子育てママ必見!干し芋の白い粉の正体はなに?秘密を暴く

子育てママ必見!干し芋の白い粉の正体はなに?秘密を暴く

暮らし
あーさん
あーさん

干し芋を食べるとき、あれ?と思ったことはありませんか?表面に付着する白い粉、これは何だろう、カビじゃないよね?と。

私にとって干し芋は、幼少期のおやつでした。

実家では、干し芋のほか、干し柿も作っていて、その表面には、白い粉がついていました。

小さい頃は気にしませんでしたが、大人になってから、あれってカビなんじゃ?と正体を疑ったことがあります。

そこで、この白い粉はなんだろう、と正体を調べてみました。

すると、干し芋の白い粉の正体は、干し芋の糖分だったのです。

今日は、子育てママ必見の、干し芋の魅力を少しでも知ってもらいたいと思います。

あーさん
あーさん

え⁉その前に、干し芋の白い粉の正体を知りたい?あれが怖くて食べられそうにない?
では、まずは、そこからお話ししていきましょう。

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干し芋の表面にある白い粉の正体は?

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干し芋の表面には、白い粉のようなものがびっしりと付着していますね。

製造してすぐの干し芋でない限り、この白い粉が付着していない干し芋を探すのは、大変かもしれません。

そうすると、この白い粉が何なのかがわからないと、食べられませんし、子供にも食べさせられませんよね。

「カビじゃないの⁉」という心配の声も聞こえてきそうです。

しかし、実はこの白い粉、付着物の正体はサツマイモの糖分なのです。この糖分が、少しずつ表面に出てきているのですね。

実は私も、カビと間違えて捨ててしまったことがあります。そもそも、そのような状態で販売されているわけがないのですが。

そもそも白カビだとしたら、綿毛のようなふわふわしたものが付着していますよね。これがわからずに、私は捨ててしまったのです。

実際、触ってみても、さらさらしていますので、カビではないことがわかります。せっかくなので、ちょっとなめてみましょう。ね、甘いでしょ?

白い粉の正体は、正式には麦芽糖(マルトース)と呼ばれる糖分の結晶です。「麦芽糖」と聞いて、ピン!ときた方、いますよね。

え⁉麦芽糖ってビールの原料でしょ?同じなの?

そうです、麦からとれる麦芽糖をアルコール発酵させたものがビールですね。麦芽糖は、その名の通り、麦や、イモ類などの穀類から得られる糖分です。

つまり、干し芋が甘いのは、この白い粉の正体である麦芽糖のおかげ、というわけです。

さらに、麦芽糖は、消化・吸収が緩やかであるため、腹持ちの良い糖質でもあります。血糖値の上昇も緩やかですよ。

糖質と聞くと、「糖質カット」というキーワードを連想するため、「よくないもの」というイメージがあるかもしれませんが、体のエネルギーとなる大事な栄養素です。

糖質は、摂りすぎてしまうと、糖尿病の原因になりますが、摂らないままでいても、低血糖を引き起こしてしまいます。摂り方が大切なのですね。

また、干し芋に含まれる食物繊維は咀嚼回数を増やし、満腹中枢を刺激するため、少量で満足できるという効果があります。そのため、糖質がある食べ物でも、食べ過ぎを防ぐことができますね。

私は妊娠中、食べ悪阻が酷かったのでドライフルーツを勧められましたが、苦手だったこともあり、干し芋を食べていました。

しっかり噛むため、少量で満足できる上に、腹持ちが良いので、食べすぎることもなく、間食として効果絶大でした。

あーさん
あーさん

干し芋は、体に必要なエネルギーをつくる、糖類と、便秘改善の食物繊維が豊富なんですね!

本当に便秘もなく、むくみもあまりなく、妊婦検診時は褒められました。体重増加は怒られましたけども…。

さて、干し芋について少しわかってきましたね。では食べてみましょう!!

まだ、食べられない?それなら、ドライフルーツなら食べられるよ!という方、今まさに、食べようとしているドライフルーツの表面を、じっくりと観察してみましょう。

そのドライフルーツにも白い粉、付着していませんか。そう、これも同じように糖分が表面に出てきているのです。

果物や、サツマイモなどを乾燥させることで、そのものに含まれていた水分がなくなり、糖分が結晶化し表面に出てきている現象なのですね。

干し芋の白い粉が硬い?子供にあげるのはいつから?

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干し芋の白い粉が、麦芽糖という糖分であることがわかりましたね。そして干し芋は食物繊維も多く、麦芽糖も腹持ちがいいので、子供のおやつにピッタリです。

そう思ったときに、表面の白い粉が硬い、と思いったことはありませんか?白い粉が硬いのか、その硬さで、子供に与えてよいものか、わかりませんよね。

では、いつから子供に食べさせることができるのでしょうか。と、その前に子供に食べさせて良いものなのでしょうか。

結論から言いますと、干し芋自体は離乳食の頃から子供に与えることができますが、その時期によって与え方は工夫が必要です。

それでは、具体的な与え方や、干し芋に含まれる子供に嬉しい栄養素などを見ていきましょう!


干し芋は離乳食から与えらえる!

私は子供が離乳食を開始し、サツマイモが食べられるようになると、干し芋も利用しました。

  • 7ヶ月頃(離乳食初期)…お湯で柔らかくしてペースト状に
  • 9ヶ月頃(離乳食中期)…お湯で柔らかくして細かく切る
  • 1歳頃(離乳食後期)…スティック状にしてそのまま与える
  • 4歳…割いて与えるか、柔らかければそのまま与える

7ヶ月頃の離乳食初期は、干し芋をお湯で柔らかくして、ペーストにして与えました。これは、サツマイモも同様です。

9~10ヶ月頃になると、歯が生え始め、サツマイモの形を残して食べさせることが可能になります。

ですが小さく切るのが難しかったため、それこそ、干し芋の出番だ!とばかりに、細かく切って、柔らかくして食べさせました。

どの段階でも、のどに詰まらないようにしっかりと注意しながら与えることが大切ですね。

1歳近くになり、ある程度噛めるようになってくると、細く長く切ったものを自分で持たせて食べさせました。

スティック状のものを自分で持って食べる、ということが食べる楽しみに繋がり、咀嚼の練習にもなります。

硬い干し芋は、4歳になった今でも、小さく割いて食べさせていますが、柔らかいものであれば、そのまま渡して、自分で割きながら食べさせています。

栄養もあるのですが、甘いので、子供もついつい食べ過ぎてしまいます。与えすぎないように親が気を付けてあげるといいですね。

干し芋は無添加で栄養たっぷり

干し芋とは、サツマイモを茹でで(蒸して)、天日干し(乾燥)させたものです。

つまり、干し芋は、サツマイモを蒸して、干しただけですので、砂糖不使用で、無添加、自然の甘味だけの食品なのです。

古来は、カチカチに固くなるまでしっかりと干していましたので、余分な水分がとび、保存がきき、非常時の食事として重宝されていました。

白い粉は、しっかりと乾燥させることによって出てきているだけなので、干し芋が硬いのは白い粉が硬いのではなく、干し芋自体が硬くなっているという状態なのです。

逆に干し芋の水分が残ったしっとりした状態、つまり、柔らかい干し芋だと白い粉は出てきません。

また、干し芋は無添加なだけではなく、サツマイモの栄養もたっぷり含んでいます。

むくみ予防になるカリウム、老化防止のビタミンE、疲労回復のB1、風邪などへの抵抗力を高めるCも豊富です。

ビタミンCは熱に弱い、とされていますが、干し芋にすることで、でんぷんがコーティングの役割を果たすため破壊されにくくなります。

おやつの食べ過ぎが気になるママも、これなら罪悪感なくあげられそうですね♪

ただし、身体によいからと食べ過ぎるとお腹が緩んでしまったり、糖質の摂り過ぎなったりもするため、あげ過ぎには注意です。

干し芋は子供の虫歯対策にもなる

麦芽糖と砂糖は、同じ二糖類に分類されます。甘いものを与えると、虫歯になってしまうのでは?と思われる方がいると思います。

砂糖は、ショ糖とも言い、飴やグミ、キャラメルなど時間をかけて食べるお菓子に良く含まれています。ショ糖は消化・吸収が早いため、物足りなさを感じてしまい、いくつも食べてしまいます。

長時間にわたり、口の中にショ糖を摂取すると、虫歯になる確率も高くなってしまいますよね。

しかし干し芋は、飴やキャラメルのように長時間口の中に残るものではありませんし、大量に食べるものでもありません。ですので、虫歯になる確率は下がると言われています。

虫歯の面から考えても、お菓子を食べすぎてしまうお子さんに干し芋という間食はちょうどいいかもしれませんね。

お菓子食べたい子ちゃん

干し芋の白い粉の作り方

粉吹き干し芋

秋になると、私は子供と芋掘りに行きます。毎回大量のサツマイモを前に、「何を作ろう…。」と途方に暮れるのですが、今回は、干し芋を作ってみようと思います。

製造方法は、先ほど紹介しました。干し芋は作れるけど、白い粉まで作れるのか?と思うところですね。
ですので、干し芋と白い粉の作り方、そして、その場合の保存方法を紹介します。

家で天日干しはできるの?

製造方法で、干し芋はサツマイモを蒸して天日干ししたものと紹介しましたね。家で作ってみよう!となった時、簡単にできるでしょうか。

天日干しは、風通しの良いところで晴天の日に3日以上は干しておくことが条件となります。

そのため、雨が降ったり日が沈めば、室内へ移動させます。出しっぱなし、というのができません。

シフト制のお仕事や、在宅でお仕事をされている方でも、常に天気に気を配っておかなければならないので、簡単なことではないと思います。

あーさん
あーさん

天日干しができたら一番いいのですが、なかなか難しいですよね。

仕事柄マンションのバルコニーを訪れることがありますが、わざわざバルコニーで天日干しをしているご家庭を見たことはありません。

それなら、家の中で干すのはどうでしょうか?実家では、干し柿を、日当たりの良い室内につるしていました。

天気の良いときは、窓を開けて、外気にも触れさせています。干し芋も同様にできますよ。ですが、干し柿と違うのは、吊るして干すことができないということです。

家で天日干しをする方法
  1. 盆ざるや干し網などを、日当たりが良く湿気の影響を受けにくい場所に置き、蒸してスライスしたさつま芋を1枚ずつ重ならないように並べる
  2. 1日1回必ず裏返す
  3. 数日間2の作業を行い、好みの柔らかさになったら完成

家の中に広いスペースがあったり、じっくり何かを作るのが好きな場合は室内で干してみるのもいいなと思います!

一方で、もし頻繁にやらないのであれば、天日干し用の専用ネットなどを「わざわざ買うのもね…。」とも思いますよね。

また、干し柿もあまり見なくなりましたよね。景観や、鳥の被害などがあるため、管理組合で禁止されているところもあるようです。

このように総合的に見てみると、やはり家での「天日干し」は大変そうです。

あーさん
あーさん

ということで、私も家で干し芋と白い粉の簡単な作り方を知りたい!と思いましたので、調べてみました。

オーブンを使った作り方

まずは、蒸し芋を作りましょう。蒸し芋だけは、私は鍋で作ります。スチーマー、蒸し器を使用するとやりやすいです。

電子レンジでも蒸し芋を作ることは可能なのですが、中まで火が通ったかの確認が難しいことと、ラップをはがす時の火傷が怖いので、鍋で蒸しています。

スチーマー、蒸し器

蒸し上がったら皮を剝き、スライスしましょう。厚さは1センチほどでしょうか。出来上がりは水分が飛んで、薄くなりますので、食感が楽しむためにも、薄く切りすぎないよう、注意してくださいね。

さて、切り終えましたら、クッキングシートを敷いた天板に1枚ずつ重ならないよう並べてください。
この段階で、オーブンは100℃に予熱をお願いします。

まずは片面を1時間、100℃で加熱します。その後、裏返して同じく1時間。

これで、好みの硬さ、干し具合であれば完成です。まだかな?という場合は、追加で加熱してみましょう。触るときは、絶対に粗熱をとってからにしてくださいね!

これで完成です!出来立てを食べてもよし、数日置いて、白い粉を表面に発生させてもいいですね。

完成後も、水分が蒸発していきます。お話ししているように、白い粉は干し芋の糖分ですので少しずつ表面に現れてきますよ。

白カビとの違いは、前にお話ししましたので、見誤らないように注意してくださいね。

干し芋の保存方法

さて、干し芋とその白い粉まで手作りできることがわかりましたね。せっかく作った干し芋は、どうやって保存するとよいのでしょうか。

保存方法ですが、可能ならば1枚ずつラップなどで包み、冷蔵庫で保存しましょう。

空気に触れる時間が長ければ長いほど、乾燥が進んでしまいますので、固くなってしまいます。ですので、ジプロックなどの密閉できるものに入れて保存しましょう。

冷蔵庫で保存したとしても、賞味期限は3か月程度が目安です。

長期保存をする場合は、冷凍庫がおすすめです。先ほどと同様に、空気に触れないよう、ラップに包みましょう。

1枚ずつが理想ですが、難しい場合は干し芋が重ならないようにしてあげてくださいね。保存期間は、半年程度を目安としましょう。

冷凍した場合は、冷蔵庫で時間をかけて解凍しましょう。

急激に温めて解凍を行うと、固くなってしまい、せっかくの干し芋のおいしさが損なわれてしまいます。気を付けてくださいね。

保存は少し手間でもしっかり行う方がおすすめですよ。保存方法が悪いと、白カビだけでなく、青カビや、赤茶色のカビを発生させてしまいます。

そうなると、もう食べることができなくなってしまい悲しいですよね。せっかく手作りした干し芋を、最後まで美味しく食べていきましょう!

干し芋と食育の関係

ごはん大好き子ちゃん

ここまでお話した内容で、干し芋が食育にもいいポイントをまとめました。

干し芋が食育にもいい理由
  • サツマイモそのものなので無添加
  • 食物繊維が豊富で少量でも満たされる
  • よく噛むので咀嚼の練習にもなる
  • カリウム、ビタミンB1、E、Cなど栄養が豊富
  • 子どもと一緒に作れば、食の興味にもつながる
  • 自然な甘みなため舌の教育にもなる

干し芋の白い粉の正体が砂糖とは違う成分であり、それがお腹を満たしやすく、血糖値の上昇も穏やかなことがわかりましたね。

私の母が、グミやキャラメルを余り与えなかったのはそういう理由だったからなのですね。食べるなら、果物にして!とよく言っていました。

添加物が子供の体に与える害にも不安がありますよね。私自身も一度、身体を壊したことがあります。それ以来、添加物を避けるようになりました。

全てを避けることは難しいかもしれませんが、少量でも減らすことで体調を整えることはできます。そんなときにも干し芋は助けてくれそうですね。

自分の身体をつくるのは、自分が口にしたものです。

子供のおやつももちろんですが、自分の体になかなか気を遣う時間がないママや、産後ダイエットにも干し芋はおすすめですよ。

私が母親となって思うことは、母同様に、お菓子もいいけれどできれば身体によいものを食べさせてあげたい、ということです。

甘いものが溢れていますが、砂糖を摂りすぎるとシュガーハイなど、情緒が不安定になることにもつながると言われています。

自然な甘みに舌をならす意味でも、干し芋はいい役割を果たしてくれそうです。

ですが、何事も適当であることが大事ですね。今は、食品に含まれる栄養や、摂り方、使い方の情報が溢れています。

「添加物を避けて、体に良いものを…。」と思っていても、全てを行うことは難しいですよね。考えすぎて、お母さんが疲れてしまっては意味がありません。

私もフルタイムで働いていますので、全てを完璧に行うことはできません。

ですので、できる方法を子供の成長に合わせて、子供と一緒に、楽しく、食育にも活かしていけたらいいなと思います。

まとめ

  • 干し芋の白い粉の正体は、麦芽糖という糖分である
  • 干し芋の白い粉が硬いのではなく、白い粉が発生する過程で、干し芋自体が硬くなっている
  • 干し芋は、サツマイモを蒸して干しただけの無添加の食品
  • 栄養も豊富で、子供に与えることもできる
  • 干し芋は虫歯になりにくく、無添加で栄養も豊富、食べすぎを防ぐなど、子供のおやつにもぴったり
  • 子供への与え方は、月齢に合わせ、食べさせ方を変える
  • 干し芋は家庭でもオーブンを使い、作ることができる
  • 保存を徹底することで、長期保存が可能となる
  • 干し芋は添加物が少ない、自然な甘みなど、食育にも適している

干し芋の白い粉の正体は、麦芽糖という、以外にも身近な成分でしたね。

カビかなと不安だったあなたも、正体が分かれば安心して食べられますね♪

干し芋は、昔の食べ物、古いおやつ、というイメージもあるかと思います。

ですが、古来から、食べられてきた食品である、ということは、やはり何らかのメリットがあって残っているもの、と考えることもできます。

そういった食品を取り入れながら、無理せず、身体を労ってあげたいですね。

食育の観点から、例えば、一緒に干し芋を作ってみるなど、楽しんで取り入れてみてはいかがでしょうか?お芋掘りからやってみても楽しいですよ。




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