かかとのガサガサは多くの人が悩んでいますね。私もとくに冬場はガサガサになり、靴下に引っかかることがあります。
幸いお風呂あがりに市販の保湿剤を塗って、靴下を履くとよくなりました。
しかし、もしかかとがひび割れて出血しそうだったり、薬を2週間使い続けてもよくならなかったりする場合は、皮膚科に行くのをおすすめします。
かかとのガサガサをそのままにしておくと、出血やひび割れの痛みで歩くのも辛くなる可能性が…。
さらにかかとの水虫や、まれにタコやウオノメができるので、自分でのケアにも限界があります。
ですので、皮膚科に行くか悩んでいるあなたも、気になる場合は一度診てもらってください。
また、皮膚科を受診することに併せて日頃のケアも大切です。あなたもかかとのガサガサのケアをして、皮膚の状態をよくしましょう!
かかとのガサガサで皮膚科に行く?治らない場合は受診を

かかとのガサガサが治らなくて、困ったことはありませんか?
かかとのガサガサがひび割れて出血しそうな場合や薬を2週間塗ってもよくならない場合は、皮膚科で診てもらったほうがいいです。
なぜなら、かかとがひび割れて出血した場合、ガサガサの状態より治りにくく、薬を塗るとしみるからです。
そこまでひどい状態なら、傷みで歩くのも困難になってしまいます。そうなる前に受診しましょう!
また、薬を塗り始めて2週間経つと効果があらわれ、皮膚の状態が良くなってきます。
しかし、良くなっていなければ薬が合っていないので、薬を変える必要があります。変えてよくならない場合は、もしかしたら水虫の可能性も。
水虫は見た目では分かりにくく、皮膚科の検査で調べてもらうとすぐに分かります。
なので、かかとがひび割れて出血する前や薬を2週間経っても治らない場合に、皮膚科へ行くのがおすすめです。
さらに、かかとのケアを怠った場合、かかとにできることは少ないのですが、タコやウオノメができる可能性もあります。
タコは痛みが少ないですが、ウオノメはひどいと痛みがでて歩きづらくなります。

かかとのガサガサで、こんなことになるなんて・・・
かかとのガサガサは、放っておくと大変なことになるので早く治すほうがいいですね。
しかし、病院にはなるべく行きたくないですよね。私もできるだけ行きたくないのですが、病院に行くメリットはたくさんありますよ!
そこで、皮膚科に行くメリット、デメリットについてお話しするので参考にしてください。
皮膚科へ行くメリット、デメリット
皮膚科に行くか迷う方もいると思うので、これから紹介するメリットとデメリットを参考にしてください。まず皮膚科へ行くメリットについて紹介します。
- 症状にあった薬をもらえる
- 症状にあわせて治療を受けられる
- 検査をして水虫なのか分かる
自分でドラッグストアに薬を買いに行くとどれにするか迷いますが、皮膚科に行くと症状にあった薬を処方してもらえるのがいいですね。
参考に皮膚科で処方されるかかとの薬は、尿素クリーム(ケラチナミン)やサリチル酸ワセリンなどがあります。これらは皮膚のガサガサを改善するための薬になります。
そして水虫の場合は、ラミシール、ニゾラール、マイコスポールなどといった薬が処方されます。これらは水虫に効果のある抗真菌薬になります。
また、医師の診察を受ければ必要な検査や治療が分かるので安心ですね。
水虫の検査も、皮膚の一部を採取するだけで終わり、結果はその場ですぐに分かりますよ。
一方、皮膚科へ行くデメリットもあるので紹介します。
- 病院で診察を待つ必要がある
- 通院が必要な場合がある
- 薬があわない場合がある
皮膚科に行くと治療が続く場合があるので、行く手間や治療代がその分かかります。また、処方薬が効かなかったり、副作用がでたりする可能性もあります。
その場合は薬を変えて効果があるかみることが続くので、すぐに完治とはいかないことも…。
皮膚科に行くメリットとデメリットの両方あるので、行くか迷いますね。
私はガサガサがひどいけれど、ひび割れるほどでないためまずは自分でケアをしてみます。
けれど、もしあなたのかかとの状態がよくなければ、迷わず皮膚科へ行ってくださいね。
そもそも、なぜかかとはガサガサになるのか知っていますか?知っておくと、ガサガサになるのを今より気をつけることができますよ。
かかとがガサガサになる理由
なぜ、かかとがガサガサになりやすいかというと、それは皮膚の構造にあります。
皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層構造でできていて、表皮はさらに4層構造になっており一番外側の層が角質です。
皮膚の表面は、皮脂腺から分泌された皮脂バリアによって覆われ、水分の蒸発がコントロールされています。
しかし、足の裏の皮膚には毛根がありません。そのため、毛根に付属している皮脂腺もなく、水分が蒸発しやすくなっています。
特にかかとは、皮膚の一番外側にある角質層が厚い部位なので、すぐに乾燥してガサガサやひび割れになりやすいのです。
ひび割れた場合、歩行時に痛みを伴うことや、皮膚が硬くなるのが進んで各層が厚くなることがあります。
私もかかとのガサガサになりやすい理由が、足の裏の皮膚に皮脂腺がないからだと知って驚きました。
知ってからは、かかとを保湿するように以前より気をつけています。
ちなみに、かかとがガサガサになる原因には、先ほどでてきた水虫以外に水分不足による乾燥、肌のターンオーバーの乱れ、かかとへの過剰な刺激があります。
かかとのガサガサやひび割れがある場合、まずは保湿剤を試してみてください。
水虫の場合は保湿剤で治りませんが、皮膚の乾燥でガサガサやひび割れが起こっている場合は効果的ですよ。
特に、お風呂上りは皮膚が軟らかくなっていて、保湿剤を塗ると肌に浸透しやすいです。
もし、保湿剤を2週間試しても治らない場合は他の薬に変えるか、先ほど言ったように皮膚科へ行くのがおすすめ!
しかし、薬をただ塗るだけでなく、塗るタイミングやかかとのケアも大切です。そこで、ケアの仕方についても紹介しますね。
かかとのガサガサやひび割れを改善するケアを紹介

皮膚科を受診する前にまず自分でケアをするなら、これから紹介する4つのケアを行い、かかとのガサガサやひび割れを改善してください。
知ってのとおり、かかとのガサガサは皮膚が乾燥した状態です。かかとのひび割れは、かかとの皮膚がさらに乾燥して亀裂した状態になります。
ひび割れが進むと、亀裂が深くなり痛みや出血を伴うこともあります。できれば、そういう状態にはなりたくないですね。
そこで、かかとのガサガサやひび割れのケアを知って、ツルツルのかかとを手に入れましょう。
保湿
自分でできるかかとのガサガサやひび割れのケア方法として、まずはまめに保湿剤を塗ることが大事です。
保湿剤を最低でも2週間、1日2~3回は毎日塗りましょう。通常のかかとのガサガサであればかなりの改善がみられるはずです。
もし、かかとのガサガサやひび割れがひどい場合は、家にあるラップをする方法が簡単でおすすめ。
お風呂に入った後、すぐに保湿剤をかかとに塗りこみ、ラップで巻いて約10分おくと柔らかくなります。
入浴後の皮膚が柔らかくなったタイミングで保湿剤を塗ると、より浸透しますよ。
ちなみにかかとのガサガサの場合は、全身用の保湿剤よりかかとに特化した薬で、尿素やサリチル酸の入ったクリーム、軟膏がおすすめです。
この2つの成分はいずれも角質を分解して、皮膚を滑らかにする効果があります。
かかとのひび割れの場合は、尿素の入ったクリームを塗ると皮膚を柔らかくしてくれます。
皮膚が柔らかくなると、ガサガサがよくなりひび割れがしずらくなりますよ。
スクラブで古い角質を除去する
古い角質が溜まると皮膚が硬くなり、かかとのガサガサやひび割れになりやすいです。そのため、角質を除去できるスクラブを週1~2回使うのがおすすめ。
入浴でかかとをきれいにしてから、スクラブを優しく皮膚をこすります。こすった後は、シャワーでスクラブと古い角質を洗い流します。
古い角質を除去した後は、皮膚が柔らかくなり、保湿剤や薬が皮膚に浸透しやすいですよ。
かかとが硬く厚くなっている場合は削る
かかとのガサガサで硬く厚くなった場合は、角質を削っても大丈夫です。ただし、皮膚を削りすぎて傷つけないようにしてください。
ひび割れの場合は、削った部分からばい菌が侵入する可能性があるので削らない方がいいです。
ひび割れは削ってひどくなる前に、皮膚科で診てもらいましょう。
また、かかとの角質を削るタイミングは、角質が柔らかくなっている入浴後がおすすめ。
削るときに使う軽石や角質用やすりなどは、清潔な状態にしておいてください。削った後の皮膚は、保湿剤を塗るのも忘れずに。
タコやウオノメは症状が軽い場合に自分で削る
かかとにタコやウオノメができることは少ないですが、まれにかかとにできることもあります。
タコやウオノメはひどくなる前だと自分でもケアができるので、その方法を紹介しますね。
角質肥厚が強く分厚くなるのを「タコ」、中心の角質肥厚が強くなり芯がでてくるのが「ウオノメ」といいます。
角質肥厚が強くなると、タコやウオノメが地面に当たって痛みが出る場合があります。
タコやウオノメもかかとのガサガサと同じように、無理に削るとキズになって出血することもあるので、症状が軽い場合のみ自分でケアするのがおすすめです。
ひどい場合は皮膚科に行って処置をしてもらいましょう。
自分でケアする方法は、入浴して足の皮膚を柔らかくした後、軽石やカミソリ、ピンセットなどを使って硬くなった皮膚を取り除きます。
また、角質を柔らかくするサリチル酸配合の市販薬を2~3日塗って、角質を柔らかくしてから取り除くこともできます。
取り除いた後は、保湿剤を塗って皮膚を保護してくださいね。
かかとの状態に合わせてケアをすることで、かかとがガサガサからツルツルに変わりますよ。
そして、ケアには薬を使うことがあるので、かかとのガサガサに効く市販薬のおすすめも紹介します。
かかとのガサガサで市販薬のおすすめを紹介

かかとのガサガサに効く市販薬のおすすめを症状に分けて、3つ紹介します。症状にあわせて薬を使うことで、かかとのガサガサが効いて早く治りますよ。
皮膚科で処方される薬と似たものは、ドラッグストアでも販売されているので、自分で買って使うこともできます。
硬くなっている場合

コーワ ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム
かかとだけでなく、手指のあれ、ひじ、ひざ、くるぶし、乾皮症、さめ肌に使用できます。
尿素が20%配合されており、体の中にある水分を取り込んで、皮膚表面から潤いが飛ぶのを防ぎ、皮膚をみずみずしくしてくれるのです。
ケラチナミンは医薬品で、医薬品医療機器等法に基づき承認を受けていて、特定の症状に対する効能・効果が認められています。
注意としては、医薬品は効果が強いので、15歳未満には使用できません。
かかとだけでなく、ひざやひじなど乾燥しやすいところにも使えていいですね。育児と家事でよく手を洗っていて、手あれに使えるのでおすすめ。
歩くと痛い場合

健栄製薬 白色ワセリンソフト
手足のひび、あかぎれ、皮膚の荒れ、そのほかの皮膚の保護で使用できます。ワセリンは、皮膚の外側に膜を作ることで皮膚を保護し水分の蒸発を防ぎます。
水分を直接与える効果はありませんが、その分皮膚への刺激が少ないため、傷ができていたり、炎症を起こしている場合にも使用できますよ。
また肌に潤いを与える保湿剤を塗った後に、ワセリンを上からかぶせて塗ると乾燥から守ってくれるので併用するのがおすすめ。
赤ちゃんにも使用できるので、肌に優しく皮膚を守ってくれるところがいいですね。病院でも処方されていて、市販だと手軽に買えて効果も変わりません。
ひび割れている場合

池田模範堂 ヒビケアFT軟膏
硬くなった皮膚の治りにくいひび割れに適した薬です。使用できる部位は、ひじ・ひざ・かかとのあれ、ひび、あかぎれ、指先・手のひらのあれ、しもやけ。
割れた皮膚組織に直接働き修復を助ける「アラントイン」と、肌細胞に元気を与え修復を助ける「パンテノール」を配合しています。
この2つのひび修復促進成分が治りにくいひび割れをしっかり修復してくれます。
また「ビタミンA油」が皮膚の代謝を改善して、硬くなった皮膚のあれをなめらかにし、割れにくい状態にするのです。
ひび割れてしまうと治りにくいですが、硬くなった皮膚や割れた皮膚に使えるので効いてくれそうですね。
市販薬はドラッグストアで販売しており、購入しやすいです。買ってすぐに自宅でかかとのガサガサをケアしたい場合に重宝しますよ。
まとめ

- かかとがひび割れて出血などひどい症状の場合は、すぐに皮膚科を受診する
- 皮膚科に行くメリットは、症状にあった薬をもらえる、症状にあわせて治療を受けられる、検査をして水虫なのか分かるなどがある
- 皮膚科に行くデメリットは、病院で診察を待つ必要がある、通院が必要な場合がある、薬があわない場合などがある
- かかとは皮脂腺がなく角質が厚いため、すぐに乾燥してガサガサやひび割れになりやすい
- かかとがガサガサになる原因には、水分不足による乾燥、肌のターンオーバーの乱れ、かかとへの過剰な刺激、水虫がある
- かかとのガサガサやひび割れを改善するケアは4つある
- かかとのガサガサに効く市販薬でおすすめは、「興和」ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム、白色ワセリンソフト、ヒビケアFT軟膏
かかとがガサガサしやすいのは、皮膚の構造が他の部分より乾燥しやすいだからだと分かりましたね。
私もガサガサにならないように、普段からかかとのケアを行っていこうと思います。
皮膚科に行くか悩むところかもしれませんが、症状がひどく気になる場合は早めに受診してくださいね。
かかとのガサガサやひび割れのケアと、必要な場合は皮膚科を受診して、ツルツルのかかとを目指しましょう!
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