュタグを使うので、いかにも広告、という印象を避け、さりげなく広告できる、というのが特徴です。
反応した別のユーザーが、さらに同じハッシュタグをつけて投稿する、という連鎖で、情報が拡散し、多くのユーザーに見てもらえます。
企業側とっても、投稿したユーザーにとっても双方にメリットが期待できる広告です。
インフィード広告
インフィード広告とは、ユーザーが動画投稿するのではなく、企業側の作った動画が、投稿欄の「おすすめ」に表示されるものです。
これは、広告を出す企業が、動画投稿をしている状態と同じなので、企業が直接、「いいね」など、ユーザーの反応を見ることができます。
どの広告も、企業がティックトックにお金を払い、広告を載せてもらう形態です。
ですが、その広告にティックトックのユーザーを起用するため、ユーザー側に大きな収入を得るチャンスがあることが、ティックトックの大きな魅力ですね。
広告収入は、ユーザーが直接ティックトックから収入を得る、というわけではなく、広告塔として起用してもらって収入を得るという形です。
ハッシュタグチャレンジは直接の収入ではなく、情報の連鎖により、自分のフォロワーを自然と増やせることが大きなメリットです。
ティックトックを利用して広告を出す、ということになれば、私はハッシュタグチャレンジを利用したいと考えています。
なぜなら、あえてティックトックというツールを使うのであれば、他のSNSにはない手段を活用したいからです。
このように、企業がティックトックと連携して広告を出す仕組みは、多くの注目を集めています。
ぜひ、広告案件で企業とコラボして、ティックトッカーとしての収入アップを目指してみてください。
ティックトックを収益化する条件とは?

「動画で消費を動かす」と言われるように、企業広告にも影響を与えているティックトック。
しかし、2005年創業のYouTubeと違い、ティックトックはまだ市場では新しいプラットフォームです。
そのため、その収益化条件はまだ公表されていません。
ちなみに、YouTubeの収益化の基準は以下のような条件があげられています。
- 直近1年の総再生時間については、4,000時間以上である
- チャンネル登録者数については、1,000人以上いること
- 投稿者が18歳以上であること
- 広告掲載に適しているコンテンツであること
このYouTubeモデルをもとに、ティックトックの収益化基準を考えると、以下のような条件があげられると考えられます。
- フォロワー数
- 再生回数
- 再生時間
- いいね数
- コメント数
どのような手段で、ティックトックを使って収入を得るか、という目的によって、目指す数字は変わります。
また、ティックトックは独自のアルゴリズムを利用して、それぞれの数字を分析しています。
ライブ開催の条件のように、ティックトック特有の条件をクリアしないと利用できないサービスもあります。
しかし、企業提携インフルエンサーになること、アフィリエイトに関しては、明確に数字の制限などはありません。
広告に関しては各広告によって条件があり、後述のプロモートツールのように、自分でお金を出して、使えるものもあります。
企業案件等、企業がバックグラウンドにつくようになるためには、まずはフォロワー数を増やして知名度を上げることが重要です。
こちらでは、直接ユーザーが収入を得られるチャンスとなる企業案件獲得のための収益化条件をご紹介しますね。
ちなみに、フォロワー数とは、その名の通り、アカウントをフォローしているユーザーの数のことです。
実は、ティックトックにおいて、フォロワー数と再生回数・時間の相関性は確認されていません。
フォロワー数が少なくても、一部の動画が急に人気になる、ということもあり得るからです。
しかし、フォロワー数増加→再生回数・時間増加→コメント・いいね数増加、はありうるので、まずはフォロワー数獲得を目指しましょう。
ティックトックでフォロワーを増やすにはどのような方法があるでしょうか?
ティックトックでフォロワーを増やす方法
投稿数を増やす、というのが一番手っ取り早そうな方法ですが、むやみに動画を増やせばいい、というものでもありません。
フォロワーを増やすために以下のような方法を利用して動画を投稿してみましょう。
- 定期的に動画を投稿する
- 独自性のある動画を作成する
- 動画に一貫性をもたせる
- ハッシュタグ(#)を活用する
- トレンドを利用する
- 人気のティックトッカーとコラボする
1.定期的に動画を投稿する
まずは定期的に動画を投稿してみましょう。定期的に投稿することで、ユーザーに認知度が広まり、フォロワーも自然と増えていきます。
実際のデータから、週に3~5本の動画投稿により、フォロワーが順調に増える、という結果が報告されています。
2.独自性のある動画を作成する
世の中のトレンドをいち早くキャッチして、ユーザーの興味をひくような動画を投稿しましょう。
ティックトックのアプリは動画編集が簡単であることが、人気の秘密です。
そのため、高度な撮影技術をつかったり、高価な撮影機材つかったりする必要はありません。
動画編集に労力を使わなくてもいい分、動画の内容を工夫しましょう。
収入が得られるようになるためには「誰かの真似」ではなく、自分自身の情報発信力と斬新な発想が求められます。
ティックトックの最大のメリットは、ユーザー層が若いことです。若さを意識して最新トレンドを発信していきましょう。
3.動画に一貫性をもたせる
ティックトックには「ジャンル」があり、こちらを利用するのがおすすめです。
同一ジャンルの動画を投稿することで、そのコミュニティ内での認知が高まり、フォロワーが自然と増えます。
ランダムに様々なジャンル投稿をするのも、純粋にティックトックを楽しむのであればいいとは思います。
しかし、あくまで収入を得るレベルになるためには、戦略が必要です。
一貫性、という意味では、ジャンルのみではなく、動画投稿の曜日や時間帯を一定にする、というのもフォロワーを増やす一つの手段です。
ユーザーがいつになるか新しい動画を見られるのかわかるようになると、自然とその時間に見てくれる人が増える、という仕組みです。
また、投稿時間によってターゲットを絞ることもできます。
例えば、中高生向けであれば、就業後の15時台、社会人向けであれば帰宅後の21時以降、主婦向けであれば12時頃など…。
ターゲットによって、見る可能性が高い時間を狙って投稿しましょう。
4.ハッシュタグ(#)を賢く活用する
こちらは、インスタグラムなどのSNSでもいえることですが、ハッシュタグを適切に利用することで自然と閲覧者が増えます。
ハッシュタグをもとに検索するユーザーが多いので、投稿する動画には対応するハッシュタグをつけると視聴者が増えます。
ただし、検索数を上げるために、関係のないハッシュタグを利用するのはいけません。
ハッシュタグの利用個数に制限はありませんが、文字数は全角150文字と決まっています。
意味のないハッシュタグは入れず、適切なものを選択しましょう。
5.トレンドを利用する
ティックトックでは、「トレンド」というフィードがあります。
こちらで、ティックトックおすすめのハッシュタグや、キャンペーン、特集などが表示されています。
このトレンドを利用するとレコメンドに表示されやすくなる、といわれています。
また、使う楽曲に関しても、トレンドに振り分けられているものを利用すると、閲覧回数が増える、といわれています。
6.人気のティックトッカーとコラボする
すでにフォロワーが多いティックトッカーとコラボすることで、動画の再生回数を増やしフォロワーを増やすことができます。
ただし、一方的に「コラボしたい」と言っても断られてしまうこともあるかもしれません。
お互いのアカウントをタグ付けする、コメントし合うなどコラボしてもらう相手にもメリットがあるように工夫しましょう。
なお、「いいね」数とは、その名の通り、投稿に対していくつのハートがタップされたか?という意味です。
いいね数が多い、ということは、つまり視聴者が多い上に、その動画を好意的にとらえている人が多い、ということになります。
そのため、やはりいいね数も収益に影響を与えるといえます。
コメント数とは、投稿の右側に表示される吹き出しの下の数字です。
こちらも、いいね数同様、多ければ多いほど影響力があるということなので、収益に影響を与えます。
コメント数が多ければ多いほど、その投稿が盛り上がっている意味になるため、インフルエンサーになるための一歩と言えそうです。
つまり、収益化の条件は明確ではないものの、他のSNSツールを参考に検証すると、ある程度の規則性を見出すことができます。
それぞれの数字の相関性は実証されていないものの、「収益化」を目的とするのであればどの数字も重要、ということになります。
ティックトッカーを起用する企業としては、ただ数字が多ければいい、というわけではありません。
広告塔となるティックトッカーが、商品やサービスのコンセプトに合っているのか、というのも重要なポイントです。
マーケティングする側としては、アピール力も見ています。
企業から起用したい!と思われるような工夫をして動画投稿をしてみてください。
ティックトックで得られる平均収入とはどれくらい?
ティックトックは日本よりも海外での人気が高いアプリです。
ユーチューバーならぬ、ティックトッカーと呼ばれる人はいくらくらいの収入があるのでしょうか?
雑誌Forbs(フォーブズ)が発表した、「最も稼ぐティックトッカー」上位5人の年収は2021年分で約64億円でした。
ティックトッカーの収入は主に、企業案件で、スポンサーから支払われたものです。
投稿一回あたり、平均約1200万円~約3000万円の収入を得る、と言われています。
それでは上位3位のティックトッカーの収入を見てみましょう。
- 第1位:チャーリー·ダミリオ
- 第2位 ディクシー・ダミリオ
- 第3位 アディソン・レイ・イースターリング
第1位:チャーリー·ダミリオ:推定年収約20億円、フォロワー数約1億3300万人
チャーリー・ダミリオとディクシー・ダミリオは姉妹でティックトッカーとして活躍しています。
簡単な振り付けで、だれでも真似ができるけど格好いい!というダンスが評判で、あっという間に世界のトップティックトッカーとなりました。
ダミリオ姉妹でオリジナル衣料ブランドを開発するなどしており、ティックトックだけではなく、様々な活動を行っています。
第2位 ディクシー・ダミリオ:推定年収11億円、フォロワー数約5700万人
妹チャーリーが先駆者としてティックトッカーとなる中、姉のディクシーも活躍をしています。
ディクシーは、ダンスだけではなくその歌唱力にも定評があり、なんと歌手デビューも果たしています。
第3位 アディソン・レイ・イースターリング:推定年収9億8000万円、フォロワー数約8600万人
ダンス動画で有名になったのち、ティックトッカーとして活躍するほか、コスメブランドを立ち上げたり、各種スポンサー契約をしたりしています。
しかも2021年にはNetflixで女優デビューもしました。
3名で共通していることは、大手企業がスポンサーについているということ、20代という若い世代であることです。
ティックトッカーのユーザーが若者であるという点にスポンサーも注目し、人気のティックトッカーを起用する傾向にあるようです。
また、活躍の場がティックトックだけではない、というのが注目すべき点です。
上位のティックトッカーたちは、自らのスキルを活かして、エンターテイメントの世界で活躍をしているのですね。
以上、ティックトックにおける収入の紹介でした。
ティックトックはほかのSNSに比べて、投稿すればすぐに収入になる、というわけではないようです。
なぜなら、ティックトックは他のサイトに誘導してからアフィリエイトや広告収入を得る形になるので、その分収入が発生しずらいからです。
企業案件を得られるほど知名度上げるには、フォロワー数が増加するなどして、認知度を高める必要があります。
アフィリエイトは条件なくすぐに始められますが、商品が売れなければ動画投稿そのもので収入は得られません。
またアフィリエイトで注意が必要なのは、他のSNSやURLへの誘導のしすぎによる、アカウントブロックです。
ただしその分、有名なティックトッカーになり企業案件を受けたときの報酬は大きいのが魅力です!
私のように、企業のマーケティング担当者も、ティックトッカーに注目をしています!
そのため、多くの人の目にとまるような投稿を、継続する、というのが収入獲得への一歩です。
また、私は特に、ティックトッカーのプロデュース力に注目をしています。
構図としては、ティックトッカーとしての地位を築く→活躍の場が広がり収入が増えたというのみではありません。
どちらかというと、活躍の場が多岐にわたっている→ティックトッカーとしても成功する、という構図だと考えています。
どちらにしても、ティックトックは、多くの企業が注目しているツールです。
ジャンルも様々なので、自分のスキルを活かして、ティックトッカーとして成功する道は誰にでもありますよ。
ぜひ、オリジナリティのある動画を作成し、自分をアピールしてみてください。
ティックトックの人気の理由とは?

そもそもティックトックとは何でしょうか?ティックトックとは、15秒~60秒程度の短い動画を投稿・シェアして楽しむSNSです。
ツイッターの動画版、とも言えます。2021年から、最大3分までの動画をアップロードできるようになりました。
ティックトックは、中国のByteDance社が運営しており、現在、世界中に10億人ほどの利用者がいる一大SNSです。世界的に人気があるということですね。
他のSNSと同じように、好きな動画を「いいね」、「シェア」したり、動画配信者をフォローしたりすることもできます。
ショートムービーの配信、ということに特化しているものの、他のSNSと変わらないような気もしますよね。
それでも、このティックトックが最近特に注目されているなぜでしょうか?その理由は主に3つあります。
- 動画の作成・シェアが簡単にできる
- 動画スタイルが決まっているので投稿しやすい
- 承認欲求が満たされやすい
1.動画の作成・シェアが簡単にできる
ティックトックはアプリに動画編集機能が搭載されているため、動画の撮影、編集、加工が非常に簡単にできます。
YouTubeなどでは、自分自身で動画の編集をしてから投稿する必要がありましたが、ティックトックでは、アプリ内でそれらの作業が完結します。
高度な動画編集技術がなくても、視聴者が楽しめる動画を作成し、投稿できるので、万人受けするわけですね。
ちなみに私は見る専門、でしたが、試しに動画を作成してみました。
動画を撮ったのちに、アプリがそのほかの設定へ誘導してくれるので、初心者でも投稿しやすかったです。
今回、初めてティックトックを使ってみて、かつてTwitterが流行ったときのことを思い出しました。
あの当時はブログからTwitterへの置き換わりだったのですが、一言つぶやく、という手軽さが人気の理由でした。
ユーザーフレンドリー、というのはSNSの利用者を増やすポイントのようですね。
2.動画スタイルが決まっているので投稿しやすい
YouTubeでは、投稿者が工夫を凝らして、他人とは違う発想で様々な動画を投稿していますね。
クリエイティブな発想で人と違うことをするのが、ユーチューバーの成功の秘訣、とも言われています。
ティックトックの動画は、基本的に「曲に合わせて踊ったり動いたりしている動画」とパターンが決まっています。
そのため、自分だけのオリジナルな動画を作る必要はありません。
むしろ、だれかのかっこいい動画を真似して投稿する、ということができます。
曲に合わせて踊ることが好きなのであれば、誰でも投稿に挑戦することができますよね。
また、ティックトックには「お題」を提示し、その課題にチャレンジする、という動画投稿も推奨されています。
自分にネタがなくても、このお題に挑戦すればよいので、何を投稿すればいいのかわからない、ということにはなりません。
ティックトックがユーザーを楽しませる工夫をしている、という感じですね。
3.承認欲求が満たされやすい
ティックトックは、他のSNSと違い、ユーザー同士が反応しやすい仕組みが作られています。
そのため、「いいね」数やフォロワー数を増やしやすい、というのがティックトックの特徴です。
閲覧のみも可能ですが、ユーザー名を登録することで、FacebookやTwitterのように、ユーザー同士でコミュニケーションがとれます。
コロナ禍で、人との接触が限られる中、SNSを通じて人とつながっていたい、と思う若者の心をぐっとつかんだのが人気の秘密ともいえそうです。
その他、検索画面で、楽曲名・ハッシュタグ・ユーザーを入れることで、簡単に自分が見たい動画を探せるのも特徴で、人気の理由になっています。
難しい操作なしで使用できることや、特別な才能や知識がなくても気軽に投稿できるところなど、「誰でも使える」というのがポイントです。
ティックトックとは、ユーザーフレンドリーな動画SNSなのですね。
ティックトックのkとはなに?

さて、これまで、ティックトックの収入についてお話してきました。
ある程度、ティックトックの仕組みが分かったところで、ここからは特有の用語についてご紹介していきます。
さきほど、収入獲得のためにはまずフォロワー数、という風にお伝えしました。
そして、企業案件等を獲得できるようになる最低限のフォロワー数は1000人、でした。
でも実はアプリ上1000、とは表示されません。なぜなら、1000は1kと表示されるからなのです!
では、ティックトックの再生数やフォロワー数の後ろについているkとはなんでしょうか?
このkとは、1000を意味します。キロ(kilo)の略語になります。
英語がわかるあなたは、1000ってサウザンド(Thousand)ではないの?と思われるかもしれません。
このキロは、ギリシャ語で1000を意味する「khilioi」に由来します。
なお、ティックトックで使われる数の単位で、kの上はmです。
これは、100万、英語のミリオン(million)を意味します。
- 「K」 =キロ=1,000
- 「M」=ミリオン=1,000,000
kのあとに0を3つつける、という風に考えるとわかりやすいですよ。
- 1K=1,000
- 10K=10,000
- 100K=100,000
- 1000K=1,000,000
mの場合は、0が6つつくので、以下のようになります。
- 1M=1,000,000
- 10M=10,000,000
- 100M=100,000,000
本などで、ミリオンセラー!というと100万部突破!という意味になるのと同じです。
なお、ティックトックでは滅多に見ませんが、k、m、の他gという単位が使われることがあります。gとは、10億を表すギガ(giga)を意味します。
全世界のユーザーが10億人なので、もしフォロワー数にgがついたら、ほぼ全員にフォローされていることになりますね。
なお、ティックトックの再生回数の表示ですが、同じ人が同じ画面上で繰り返し再生しても再生数は変わりません。
しかし、同じ動画を一回再生して、一度アプリを閉じて、もう一度再生すると、再生回数が増えるようです。
ティックトックで収入を得るには、再生回数を増やす必要があるので、まずは1kを目指す、というのが最初の目標になりますね。
ティックトックのプロモートとはなに?

先ほど、ティックトックの広告についてお話しました。3種類の広告は、あくまで企業が宣伝広告を出したい場合の広告です。
それでは、ユーザーが自分を宣伝したい、というときに利用できるツールはティックトックに存在するのでしょうか?
それが、プロモート機能です。ティックトックのプロモートとは、ティックトックのアプリで使用できる広告ツールです。
プロモートとは、売り込む(promote)という意味です。つまり、宣伝する、ということですね。
このプロモートツールは、他の動画サイトやSNSでも使用されている機能なので、SNS動画通のあなたにはなじみのある言葉かもしれません。
それでは、ティックトックのプロモートツールのメリット、仕組み、費用、注意点をご紹介します。
ティックトックのプロモートツールの仕組みとメリットとは?
プロモートの仕組みは簡単で、以下のようになっています。
①プロモートをアプリで利用する→②あなたの動画が広告として表示される→③あなたの動画の基本情報を追跡できるようになる
このプロモート機能は後程ご説明するように、有料です。
簡単に言うと、お金を払ってティックトックに自分の動画を宣伝してもらう、ということになります。
追跡できる情報は、主に、視聴回数、いいね、コメント、シェア数、ウェブサイトリンク訪問人数、視聴者の年齢と性別です。
これだけの情報が分析できれば、視聴者マーケティングには有効ですね。
このツールを使うメリットとしては、あなたが投稿した動画を宣伝することで、以下のような効果があります。
- より多くのユーザーにあなたの動画を発見してもらえる
- あなたのウェブサイトに誘導することができる
- フォロワーを増やすチャンスができる
ティックトックで収入が得られるようになるほど自分を売り込むためには、このプロモートツールを賢く利用するのが近道のようです。
ティックトックのプロモートツールの費用とは?
このプロモート機能を使うためには、費用がかかります!
プロモートツールの最低利用額は1日、つまり24時間あたり350コインからです。
2022年3月時点で1ティックトックコインは約2円なので、最低700円が必要です。
ティックトックにお金を払って自分を宣伝してもらう、ということになりますね。
そのため、自分で、どれくらいの視聴者に見てもらいたいのかを決めて、予算と配信期間に応じて支払いをする、という仕組みになっています。
支払いはティックトックコインを使います。なお、ティックトックコインとは、ティックトック内のアプリで利用されている硬貨です。
アプリのプロモートツールから、予算と配信期間を設定すると、プロモーションに必要なティックトックコイン数が表示されます。
このコイン数分を購入するためにお金をチャージする、という形になります。
あくまで「コイン数」での表示になるので、価格ではないことに注意が必要です。
たとえば、1000コイン必要であれば約2000円必要になります。
自然にフォロワー数が増えるのが一番ではありますが、一般人が企業案件を得られるようになるのには長い道のりです。
自分のプロデュース力に自信があるのであれば、このプロモートツールを使って一気に自分を売り込む、というのが賢い戦略だと思います。
ティックトックプロモートの注意点とは?
プロモートは誰でもどんな動画でも利用できるわけではありません。
プロモートツールを利用する際には、以下のような制限があるので注意しましょう。
- プロモートに利用できるのはすでに公開している動画のみ
- プロモートできる楽曲には制限がある:オリジナル楽曲、商用目的で使用できる楽曲のみ
- プロモートツールを使えるのは18歳以上のみ
- その他、プロモートに関するティックトックの規定に従うこと
ティックトックのプロモートは、あくまで視聴者を増やし、より多く人に動画を見つけてもらうことを目的としています。
賢く利用して、動画視聴数やフォロワーを増やし、収益につながるといいですね。
ティックトックのibとはなに?

最後にもう一つ、ティックトックでよく使われる単語をご説明します。
ティックトックの動画の説明文には、”ib”+名前、という表示を見かけることがあります。
このibとはなんでしょうか?これはinspired by=〜に影響を受けて、〜着想を得て、という意味です。
言い方を変えると、オリジナルではなくて誰かの真似をしている、ということになるのですが…。
このibとは、ティックトック上のローカルルールというか、マナーとして使用されています。
つまり、ティックトックで、使用を強制されているものではありません。
ibを入れることで、オリジナルの動画を作成した方へ敬意を表したり、感謝の気持ちを表したりすることができます。
また、逆にibをつけずに投稿して、コメント欄にパクリだ!と書かれたり、心無い言葉をかけられたりする場合もあります。
書いておけばそのような反応を受けることもありません。
強制的なルールではないものの、マナーとして守っていきたい慣習です。
エンターテイメントの世界ではよくある話ですが、ファンが増えれば増えるほど、アンチも増えるものです。
自分が炎上することのないよう、誰かの動画からインスピレーションを得たのであればそれを正直に公表するのがいい、ということですね。
お互いを尊重して、気持ちよくSNSを楽しみましょう。
まとめ

- ティックトックとは、企業案件・アフィリエイト・ライブギフティングを通じて収入を得られるSNSである
- 収入を得られるようになるには、フォロワー数、再生回数、再生時間、いいね数、コメント数を増やしていく必要がある
- 世界で高収入を得ているティックトッカーは、ティックトックのみでなく、ファッションやエンターテイメント界でも活躍している
- ティックトックのkとは1000のこと
- ティックトックのプロモートとはお金を払い自分の動画を配信期間・予算を決めて宣伝してもらうツールのこと
- ティックトックのibとは誰かに影響を受けた、という意味のinspired by~のこと
ティックトックには、ほかのSNSと同じ仕組みのものが多いものの、独自のルールや用語があります。
コミュニティガイドラインに詳細が定められていますが、ユーザーみんなが気持ちよく使えるようにルールを守って利用しましょう。
収入を得られるティックトッカーになるためには、フォロワー数を増やすことがまず第一歩です。
ただやみくもに動画をあげるのではなく、企業の人の目にとまりやすいように工夫をして投稿しましょう。
あなたのプロデュース力に注目している企業担当者が必ずいますよ♪
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