みなさん、ラン活をご存知でしょうか。
わが子に合うランドセルを選ぶために早い時期から情報収集し、ランドセルの展示会に足を運び、試着していいものを買う一連の活動のことを言います。

わが子のために、ラン活張り切っちゃおうかしら
今のランドセルには色やデザイン、ブランドが豊富にあります。
そのため、年長の夏からでなく、年中の冬からランドセル探しをするママが増えているほど、選ぶのに時間がかかります。
6年間使うランドセルで失敗したくない!というママはたくさんいますよね。私もその一人です。
しかしネットでは、時間をかけて選んだランドセルなのに、失敗だったり後悔したりという話がたくさん…。
よく見ると、それにはさまざまな理由があるようです
そこで、ラン活で失敗しないためにどこをポイントに選ぶべきなのか、後悔せずいいものを選ぶコツをこれから紹介していきますね。
一緒に後悔しないランドセル探しをしていきましょう!!
ラン活での失敗談

ラン活について詳しく調べようと、検索すると失敗したという口コミがたくさん出てきました。
これから買おうとするママとしては、何としてもラン活で失敗したくないですよね。
そこで、どんな点で失敗や後悔をしてしまったのかを紹介していきます。
- 高価なものを買って後悔
- ランドセルの重さ
- ラン活スケジュールミス
それでは、それぞれのママの声をきいていきましょう!

気合を入れて高いものを買ったのに、子供が丁寧に扱ってくれないわ。
せっかく高級なランドセルを買ったのに、子供の扱いが雑だとストレスに感じてしまいますよね。
6年間使うためにいいものを買ったのに、それがかえってママのストレスになってしまうという悲しい結末もあるようです。
高価なものを買う時は、子供が雑に扱ってもいいと先に割り切ってから買うと、後からイライラせずに済むかもしれませんね。
また、逆にお値打ちな値段のランドセルを買っても、縫い目が雑であったりしてすぐに壊れてしまったと後悔しているママの口コミも見かけました。
雑に扱ってもいいように安いものを買ったら、壊れてしまったとなっては元も子もないですよね。
購入時に縫い目が雑でないか確認したり、縫い目がほどけてしまっても修理してくれる保証が付いているか確認し、購入するのがおすすめです。
また、お次のママはこんなお悩みが。

ランドセルが重くて、毎日の登下校が大変そうだわ。
ランドセルは素材によって重さが異なります。
そして、今の小学生は学校で使うたくさんの教材と、タブレット端末を持って行かなければなりません。
そして私の地域の小学校では、あまり使わない教材でも、学校に置くことを禁止しているようなのです。
金曜日がタブレット端末を持参する日になっているので、帰宅時にはその日の教材とタブレット端末、体操服、上靴を持って帰ってきます。
ランドセル自体が重いとさらに子供の肩に負担がかかりそうですね。
自宅から小学校までの距離も遠ければ、重いランドセルを購入するのは避けたくなりますね。
子供にとって負担のかからないランドセルを選ぶためには、重さやフィット感が大切になります。
抑えるべきポイントをこの後紹介していきますので、参考にして頂き、試着して検討してくださいね。
最後は、ラン活時期を間違えてしまったママの失敗です。

欲しいと思ったランドセルを、買い逃してしまったわ。
欲しい!と思ったランドセルを見つけても、購入時期を逃してしまうと買えないという失敗がありますね。
色やデザインで人気な商品はすぐに売り切れてしまうので、余裕をもってラン活を始めることで失敗も後悔もしなくても済みそうですね。
ラン活のスケジュールについてもこの後詳しく説明しますので、参考にしてください。
先輩ママの失敗談を踏まえて、ここから後悔しないランドセル選びのポイントを紹介していきます!
ラン活で失敗しないためにどう選べばいいのか、いつからラン活を始めるべきか、後悔しないランドセル選びに役立ててくださいね。

ラン活で失敗しないポイント

ここからは、ラン活で後悔しない選び方のポイントを押さえていきましょう。
- 重さ、サイズ
- 色やデザイン
- フィット感
- 価格
では、それぞれのポイントを詳しく紹介していきます。
デザイン
今どきのランドセルは、豊富なカラーバリエーションがあります。
また、シルエットやポケットの部分の形に違いがあったり、刺繍やデコレーションのカスタマイズができるものもあります。
男の子ならば、ランドセルの内側がストライプ柄であったり、龍などのかっこいいエンブレムの刺繍がランドセルの側面に施されているものが多くみられます。
女の子では、ランドセルの内側に花やリボンの柄があるものが多いです。
刺繍は星、ハート、リボンなど可愛らしいものが側面やランドセルの蓋に施されているものがたくさんありました。
わが娘はあまりの刺繍の種類の多さに、どれにしようかニヤニヤしながら迷ってましたよ。
子供にとっては、自分だけのオリジナルのランドセルを選ぶことができるので、ランドセル選びが楽しくなりますね。
女の子は、カラーやデザインを重視し、男の子は収納ポケットの多さやスポーティなデザインを重視する傾向があるようです。
また、6年間使うため高学年になると嗜好が変わってくる子もいますよね。
先輩ママから、刺繍がたくさんついていて可愛らしすぎるものを選んだので、恥ずかしくなっているという口コミがありました。
アニメのキャラクターモチーフのランドセルや、ディズニーやサンリオのキャラクターが施されているランドセルは、もしかしたら高学年になると飽きてしまうかも…。
そのようにならないために、長く使えそうなシンプルな刺繍やデザインを選ぶのも手かもしれません。
しかし、可愛らしいもの、かっこいいものがどうしても欲しいなら、子供の気持ちを優先しましょう。
高学年になって子供が嫌がったときに、柄が見えなくなるランドセルカバーを使うことで恥ずかしさを軽減できます。
必ずしもシンプルなものや飽きのこないものを選ばなければいけないのではなく、子供が使いたいと思えるランドセルを選びたいものですね。
素材
ランドセルは素材によって、重さや耐久性が変わってきます。主なランドセルの素材としては以下に挙げられるものが多いです。
- 人工皮革(クラリーノなど)…軽く、耐久性があり、安価
- コートバン(馬のお尻の皮)…なめらかな手触りで貴重な革、高価
- 牛革(本革)…丈夫でしなやか、高価
人工皮革は牛革に比べて軽く、撥水性も高く、価格も安めになっています。
コートバンは耐久性が強く傷がつきにくいため、価格は高めになっています。
牛革はコートバンと同様に強度があり、本革特有の光沢があるため高級感もあります。そのため、価格は高めになります。
近年では、コートバンや牛革も撥水加工されているものもあるので、手入れは簡単になってきたようです。
実際に展示場などに行って見比べると、より質感の違いがわかるのでおすすめですよ。
人工皮革(クラリーノなど)…900g~1,100g
コートバン(馬のお尻の皮)…1,100~1200g
牛革(本革)…1,200g~1,300g
素材によって重さにそれほど違いはなさそうです。だいたい本1冊分程度の差になりますね。
実際に背負ってみて重いなと感じるならば、重さも考慮に入れて素材を選んでみてはいかがでしょうか。
子供の活動量が多くしっかりしていて丈夫なものがいいのであれば、手入れしやすく丈夫な人工皮革が良さそうですね。
ものを丁寧に扱う練習として、そして一生に一回の買い物だからという思いで購入するならば、高級感のあるコートバンや牛革を選びたいものですね。

機能性
ランドセルの機能は、安全機能がついていたり、大きさにより使いやすさに違いがあるものが存在します。
ランドセルの安全機能のなかで、確認してほしい点が3つあります。
- あらゆる角度についている反射材
- 防犯ブザーを取り付けられるフック
- ぶら下がっているものが不意に巻き込まれたときに外れる、工夫のされたフック
反射材はランドセルの蓋のふちや、側面に付いているものが多いです。
そのおかげで、日が早く落ちる季節でも車や自転車事故を防ぐことができます。
通学路によっては、裏路地を通らなければならない場合もあり、視界が悪い道ではランドセルの反射材の存在が大切になってきますね。
防犯ブザーを取り付けられるフックは、背負うベルトに付いているか、そしてその位置が子供が背負ったときに手が届きやすい位置なのか確認しましょう。
いざという時にさっと使えなければ防犯ブザーを取り付けた意味がありませんので、よくチェックしてくださいね。
ランドセルの側面には、荷物がかけられるフックがあります。
そのフックが丈夫なことも大事ですが、かけている荷物がすれ違った車や自転車に巻き込まれてしまったら大変です。
そのような急な負荷がかかるとフックがランドセルから外れる仕組みがあるものがあります。
この仕組みで巻き込み事故を防ぐことができるなら確認しておきたいですね。
もうひとつランドセルに必要な性能として、ランドセルの容量があります。
- ポケットはあるのか
- A4サイズのものが入れやすいか
- タブレット端末が入るのか
ランドセルには鍵などを入れるファスナー付きのポケットがあります。
そして、マチが伸び縮みするポケットがあったり、教科書を入れる部分のマチが広いものもあります。
A4サイズの教科書やノートの出し入れがしやすく、タブレット端末も楽に収納できるサイズを選ぶことで失敗が防げますね。
タブレット端末専用のケースが付いているものもあるので、端末を傷つけずに持ち運びたいならば付属品にも注目したいですね。
安全機能がしっかりあるのか、大容量の荷物が出し入れしやすい工夫がされているのか、お子さんと一緒に確認してみましょう。
フィット感
ランドセルの重さは素材によって変わってきますが、平均的な重さとしては、約1,000g~1,300gになります。
人口皮革<牛革<コートバンの順で重くてなっていきます。最近では軽量に特化した商品も登場しています。
先日、ニュースで子供の肩こりが問題になっているというのを知りました。
教科書やタブレット端末など持ち物が増えたことで、小学生から肩こりに悩み、酷い子では頭痛に悩む子もいるそうです。
ランドセル自体の重さもありますが、実はしっかりフィットしているかどうかでも、体にかかる負荷が変わってきます。
肩ベルトのカーブや背中部分のクッションがあることで、荷物の重さを分散してくれるようです。
また、肩ベルトがワンタッチで調整できるものだと、背負ったままで調整することが可能になります。
そのおかげで、薄着の夏場と厚着の冬場で変わってくる背負った時の違和感を、子供自身が簡単に調整できるので肩への負担を減らせますね。
夏場の通学は背中が蒸れてしまうことがありますよね。クッションがしっかりしていても通気性が悪ければ嫌がりますよね。
なので、背あてや肩ベルト部分に防水や防カビ加工されているもの、通気性がよい素材になっているのか確認することで1年中快適に通学できそうです。

耐久性
毎日6年間使うものなので、耐久性も気になりますよね。
ランドセルの型崩れを防ぐ構造になっているか、傷みやすい開口部分がしかっり縫い付けられているか、雨の日のために撥水加工されているかを着目してみましょう。
ほとんどのランドセルメーカーでは、在学期間の6年間修理保証がついています。
金具の破損や糸のほつれなどを、メーカーの工場で無料で修理してくれるサービスになります。
メーカーによっては修理期間中に、代替ランドセルの貸し出しをしてくれます。
ただし、修理内容によっては無料の対象外になる場合もあることを理解しておきましょう。
ブランド
ランドセルは大手のものや工房のものなどさまざまなブランドがあります。
その中で今回はラン活するときによく見かけるブランド3つを紹介していきます。
【セイバン】

「姿勢シャキーン!」でおなじみのセイバンです。
子育てしているママがおすすめするマザーズセレクション大賞を受賞するほど、ママの人気は高いです。
男の子、女の子ともにランドセルの色やデザインが豊富で、PUMA(プーマ)やCONVERSE(コンバース)などのブランドとコラボしたものもあります。
姿勢シャキーン!というように姿勢づくりに力を入れており、荷物の負担を軽くし自然な姿勢で楽に背負うことができる工夫がされています。
6年間使える丈夫さも兼ね揃えていることも、人気の秘訣になっています。
価格帯としては4万円から8万円なので、お値打ちなのに体に負担のかからない好みのランドセルが見つかりそうですね。
【フィットちゃん】

フィットちゃんは、国内製造販売本数1位の人気あるランドセルです。
フィットちゃんという名前からして、分厚いクッションで体への負担がかからないランドセルとなってます。
ランドセルのふちが光るタイプのものは、60メートル先からでも反射光がわかるようになっており安全面でしっかりしています。
限定商品ではありますが、好みのランドセルがない場合は、1億通り以上のランドセルオーダーメイドで作ってくれるそうです。
ただし、例年夏ごろには完売してしまうので、欲しい場合は早めに予約することがおすすめです。
価格帯としては4万から8万円なので、セイバンと見比べて好きなデザインを選ぶというができますね。
【池田屋】

設立70年の老舗のブランドメーカーの池田屋も人気です。
シンプルなデザインで高品質でありながら、牛革のランドセルをお値打ちな価格で買えるのが魅力的なブランドです。
保証も破損の理由を問わず無料修理してくれたり、修理不能の際には本体ごと無料交換してくれる充実した内容になっているのは嬉しいですね。
価格帯としても4万~8万円なので、デザインよりも品質を重視したい方の候補になるブランドになりますね。
価格
ランドセルの平均的な価格相場は、4万~5万円になります。
しかし価格にはかなり幅があり、安いものでは3万円から、こだわりのあるランドセルになると10万円以上のものあります。
その中でも一番買われている価格は、5万円台が多いです。
ラン活で失敗しないためにも価格も視野に入れなければなりません。
人工皮革(クラリーノなど)…3万~5万円
コートバン(馬のお尻の皮)…10万円程度
牛革(本革)…6~8万円
素材によって、価格は上記のように異なってきます。あれかれ選んでいるうちにドンドン高いものが欲しくなってきてしまいそうですね。
失敗談にもあったように、高価なものを買っても雑に扱われたり、安いもの買ったために修理が必要になってしまったという後悔をしにため、何をポイントに選ぶのかを子供と一緒に考えていきましょう。
そのため、素材に重点置いて選ぶのか、素材よりもデザインや色に重点を置くのか、品質と価格を見比べて、予算に合うものを選びたいものですね。
ラン活いつから始まるのか

では、一体いつからラン活を始めたらいいのかを紹介していきますね。
ランドセルは大手ブランドメーカーや工房系ブランドメーカーによって予約開始時期が異なるようです。
予約時期に関してはメーカーによって異なるため、それぞれのメーカーのサイトでいつから開始するのかを確認する必要があります。
ただ、大手ブランドメーカーと工房系ブランドメーカーでは大きく異なる点があります。
- 大手ブランド…大量生産可能のため入学直前の3月まで在庫あり
- 工房系ブランド…生産数が限られるため、4月頭で売り切れる場合もあるので早めに資料を取り寄せる
このように、近年はラン活が前倒しされているようなのです!!
年長夏からでは、すでに人気モデルが売り切れている可能性も高いため、やはり年中の冬からのラン活がおすすめですよ。
それでは、失敗しないための具体的なスケジュールを見てみましょう!
1~3月
1月ころからランドセルの情報収集をしながら、カタログを取り寄せて、欲しいランドセルの候補をあげてみましょう。
多くのメーカーでは、2月から翌々年度を対象とした新型モデルのランドセルが発売されています。
3月になると多くのブランドで新作モデルの販売がスタートし、各ブランドの展示会もたくさん開催されるようになります。
ラン活で失敗しないためにも事前にカタログを取り寄せたり、展示会に足を運ぶ必要がありそうですね。
しかし、昨今では展示会の中止も増えているので、それぞれのメーカーの情報を公式サイトや店舗に電話するなどして、しっかり押さえておく必要がありますよ。
また、天然皮革を使ったランドセルは少量生産なので、発売初日に完売してしまうケースもあるようです。
まだ年度が切り替わる前ですが、もしコードバンや牛革を使った高級ランドセルの購入を考えるなら、年明けから情報を集めないと手遅れで後悔してしまう可能性がありますね。
4~7月
4月以降から、どこのメーカーも本格的にランドセルが販売されます。
この時期がラン活全盛の時期になりそうですね。工房系ブランドメーカーでは生産できる数が限られるので4月中に購入することで買い逃したという後悔を防げます。
GW中に購入する人が多いので、GW明けには売り切れてしまうランドセルのモデルが多くでてきます。
GWの休暇期間をうまく活用して、目星のブランドのランドセルを試着するのが大事になります。
また年度によりますが、7月からオーダーメイドのランドセルの受付を終了するメーカーが出始めるようです。
欲しい!と思ったランドセルが見つかったら、そのメーカーの動向をしっかりチェックする必要がありますね。
8月以降
夏休みごろには人気のモデルは売りき切れ、アウトレット商品もでてくるのでお値打ちに購入できる時期になります。
お値打ちに買いたい場合には、この時期まで待って買うのもいいですね。
必ずしも、自分のお目当てのものが買えるというわけではないので、公式サイトや店舗に電話するなどして在庫情報を確認するなど、情報収集を怠らないようにしたいものですね。
ラン活で失敗しないしないためには、いつから予約開始なのか情報取集し、随時メーカーの動向をチェックしていくことで後悔のないラン活が出来そうですね。

まとめ

- ラン活の失敗談は、高価なものを買っても雑に扱われてしまった
- ランドセルが重くて登下校が大変になった
- 欲しいランドセルを買い逃してしまった
- ランドセルの選ぶポイントは、子供が気に入る色やデザインになっているか
- 耐久性があり傷つきにくいものか
- 安全機能がしっかりしているか
- 背負いやすく子供の負担にならずフィットしているか
- 自分の予算と品質は合っているか
- ラン活で失敗しないためには年中の冬から事前準備が必要になる
- それぞれのメーカーの販売時期や展示会情報を収集する
ラン活に失敗や後悔をしたくないママの参考になったでしょうか。
子供に毎日学校へ楽しくいってもらうため、ラン活のスケジュールを考えながら情報収集をし、子供の気に入るランドセルを一緒に選びたいものですね。
そして、失敗しないランドセル選びのポイントを押さえて、後悔しないよう購入しましょう。
一番のポイントは、子供が毎日楽しくランドセルを背負って小学校に行ってくれることでしょう。
そのために、子供が気に入ってくれるランドセルを尊重しながら、ラン活を家族で楽しめるといい思い出になりそうですね。
我が家もこれから始まるラン活を失敗や後悔なく乗り切ります!

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