かわいそうなほどガサガサした私のかかと。気付いた時にはもう手遅れ状態…。
もうこのまま見て見ぬ振りを続けることはできないので、ガサガサかかとの原因や改善策を調べてみることにしました。
すると、なんとガサガサかかとが原因で悩んでいる女性は、意外と多いことが判明したのです!

言わないだけで、実はみんな悩んでいたのですね…。
考えられる原因の中で多いのは、お肌の乾燥やターンオーバーの乱れです。これは女性に限らず男性でも同様です。
そのため、乾燥しないように保湿をしっかりしたり、生活リズムや食生活を整えることで症状を改善することができます。
このように、多くの女性が密かに悩んでいるガサガサかかとについて、これから詳しく解説していこうと思います。
憧れのツルツルかかとを目指して、一緒にケアを頑張りましょう!
かかとのガサガサが原因で悩む女性は意外と多い!?その原因は?

ストッキングや靴下が、かかとに引っかかったり伝線してしまったりすることはありませんか?
そうなってみて初めて、自分のかかとがガサガサになっているのに気付くことがあります。

ちなみに私は、タイツを履く時にかかとに違和感を感じ、ガサガサに気付きました。
かかとがガサガサになるのは、いわゆる“おばちゃん”だけではありません。
男性女性関係なく、また、若者から年配者まで、誰でもガサガサになる可能性があります。そして、既に悩んでいる人も多いのです。
まずは、どうしてかかとがガサガサになってしまうのか、考えられる原因についてお話ししていきますね。
- 水分不足による乾燥
- 肌のターンオーバーの乱れ
- かかとへの過剰な刺激
- 水虫
かかとは、あまり目に付かない部分なので異変に気付きにくいですし、ケアをするのも忘れてしまいがちですよね。
さらに、見えない部分がゆえに、ガサガサなかかとをそのまま放置してしまうこともあるかもしれません。
しかし、ガサガサのまま放置したり間違ったケアをしてしまうと、症状を悪化させる原因にもなりかねません。
そうならないためにも、しっかりと原因を知り改善していくことが大切なのです!
水分不足による乾燥
かかとは元々、体の中でも特に乾燥しやすい部位です。
足の裏には、汗をかく汗腺があるので一見すると潤っているように思えますが、皮脂を分泌する皮脂腺がないため脂は不足しています。
そのため、かかとを含む足の裏はとても乾燥しやすくなっているのです。
また、季節や生活環境によっても肌は乾燥しやすくなり、悪化してしまうことがあります。
例えば、冬の時期は大気が乾燥しているので、皮膚も乾燥しガサガサになりやすいですよね。
そして、屋外だけでなく屋内でも、暖房の使用などで乾燥しやすくなっているのです。
さらに、床暖やホットカーペット、こたつは暖かい熱が直接肌に触れてしまい、皮膚の水分が奪われやすい環境となっています。
また意外かもしれませんが、夏の時期でも乾燥に注意する必要があるので気を付けてください!

夏はどちらかというと、テカってしまうイメージだけど…?
室内の冷房はもちろんですが、それよりも、素足で過ごすことの方が乾燥に繋がりやすいと言われています。
足の裏が床と直に触れ合うことで生じる摩擦によって、皮膚の水分量が奪われてしまうのです。
そのため、室内の加湿や肌の保湿が必要不可欠なのです。
肌のターンオーバーの乱れ

肌のターンオーバーとは、皮膚の細胞が新しく作られてから、古い角質が排出されるまでの一定のサイクルのことを言います。
生活習慣や加齢、ホルモンの乱れといったさまざまな要因により、全身の血流が悪くなるとターンオーバーが正常に機能せず遅れることがあります。
すると、ターンオーバーの乱れから古い角質が徐々に蓄積されて余分な角質となり、どんどん皮膚が厚くなったり硬くなったりしてしまうのです。

なるほど〜!こうして、ガサガサかかとができてしまうのですね…。
また、角質が溜まって皮膚が厚くなってしまうと、体温の伝導性が落ち、血流が悪くなりやすいです。
体の端の部分にある手足は血流が滞りがちで、特にかかとに角質が溜まると冷えの原因となる可能性があります。
冷え性の人は、体がさらに冷えやすくなってしまうので、注意が必要です!
ちなみに、かかとのガサガサだけでなく、あらゆる肌トラブルのおよそ60%が、表皮のターンオーバーの異常が原因だと考えられています。
それほど、肌のターンオーバーは重要な役割を果たしているのです。血流を悪くしないことがとても大切ですね!
かかとへの過剰な刺激
かかと、ひじ、ひざといった角質が厚くなりやすいところと言うのは、体の中でも圧がかかりやすいところです。
例えば何か動作をする時に、ひじやひざをついたり、服や靴下との摩擦が起こったりしますよね。
皮膚は何か刺激を受けると、その刺激から守ろうと皮膚の厚みを増して固くなる性質があるのです。この皮膚の厚みが、角質層です。
特にかかとは体重を支えるところなので、過度な圧力が掛かっているだけでなく、靴との摩擦も起こります。
そのため、足に合わない靴を長時間履いていると、かかとへの負担が大きく、硬くなったり荒れてしまったりする原因になります。
ここで注意したいのが、合わない靴というのは何もサイズのことだけではありません!クッション性の有無や、ヒールの高さも重要なのです。

かかとのガサガサに、靴も関係しているとは驚きですね!
例えば女性の場合、ヒールが高い靴を履いていると、かかとへ圧力が偏ってしまうため荒れやすいです。
男性の場合だと、ビジネスシューズなどの硬い素材の靴を長時間履くことで、かかとへの負担も大きくなり荒れやすくなります。
ですので、一度自分の履いている靴を見直してみてください。たまには、足に優しい靴を履くことも大切ですよ。
水虫

なかなか症状が改善されない時は、水虫や湿疹といった皮膚疾患が隠れていることもあるので注意が必要です。
水虫とは、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が、手足の皮膚の1番外側にある角質層に入り込んで起こる病気です。
次のうちの1つでも当てはまることがあれば、一度水虫を疑ってみるべきですよ。
- 家族に水虫になっている人がいる
- 足の指に水虫がある、または繰り返し水虫になる
- かかとのガサガサ、ぷつぷつとした皮めくれがなかなか治らない(痒みは無いor軽い)
なんとなく男性がかかるイメージが強いですが、もちろん女性でもかかる可能性はあります。

水虫って足の指の間だけではなくて、かかとにもできるの?
水虫は、かかとだけで発症することはなく、痒みもほとんどありません。
しかし、指の間などにできた水虫を放置してしまうと、角質の奥深くにまで菌が進行し、最後には足の裏全体にまで広がってしまうのです。
かかと水虫は、足の裏全体が粉をふいたような状態になり、ひびやあかぎれとの見た目の区別が難しくなります。
そして、水虫の中でも治療がしにくく、さらに治療が難しい爪水虫(爪白癬)になる可能性もあるので注意が必要なのです。
水虫はしっかりと治すことができる病気なので、きちんと治療を行うことが大切です!
独自の判断でケアを行うのは、症状を悪化させてしまうリスクがあるので、病院で診断してもらうようにしましょう。
少しでも心当たりがあるのであれば、一度病院を受診してみるようにしてくださいね。
かかとがガサガサになる原因は男性も同じ!?改善方法は?

ガサガサかかとになる原因は、男性も女性も関係なく、個人の環境によるものです。
それでは、どうしたらガサガサかかとの症状を改善することができるのでしょうか?改善方法として有効なものはいくつかあります。
- 40°C程度のお湯で入浴や足湯をして温める
- マッサージをして血行を良くする
- 軽石などで古い角質を取り除く
- しっかりと保湿する
- 自分の足にあった靴を履く
- 姿勢を見直す
- 食生活を見直す
- 軽い運動を行う
しっかりと対策を行うためにも、これから詳しく解説してくので参考にしてみてくださいね。
血行を良くしてターンオーバーの乱れを改善する
40℃くらいのお温で入浴や足湯をしましょう。かかとをしっかり温めて、硬くなった角質を柔らかくすることが目的です。

湯船に浸かると体全体が温まるので、冷えやすい足を温めるのには効果抜群ですね!
湯船にゆっくりつかる時間がない場合は、足湯や蒸しタオルで温めるだけでも効果があります!
他のことをしながらでも手軽にできるので、忙しい人におすすめの方法です。
同時にガサガサが気になる部位を軽くマッサージして血行を促すと、肌のターンオーバーの乱れを改善するのに役立ちますよ♪
指で足の甲や裏などのツボを押すのも良いでしょう。ツボの位置が正確に分からなくても、大丈夫です!
いろいろ試しに押してみて、軽い痛みがある部分を数秒間押すだけでも効果が期待できますよ。
軽石などで古い角質を取り除く

古い角質は、皮膚を傷つけないように優しく丁寧に取り除くことが大切です。無理に剥がしたり、ハサミでカットしてはいけません。
- やすりを使用してガリガリと角質を削る
- 皮がベロッと剥がれるような強すぎるピーリング剤の使用
肌の表面にできた固くなった角質部分を削ることは必要ですが、根本的な改善にはなりません。
また、皮をベロッと剥がしてしまうような強すぎるピーリング剤の使用は、使った直後の達成感やなめらかさが楽しくもあり魅力的ではあります。
しかしながら、角質層には肌を外敵から守るという役割もあるのです。
必要以上に角質を削ったり取ったりしてしまうと、必要な皮膚まで剥がされたり薄くなったりしてしまい、傷つけてしまうことになります。
その結果、ケアする前よりも、かかとがガサガサで厚くなってしまう原因になりかねません。
角質を削るのであれば、軽石で表面の引っ掛かりを滑らかに整えるくらいがちょうど良いです。
特に男性の方は、力を入れすぎてしまいがちなので気をつけてくださいね!
皮膚に負荷をかけすぎないピーリングケアで、少しずつ改善していくことが大切ですよ。
さらに、入浴中などかかとが濡れた状態での処理もおすすめできません。
肌が濡れていると滑りやすいので、想像以上に削りすぎてしまい肌を傷めてしまう可能性があります。
しっかり水気を拭き取ってから行うようにしましょう!

ケアしたつもりが悪化は悲しいですね…。やりがちですが、気を付けましょう!
しっかり保湿をする
ガサガサの原因は、毎日の手入れ不足です!
これが例えば顔だったとしたら、どうでしょうか?洗顔をした後は、化粧水や乳液を使ってしっかり保湿をするのが当然となっていますよね。
それとまったく同じで、かかとも乾燥しないようにしっかりとクリームなどを使って保湿ケアすることが重要なのです。

特に、古い角質を取り除いた後はしっかり保湿することが大切ですよ!
保湿クリームには、尿素が含まれているものやシアバター入りのクリーム、ワセリンといった保湿力の高い成分が含まれているものがあります。
尿素が含まれているクリームは、角質を柔らかくする効果が期待できる保湿剤で、皮膚が硬くて分厚くなってしまっているときの使用に適しています。
水虫などの感染や雑菌を予防したい場合は、殺菌作用のあるクリームと保湿用クリームを併用するのがおすすめです。
もし、べたつきがあまり気にならないのであれば、保湿効果のあるオリーブ油や馬油なども使えますよ。
自分の現状や好みに合ったものを探してみてくださいね♪
保湿クリームなどを塗った後は、肌触りの良い綿や絹の靴下を履いて寝ると、さらに保湿効果が高まります。
靴下を履いたまま睡眠するのが嫌な場合でも安心してください!かかとケア用のかかと部分だけの靴下も販売されていますよ。
就寝前にきちんとケアをすれば、翌朝までかかとの潤いをしっかり守ってくれます♪
硬くなってしまった角質を柔らかくすることで、ガサガサが気になる部分がどんどん改善されていきます。
ガサガサになってしまったかかとは、すぐにはツルツルにはなりません。”千里の道も一歩から”と言いますが、毎日の保湿は本当に大切ですよ!

私もお風呂上がりにたっぷりワセリンを塗るようにしたら、かなりマシになってきました!
自分の靴や姿勢を見直す

はじめに、自分に合った靴を履くべきだ、とお話ししたと思います。それに、少し付け加えようと思います。
まず、現在履いている靴をもう一度見直してみましょう。
おしゃれをしない日は、足もゆっくりさせてあげましょう。ぺたんこで足に負担がかからないような靴を履くことも大切ですよ。
また、夏の時期にはサンダルやミュールといったかかとが剥き出しになる靴にも注意してください。
剥き出しのかかとは、冷房などで乾燥しやすくなりますし、冷気によって足が冷えてしまい、乾燥が悪化する恐れがあります。
次に、立ち方や歩き方といった姿勢を見直してみてください。
主に男性に多いようですが、重心が後ろに偏っていませんか?また、腰の反りすぎたり胸を張りすぎたりした状態で歩いていませんか?
かかとへ重心を置いた姿勢や歩き方は、かかとへの過度な圧力が負担となり、かかとの皮膚が荒れてしまう原因になりかねません。
理想的な立ち方としては、お腹にぐっと力を入れて立ちます。そうすると自然と軽く胸を張った状態になります。
それから頭の上をスッと引っ張られているイメージで正面を向いて、顎を少し引きます。
そうすると、横からみた時にすらっと一直線のような、綺麗な立ち姿になりますよ。
重心が体の真ん中にきて、足の裏全体で体を支える形になり、かかとへの負担は軽減されるのです。
姿勢を見直すことは、かかとのケアだけでなく、体の歪みが改善され見た目の印象もぐーんと良くなります!一度試してみてくださいね。

この基本の姿勢は、私がホテル勤務をしていた頃に教わったものです。
産後にかかとがガサガサになる原因は!?

ガサガサかかとに悩んでいる女性で多いのが、産後少し経ってからガサガサが気になりはじめた、と言う意見です。
実は、ガサガサかかとの原因と”産後の女性”とにおいて、直接的な因果関係は確認されていません。
しかしながら、産後のホルモンバランスの影響によって肌の質が悪くなることがあると考えると、まったく無関係ではないと言う意見があります。
産後の女性の疲れやストレスは、ホルモンバランスの乱れや抵抗力の低下につながるので、肌トラブルが生じやすくなっています。
私も3人の出産経験がありあすが、産後は本当にさまざまな症状に悩まされますよね。私も次から次へとトラブルが発生していました(泣)

赤ちゃんのお世話に精一杯で、自分のケアなんて後回しにしてしまいますよね…。
出産を終えると、女性の身体は妊娠中に変化したホルモンバランスを妊娠前の状態に戻そうとします。
すると、妊娠中に分泌されていた女性ホルモンのエストロゲンが一気に減少するのです。
このエストロゲンの量が減少し、ホルモンバランスが変化することによって、産後の体にはさまざまな変化が現れるのです。
カサつく乾燥肌もその一つで、他には敏感肌、黒ずみ、シミといった変化が多いです。
実は、女性ホルモンの働きは妊娠や出産以外にも多くの働きがあります。
- 健康的で潤いのある皮膚や髪の毛の維持
- 骨の量の減少予防
- 筋肉や関節、骨の働きをスムーズにする
- 脳機能の維持
- 精神の安定
女性ホルモンの分泌量は、妊娠前を1とすると妊娠中は10倍~100倍にまで増加する、と言われています。
けれど、出産後はこの女性ホルモンの分泌量が、ほぼ0になる状態にまで急激に減少してしまいます。
そして、この時期のホルモンバランスの不安定さが原因となり、肌質にも大きく影響を与えるようです。
そのため、多くの女性は産後、
- 肌が乾燥して肌荒れしやすくなる
- 肌のシミが濃くなる
- 肌にハリがなくなる
- 白髪が増える
などといった悩みを抱えることになるのです。

ちなみに、私は肌が乾燥しやすくなったのと、白髪が増えました。
しかし、女性ホルモンの急激な変化が原因で起こる、このような体の変化や肌のトラブルは一時的なものだとされています。
生理が再開するとされている産後半年~約1年が経過すれば、子宮が回復します。その時期には体力もしっかりと戻り、体のトラブルも回復していくことが多いです。
そのため、産後にかかとがガサガサしてしまったとしても、ツルツルに戻る可能性がありますよ!
産後、お家にある確率が高い保湿クリームといえば、ワセリンやベビーオイルですよね?この際、赤ちゃんだけでなくママも一緒に使っちゃいましょう♪
諦めてしまわないで、毎日少しずつでもケアしていきましょうね♪
まとめ

- かかとがガサガサになるのは、乾燥や肌のターンオーバーの乱れ、外部からの刺激が原因
- かかとのガサガサがいっこうに改善しない場合、水虫が原因の可能性がある
- 体の血流を良くすることで、肌のターンオーバーの乱れが改善されて肌荒れの改善につながる
- かかとのガサガサは、軽石で軽く削ってから保湿をしっかりと行うことで改善される
- かかとをガサガサから守るために、足に合った靴を履き、姿勢や歩き方に気を付けることが大事
- 産後の女性は、ホルモンバランスの乱れによってかかとがガサガサになりやすい
かかとのガサガサに悩んでいる人は、男性も女性も関係なく、実はたくさんいます。
けれど、諦めずにしっかりとケアを行えば改善されていきます。
例え、年若い女性でも一度かかとがガサガサになってしまったら、すぐに元の状態に戻せるわけではありません。
暖かくなり、サンダルを履くような季節になった時に、慌てて角質を削ったとしてもすぐにまたガサガサに戻ってしまうのです。
今のうちから原因を把握し、しっかりとケアを行って、きれいなツルツルかかとを目指しましょう!

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