あなたは、レギュラーコーヒーよりもインスタントコーヒーの方が美味しい!と感じたことはありますか?
私は以前、インスタントコーヒーよりもレギュラーコーヒーの方が美味しいと思っていました。
ドリップしたコーヒーに敵うわけがない!と思っていたのですね。
しかし、製造方法のこだわりや、味や香りの楽しみ方を知り、インスタントコーヒーを飲むようになると、インスタントコーヒーの方が美味しい!と思うようになりました。
何も言われずに出されたら、インスタントコーヒーなのかレギュラーコーヒーなのか、わからないかもしれません。
そうなんです!インスタントコーヒーもレギュラーコーヒーに負けてはいないのです。
なぜそう言い切れるのか、そして、インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーの違いと種類をお話していきます。
インスタントコーヒーの方が美味しい?

私は、「コーヒーを飲むなら、ドリップでしょ!インスタントなんて手抜きだよ」と言われた経験があります。
確かに、お湯を注ぐだけ、というのは手抜きなのかもしれません。
しかし、近年レギュラーコーヒーよりもインスタントコーヒーの方が美味しい!と思えるほど、品質が良くなってきていてその変化に驚かされます。
ここでは、レギュラーコーヒーとの違いとインスタントコーヒーの方が美味しいと思う理由をお伝えしていきます。
レギュラーコーヒーとの違い
そもそもレギュラーコーヒーとインスタントコーヒーはどう違うのでしょうか?
レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーの違いは製造方法なのですが、レギュラーコーヒーの製造方法の延長でインスタントコーヒーも製造されています。
詳しくは後ほど紹介する記事を読んでいただきたいのですが、簡単に説明すると下記のとおりです。
- コーヒー豆を焙煎
- 豆をブレンド
- ブレンドした豆を挽く(グラインド)
この共通の製造工程の後、インスタントコーヒーは、一度コーヒー液をつくり、その後でさらに加工されています。
「フリーズドライ製法」と、「スプレードライ製法」と呼ばれる2種類の製造方法で、インスタントコーヒーは作らているのです。
詳しくは下の記事をよんでくださいね。
これに対して、レギュラーコーヒーは、飲む直前に豆を自分好みに挽いてから淹れられるので、香りも味もより引き立ちますよね。
ちなみに、この立ち上る香りにはリラックス効果があると言われていますよ。
このような製造工程の違いから、インスタントコーヒーは、レギュラーコーヒーに比べて風味が失われやすいという指摘もあります。
とはいえ、ドリップした時とあまり変わらないのでは?と思えるほどのインスタントコーヒーもありますので、ぜひ探してみてくださいね。
インスタントコーヒーの方が美味しいと思う理由
では、どうしてインスタントコーヒーの方が美味しく感じるのか、その理由を見てみましょう!
- 飲みたい時に飲めるから美味しく感じる
- 簡単に気分に合わせたものを選べる、違いを楽しめる
- えぐみや酸味を感じにくい
私はカフェレストランでの勤務経験から、レギュラーコーヒーの方が間違いなく美味しい!と思っていました。
けれど、インスタントコーヒーは、わざわざドリップしなくても、手軽にコーヒーを飲むことができるので魅力的ですよね。
その魅力にはまってから、インスタントコーヒーを飲む頻度が増えました。飲みたい時に飲めるのも、美味しいと感じるポイントかなと思います。
また、スーパーに行けばUCCやキーコーヒー、ブレンディなど多くのインスタントコーヒーが並んでいます。
インスタントコーヒーは種類が豊富であるからこそ、自分に合ったコーヒーを見つけやすい、とも言えるのです。
また、個包装タイプもありますので、その日の気分で何を飲むかを選ぶこともできますし、コーヒー豆の違いを楽しむことができます。
またコーヒーのえぐみや酸味が苦手、という話もよく耳にします。
コーヒーのえぐみや酸味は、お湯の温度と豆の挽き具合が関係しています。
そのため、レギュラーコーヒーの場合は自分でこれらを調整する必要があります。
そう考えると、インスタントコーヒーには酸味やえぐみの少ないブレンドの商品がありますので、そちらを選んでお湯を注ぐだけですよね。
レギュラーコーヒーのように細かい調整が少なくなりますので、インスタントコーヒーの方が酸味やえぐみが少ないコーヒーも作りやすいです。
また自分の好みでお湯の量を調節できるので、好きな濃さに調節できるのもインスタントコーヒーのメリットのひとつですね。

また、人気のインスタントコーヒーや、美味しい入れ方をまとめた記事はこちらを参照ください。
めちゃくちゃ美味しいインスタントコーヒーはどれ?選び方や入れ方を紹介
インスタントコーヒーの方が種類が多い?

レギュラーコーヒーに比べて、インスタントコーヒーの方が店頭にたくさん商品が並んでいますよね。
気を付けなければ、レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーを間違えてしまいそうになります。
購入時は、必ず、レギュラーなのかインスタントなのかを確認しなければなりませんね。
ここでは、インスタントコーヒーの方が種類が多くて選び方がわからない!というあなたに、選び方をお伝えします。
インスタントコーヒーの選び方
インスタントコーヒーの良さは何と言ってもお湯を注ぐだけという手軽さ、ですよね。
レギュラーコーヒーはドリッパーなどの道具が必要になりますし、豆で購入すれば豆が無くなるまで、そのコーヒーを飲むことになります。
思っていた味と違う、焙煎度合いが合わないなど感じてしまったとき、豆を最後まで使い切るのが辛く感じてしまうかもしれません。
しかし、インスタントコーヒーは、個包装タイプを選ぶことで、様々な種類のコーヒーを手軽に飲むことができますよね。
ミルクや砂糖が調合されているものもあれば、産地だけでなく焙煎度合いの違うコーヒーもあります。
そして、選び方には次の4つの選択肢があります。
- 豆の種類・産地(中南米産・インドネシア産・アフリカ産)
- 焙煎度合いの味の違い(浅煎り・中煎り・深煎り)
- 製法による味の違い(フリーズドライ製法・スプレードライ製法)
- 保管・梱包方法(瓶詰め・個包装)
コーヒーショップではお店独自のブレンド、焙煎度合いがありますが、インスタントコーヒーも同じように種類があります。
豆の種類・産地には、「ブルーマウンテン」が有名な中南米産、「マンデリン」が有名なインドネシア産、「モカ」や「キリマンジャロ」が有名なアフリカ産があります。
いくつか試して、お気に入りを見つけるのも楽しそうですね。
そして、焙煎度合いですが、酸味を楽しむ浅煎り、酸味と苦みのバランスを持つ中煎り、苦みを楽しむ深煎りの3つがあります。
一緒に食べる食事やお菓子に合わせて選ぶのもすすめですよ。
さらに、インスタントコーヒーならではの、風味や香りを残すフリーズドライ製法と、牛乳でも簡単に溶かして飲めるスプレードライ製法がありますよね。
最近では、コーヒーショップでもコーヒー豆の自家焙煎が増えてきました。
上記のような産地にこだわっていたり、焙煎度合いにこだわっていたりとお店に入るだけでコーヒーの香りが漂っています。
インスタントコーヒーでもぜひ同じように、豆や焙煎度合いにこだわってみてはいかがでしょうか。
また、その手軽さを利用してどんなシチュエーションで飲むのかをイメージしてみましょう。
どのような場所で飲むかによって、保管状況も変わりますよね。
家で保管する場合は瓶でもよいかと思いますが、自分の好きなスティックタイプのインスタントコーヒーを職場などで持っておくのもいいですよね。
カフェラテやカプチーノを飲みたいけど、道具をそろえるのは大変!と思うのなら、スティックタイプが良いと思います。
砂糖やクリーミングパウダーも調合されているので、お湯とカップさえあればどこでもカフェ気分が味わえます。
私は必ず、職場に置いています。休憩時間に手軽にカフェ気分が味わえますので楽しいですよ。
また、先日ピクニックでママ友がみなに配ってくれて、公園で美味しいひとときを共有できました。そんな使い方もいいですね。

インスタントコーヒーの方がカフェインが多い?

「インスタントコーヒーの方がドリップコーヒーに比べて、カフェインが多く入っている」と、聞いたことはありませんか?
私は片頭痛持ちなのですが、病院で「カフェインは摂りすぎないように」とは言われても、「インスタントコーヒーを飲んではいけない」と言われたことはありません。
結論から言うと、インスタントコーヒーの方がドリップコーヒーに比べ、カフェインが含まれる量は少ないと言われています。
ここでは、ドリップコーヒーとインスタントコーヒーのカフェイン含有量の比較、そして、カフェインが身体にもたらす影響をお話していきます。
カフェイン含有量の比較
先程お話ししたように、実はドリップコーヒーの方がインスタントコーヒーよりもカフェインを多く含んでいます。
ブレンディでお馴染みのAGF公式サイトを参考に見ていきましょう。
100mlあたりの カフェイン含有量 | 備考 | |
ドリップコーヒー | 60㎎ | コーヒー豆の粉末10gを熱湯150mlで浸出 |
インスタントコーヒー | 60㎎ | インスタントコーヒー粉末2gを熱湯140mlに溶かす |
より分かりやすく説明しますね。
上記の表では、一見カフェインの含有量が一緒なのですが、よく見ると備考欄のお湯の量が違いますね!
そのため、同じ150mlのコーヒーで換算すると、インスタントコーヒーの方が若干ですがカフェインの含有量が少なくなります。
ただし、これは、インスタントコーヒーを2g程度(ティースプーン1杯)とした場合です。
インスタントコーヒーは、粉の量で自分の好みの濃さを作れるのもいいところですよね。
それはつまり、インスタントコーヒーは自分でカフェインの摂取量が調整できるということにもなります。
眠気覚ましに濃いブラックをいれたり、のどが渇いたときに薄めのアイスコーヒーを作ってゴクゴク飲んだり。
これに対して、レギュラーコーヒーのカフェイン量を調整することは簡単ではありません。
そもそもカフェイン含有量は、コーヒー粉がお湯に触れる時間(抽出時間)と粉量が関係しており、どちらも多くなればカフェイン量も増えます。
また、苦みは豆のロースト具合で変わってくるので、苦み=カフェインが多いという訳でもありません。
そのため、たとえアメリカンのような薄めのコーヒーの場合でも、必ずしもカフェイン量が少ないというわけではないのです。
そう考えると、インスタントコーヒーは使用するコーヒー粉の量を調整するだけでカフェイン量も調整できるのため、魅力が一つ増したように感じますね♪
カフェインが身体にもたらす効果
様々な研究の成果から、健康的な成人が毎日4~5杯のコーヒーを飲むことは身体によいとされています。
逆に、療養中の方や、妊娠中の場合は控えるように言われてます。
それでは、カフェインにはどのような効果があるのでしょうか。
- ダイエット効果
- むくみ解消効果
- 集中力を高める効果
上記3点をあげました。コーヒーを飲む場合は、砂糖や牛乳を入れずブラックで飲む方がカフェインの効果が高くなります。
まず、1つ目のダイエット効果ですが、カフェインにはリパーゼという脂肪分解を促進する作用があります。
そして、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸も、同じく脂肪分解を促進するのでダイエット効果があると言われています。
ダイエット効果を望む場合は、運動する15分から30分前にコーヒーを飲んでおくと脂肪の代謝が高まりやすくなりますよ。
2つ目のむくみ解消効果ですが、カフェインによる利尿作用が体内の不要な水分を排出します。それにより、むくみ解消が望めるということですね。
3つ目の集中力を高める効果ですが、カフェインには脳をリフレッシュさせ、眠気を覚まし、身体に指令を送る中枢神経を興奮させる作用があります。
つまり、やる気を引き起こしてくれるということですね。
私も学生時代に行っていたのですが、お昼ご飯を食べた後は眠くなって授業が辛かったことが多々ありました。
そのような時は、昼食後コーヒーを飲んで、15分ほど昼寝をしていました。
ポイントは、机に突っ伏して寝る、15分から20分程度の睡眠に留めるということです。
横になったり、長い時間を寝てしまうと、脳が深い睡眠をとろうとしてしまい、コーヒーの効果が発揮できませんので気を付けてくださいね。
最後に、コーヒーの飲みすぎ、つまり、カフェインの過剰摂取は心身に悪影響だとされています。
説明したように、カフェインには脳を覚醒させる働きがありますので、飲む時間帯によっては夜の睡眠の質を阻害してしまう可能性もあります。
遅い時間にコーヒーを飲む場合は、ブラックで飲まずに、牛乳を加えたり、薄くしたりして飲むようにしてくださいね。
↓美味しいインスタントコーヒーのまとめはこちらから
めちゃくちゃ美味しいインスタントコーヒーはどれ?選び方や入れ方を紹介
まとめ

- レギュラーコーヒーの方が美味しいという意見もあるが、インスタントコーヒーも劣らず美味しい
- インスタントコーヒーの方が美味しいと感じる理由は、えぐみや酸味を感じないから
- インスタントコーヒーの方が種類が多い
- インスタントコーヒーの選び方は、豆の種類、焙煎度合い、製法、保管梱包方法の4種類
- インスタントコーヒーの方がカフェイン含有量は低い
- カフェインがもたらす効果には、ダイエット効果、むくみ解消効果、集中力を高める効果がある
私も最初はレギュラーコーヒーの方が美味しい!と思っていました。しかし、インスタントコーヒーを飲むようになってから、使い勝手がよく助かっています。
加えて、レギュラーコーヒーで感じていたえぐみや酸味をインスタントコーヒーでは感じません。
そのため、今では、インスタントコーヒーの方が美味しいのではないか?と思っているほどです。
カフェインはレギュラーコーヒーにもインスタントコーヒーにも含まれます。
過剰摂取は危険ですが、適度に摂取することで嬉しい効果も実感できますよ。
ぜひ、インスタントコーヒーも生活に取り入れてみてくださいね。
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